Jane Eyre (Oxford Bookworms Library, Stage 6) Oxford Univ Pr (Sd) このアイテムの詳細を見る |
情報
作者Charlotte Bronte
ジャンル:ヒューマン、恋愛、古典
YL:5.5
語数:31360語
おすすめ度:
ストーリー
両親がなくなり、おばのMrs Reedの家で暮らしている10歳のJane Eyre。しかし、おばはJaneに冷たく、3人のいとこ達も意地悪だ。Janeはいつも孤独・・・。Janeの面倒を見切れなくなったおばは、彼女をLowood Schoolへ行かせることにした。貧しい子や親のいない子供が通うチャリティーの学校だ。
悪夢のようなReed家から離れることはできたものの、Lowood Schoolの規則は厳しく、食事も粗末なもので、決していい生活とは言えなかった。でも唯一、Helenという女の子と仲良くなることができた。初めての友達。しかし、Helenにはある過酷な運命が・・・。
感想
Princess Diaries 4('09/9/11)でMiaのおばあちゃんが男女関係の在り方を学びなさいと言っていた本『Jane Eyre』。簡約版です。
読み終えて、かなりの大作を読んだ気分になりました。前半の不幸な子供時代、後半の大人になってからのラブストーリーと、Janeの波乱の人生がぎっしりと詰まっている感じです。Janeは本当にまっとうな子です。何も特別じゃなくて、悲しんだり、動揺したり、悔しがったり、歓喜したり・・・でも決して流されたりせず。どんな境遇でも間違った選択はしない強さや聡明さもあります。素直なところが魅力的です。後半大人になってからの話のほうが長いのですが、不思議な縁や運命のめぐりあわせから目が離せません。そういったことが、一人称で書かれてあって、日記を読んでいるような感覚なのもいいです。
今回の抜粋(17ページ)
Life is too short to continue hating anyone for a long time. We all have faults, but the time will come soon when we die, when our wickedness will pass away with our bodies, leaving only the pure flame of the spirits. That's why I never think of revenge, I never consider life unfair. I live in calm, looking forward to the end.
Helenが言った言葉。聖書を読んでの言葉なんでしょうか?子供が言ったとは思えないほどドキッとする言葉です。その後のHelenの運命を考えれば納得ですが。
使えそうな表現(97ページ)
You will never be sad or lonely as long as I live.
ラストのほうでJaneがとある人に向かって言った言葉。心強い言葉。
子供時代、冷たいおばに向かって言ったのは
I will never call you aunt again as long as I live.。
「Jane Eyre」はPGR版を読みましたが、Level3だったのもあって、少し未消化な感じだったんですよね。OBW版の方がYL高めな分、しっかり原作の雰囲気を味わえそうですね。
Helenの言葉、重みがあります。
PGR3にも「Jane Eyre」あるんですね。全然チェックせずに購入しました。原作がどのくらいのボリュームなのか分からないのですが、これは3万語位あるので結構読み応えがあってよかったですよ。文章もそれほど難しくは感じませんでしたし、上記の抜粋くらいのレベルです。機会がればOBW版、おススメです☆