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Pride and Prejudice(OBW6)

2010年12月04日 | ★YL5
Pride and Prejudice: 2500 Headwords (Oxford Bookworms Library)
情報
作者:Jane Austen
ジャンル:古典
種類:ペーパーバック、GR
YL:5.0
ページ数:104ページ
語数:29455語
お気に入り度:☆☆☆☆
Clare West
Oxford University Press

感想にネタばれあり。

ストーリー
Bennet家の隣家に資産家の独身男性、Mr.Bingleyが引っ越してくると聞いたMrs.Bennetは、5人の娘の誰かと結婚するかもしれないと大喜び。Bennet一家は舞踏会で彼らに会うことになった。
Mr.Bingleyと一緒に来ていたのは彼の2人の姉妹と、友人でこれまた資産家のMr.DarcyMr.Bingleyはとても感じのいい礼儀正しい青年であるのに対し、友人のMr.Darcyは誰ともダンスを踊っていない次女Elizabeth Bennetを誘いもしないどころか、失礼な態度に終始。最悪の印象だった。
一方、Mr.Darcyは初めはそうでもなかったが、徐々にElizabethの聡明さと美しさに惹かれるようになっていた。
やがて、ハンサムな将校Mr.Wickhamと知り合いになったElizabethMrWickhamからMr.Darcyから受けたひどい仕打ちを聞くことになる。その後、姉のJaneといい関係を築いていたMr.Bingleyとの仲を裂いたのもMr.Darcyだと聞いたElizabethは彼への反発をますます高めていった。

感想
Mr.Collinsといい、Mr.Darcyといい、なぜ相手の気持ちを確かめもせずいきなりプロポーズするんでしょうかねぇ。この時代はそういう方式?2人とも断られるとは思ってなかった様子。他でもないこの自分の申し出を断ることなどあり得ない、と思っているからでしょう。なんておめでたい・・・
自分の言動を厳しく非難され、けちょんけちょんのこてんぱんに断られたMr.Darcy。プライドの高い人間だから、普通だったらあんなひどい断られ方をしたら、二度と会いたくないだろうけど、ここからMr.Darcyの本当の人となりがあらわれます。目が覚めたのでしょうか?
一方、Elizabethも事実ではないことでMr.Darcyを非難してしまったことに気づき深く反省。誤解が解けていきます。
いきなりプロポーズするなんて、なんて浅はか、と思ったけど、これは最初にプロポーズしたことが結果的に良かったのかもと思いました。あそこで感情をぶつけあえたからこそ、いろいろ理解し合えたわけだし。それに好意を持たれていたということは悪い気はしないだろうし、その後も意識せざるを得ないから。やはり自分の気持ちをストレートに伝えることは大切なんでしょうね。

読みやすかったです。制限のあるGRで原作の持ち味を出すのはちょっと難しそうですけど、原作にあるおもなエピソードをもれなくきちんと拾ってると思います。
翻訳版『高慢と偏見』は堅苦しくてつまらない、という古典のイメージを覆してくれた作品。笑えるの。Mrs.Bennetの言動とか。個性的な登場人物たちが魅力的だし、翻訳の仕方にもよるでしょうけど、文章も好き。描写が絶妙。さすがに英語の原作はまだちょと・・・という感じ。ドラマも映画もいいけど、原作もね


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