ブリコルールの日々

キャッチし、発信するアンテナ。ANTENNE アンテーヌ 芦屋・宝塚・三田よりのレアで@な情報発信基地より

フラッシュバック

2011-03-12 06:43:54 | NEWS

テレビから映し出される映像に言葉を失う。

スペクタクル映画のワンシーンを観ているがごとくに感じてしまう人も、なかにはおられるかもしれない。他人ごとのように、別の世界で起こっているがごとくに。

自身、阪神淡路大震災を経験し、あの限界状況のなかで、被災された方々のたいへんさや、やりきれないお気持ちが少しはわかる。

ライフラインが止まり、水を求めてバケツを両手に並んだり、煮炊きができずに食事も風呂もままならない。ただ生きるために、一所懸命にならざるを得ない毎日。いつ終わるともしれずに、不安や苛立ちを抱えて茫然自失の日々を。

なにか、できることからさせていただきたい。そう思い、願う人々がたくさんいることを思い出していただきたい。被災者の方々、けっして、決して自暴自棄になられませんよう。

お亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈り申しあげます。


『STRONG WORDS』の解説に内田樹先生

2011-03-10 03:06:43 | 書籍紹介

『ONE PEICE』というアニメをご存じであろうか。

 

 

正直、私も数話しか読んだことがないし、TVアニメも数えるほどしか見ていません。しかし、世界的におそろしい数で読まれているすごい作品なのです。以下のテキストは、去年の11月のもの。

 

 

 

■週刊少年ジャンプ連載のマンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の発行部数が累計2億部を突破するそうです。

また、11月4日にはコミックス最新巻の第60巻が発売となりますが、その初版部数は340万部で、出版史上最高記録を塗り替えるものになるとのこと。以前の記録は「ONE PIECE」第59巻が記録した320万部。■

2億部って考えられない数字でしょう。今の出版業界において、モンスター的存在です。翻訳版が、世界30カ国以上で販売されているという事実からも、そのすごさが分かると思います。そのONE PIECE(以下OP)の名言集を集めた本が、『STRONG WORDS』。

 

 

   

 

 

去年、今年の4月の新卒採用の面接の場で、ある応募者に、愛読書を聞いたんです。「ワンピースです」と真顔で答えられ、戸惑いました。「罪と罰」とか、それが無理なら「坊ちゃん」「風とともに去りぬ」あたりの返答を期待してしている質問です。でも、本当にその子が、この作品ONE PEICEに心底から心酔していた。そのわけが、ずっと理解できずにいました。

 

その理由が、はっきりと書かれた本が出たのです。それが、わが師匠の内田樹先生が解説を書かれた『STRONGWORDS』。その上巻が3/9に本屋に並びました。早速、購入。

「自己利益の追求よりも、仲間たちへの献身を優先させなければならない」OPの主旋律をなす主題はそこにありますと、例にもれずクリアカットな切り口で20ページほど、先生の持論が思う存分展開。OPという漫画になぜこれほどの若者たちが惹きつけられているのかの理由が、分かりやすく解説されています。

そうか、OPって、ここ20年世界を支配してきた「グローバリズム」に対する異議申し立てであったんだ。若者たちが、OPを読んで涙を流す理由はここにあったのかと、理解できる内容です。

終わりなき「仲間探し」、リクルートの物語。下巻の解説が楽しみだし、これを機会にOPを読破しようかと思ったのですが、60巻はさすがにね(笑)

息子や娘がなぜ、この漫画に惹きつけられるのか理解できないそこのあなた。どうして社会現象にまで発展しているのか。人類が、いま希求しているものが何か。知りたい方は、ぜひ。

 

 

 

 ■□■ ANTENNE □■□

芦屋店 Au Bricoleur 「オ・ブリコルール」

TEL 0797 35 1121

http://www.aubricoleur.jp
芦屋市大桝町2-12 クオリア三正1F

宝塚南口店  Opera 「オペラ」

TEL 0797 71 7747

山本店  Piony 「ピオニ」  

0797 80 0030 (山本)
   


伊藤銀次ライブ 特別編 in Nshinomiya

2011-03-09 03:02:44 | 音楽

大阪城ホールでの佐野元春のナイアガラコンサートゲスト出演の後、あの伊藤銀次さんが、苦楽園口のイエローリボンでのライブにゲリラ出演されるということで、行ってまいりました。

 

 

 

             


会場は、三十人くらいでいっぱいになってしまうほどの広さ。早目に入場し、一番前の席に陣取ったわけで。目の前、1mの距離で銀次さんが立っておられる。いくらプロでも、手元をジロジロみられるのは辛いものだろうな。といいながらみてしまう。

 

 

 

 

 

銀次さんは、池田の大教大付属高校のご出身で、その卒業生やら中学の同窓の方やらがたくさん集合。ライブ自体も、同級生であられる中山寺の監守、村主さんの主催。演奏も村主さんのバンド、SUNDAYSがいっしょに。まるで同窓会の会に入れていただいたような。

 

 

 

 

 

濃ぃ~いオーディエンスを見渡すと、例によって世間は狭いようで。私の同行の合気道の先輩Iさまが、「あっ!」と叫ぶ。そのなかにLマガジンの社長を発見。名刺交換をさせていただく。

 

ビートルズナンバーから、80年代ヒット曲が続き、最後は銀次さんの弾き語りまで。すごくリラックスされていて、いい顔の銀次さん。その前の晩の、大阪城ホールでの佐野元春コンサートでの裏話がおもしろい。元大リーガーの野茂選手の飛び入りの話(野茂氏が単身、アメリカへ渡り、NYで辛い時期などに、佐野さんの曲を聴いて頑張っておられたらしい)など感動話から、爆笑ネタが続く。立ち姿、観客への配慮や、サービスも含めて、さすがプロ。勉強になることばかりだなー。

印象に残った曲、「LOVE ME DO」

 

Love me Do-The Beatles ' 62

 

大好きな銀次さんの「小ぬか雨」「風になれるなら」(若い銀次さんのお姿が泣ける)

http://www.youtube.com/watch?v=vSSoAPI2Mbg

 

 

 

 

昔話、暴露話し、笑顔と歓声、大人の濃い、濃密な時間は駆け足で過ぎてゆく。

帰りにうちのバンドメンバー、K本さんと苦楽園の「ラーメン太郎」でトマトラーメンをすすり、お互いの健康の心配を。

 

彼、近日中にご自身の手術を控えておられる。他人事でなく心配。そういえば、村主さんのバンドのメンバー、A本さんも糖尿を患って、やせておられた。これからの行く末や、生き方を思う。

 

 

 

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かなわねぇなー    MJQ All The Things You Are

2011-03-08 08:26:04 | 音楽

好きな音楽というのは刷り込みである。

 

 

 

自身の思い出に残るシーンの時代に、時期を同じくして、ラジオやTVの番組流れ、走る車のスピーカーから流れ、自ら口ずさみ、唄ったあの日。

たいがいは恋愛がらみが多いはず。イントロが始まっただけで、胸キュンな曲がだにでも1曲や2曲、いや人によっては20曲くらいある方もおられるに違いない。

 

 

 

先日、芦屋のインドネシア料理の店「ラグーン」で、音楽の話になったときに愕然とした。

 

 

「ねぇ、ねぇ、みんなは初めて買ったレコードとはじめて行ったライブ、教えてよ」とある方が。

こんなときはなかなか、みんな口火を切らない。ドジなことをいっちゃいそうでしょう。

「あの~、アリスのライブで、高2でユーミンです」

正直、いやだったんだが正直に言ったわけで。

「あっそうなんだ。ぼくはねぇ、MJQかな。中学のとき」と内田先生。

 

 

MJQ (モダン・ジャズ・クァルテット) All The Things You Are

 

それを聞いたとたんに顔が熱くなった。かたや関西の田舎町、かたや東京の自由が丘という差はこれほどに大きい。この差はいかんしがたい。JAZZを、中学生の時から聞いていた環境。洋楽が当たり前の友人関係。私なんか、洋楽といえば、S&G、カーペンターズかビートルズくらい。

 

ああぁ・・

 

しかし、背中を追って追いかけて、追いつくことは決してないが、それでも追いかけるだろう。

 

 

それが弟子の使命である。

 

 

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新しい命

2011-03-05 07:36:24 | NEWS

芦屋店の店長の佐竹くんに、子供ができた。男の子である。

陣痛が始まってから、2日間ほどかかっての出産だったそうで、奥さん(元北神戸店の店長)もかなりたいへんだったようだ。三田北神戸店ジロの店長の田内君に続いての、あらたな命の誕生。うれしく、めでたいことなんです。子供は、パワーの塊。たくさんの物を同時に運んでくる。

というわけで、お祝いを持って、最新設備の整った産院(サンタクルーズ)へ。

着いて扉を通過して驚いた。目の前にある世界。そこはまるで、5つ星のホテルである。噂には聞いて知っていたはずであったが、高い天井、モダンで温かみの溢れるインテリア、最新のセキュリティを目の当たりにするとあらたな衝撃が。

4階の受付の前には、温度湿度を管理した円形のドームが設えてあり、その中に赤ちゃんが、高額なジュエリーや高級なチョコレートをディスプレイするがごとくにすやすやと眠っている。お見舞いに来た来客者は、名札を確認して、お目当ての赤ちゃんを探し、様子を観察し、気軽にシャッターが押せるわけだ。

  

お母さんである妊婦さんは、出産後に赤ちゃんを抱いて写真を撮影。1流シェフが調理する和・洋・中華からなる、好きな料理をチョイスして食事を選べるシステム。個室の室内には、トイレはもちろん各部屋に標準装備。ソファと薄型の最新大型TV、ベッドも布団とは程遠い高級寝具、抱き枕で統一。お茶を出せるカウンター設備、すべての荷物を収納できる広いクローゼットなどを備えている。それらが、女性をうっとりさせるデザインで統一され、まさにホテル。すっ、すごい。「ここなら私も出産したい」と思わずつぶやかせるマタニティ・ホスピタルであった。

■サンタクルーズ宝塚 

 http://www.santacruz.or.jp/takarazuka/faci/faci.html

 

 

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お見合いの勧め    佐分利信プロジェクト

2011-03-03 17:23:49 | ひとりごと

最近、若い男の子(といっても30前後だが)に、恋愛の相談を受けるようになった。

 

 

 

 

そんな歳になったんだ。

 

確かに、幸せな結婚をすることが難しい時代だと感じる。女性が、自立できるような時代になり、「しょうもない男なら必要なし!一人で生きていく!」ということであろう。よって、男に夢と甲斐性がなければ、いい女性は振り向いてくれない。女性もまたしかりで、メイクの技術、洋服のスタイリッシュ化、はたまた医療技術のマジックでの半サイボーグ化など、全体の底上げがなされたこの時代に、真に物のわかった、いい男性を手にすることは需要と供給のバランスから、やはり競争率が高いといえるだろう。

モテたいというのは、男女を問わず思うことだが、そもそもモテるということがどんなことか、ここで整理してみたい。

 

 

 

道で振り向かれること。電車の中で視線が合って見つめられること、合コンで一番ちやほやされること、「遊びに行きません?」と誘われること、本当に遊ばれてしまうこと? あるいは、不倫や人にはいえないような難しい恋愛に足を踏み入れてしまうこと? どの場合も、モテるという事には間違いはない。 

でも、あなたが本当に望む”モテる”という形は、それのどれでもないはずだと思うのだが。誰にでも、好印象といのは、テーマのひとつとして大きいと思うが、不特定多数の異性に愛されるよりは、一人の人に誠実に愛されたいといこと、つまり「幸せになるモテ方」こそ、望んでいる形であろう。

よくアドバイスすることのひとつに、一般的に恋愛の形になるまでの期間では、女性が圧倒的に有利な立場にあるが、いざ「結婚」という二文字を口から出させる段には、男性にアドバンテージの比重が移る。つまり、デートにこぎつけるまでは、女が強くて、いざ一線を越え、倦怠期(3か月)を迎えるころには、次のステップにむけて男性に優先権が移行するとうわけだ。

この辺りを考えると、結婚をはっきり意識したお見合いのような交際の場合、ヒフティヒフティでいいと思うのだが。内田先生の提案なさっている「佐分利信プロジェクト」は、そういった意味で、客観的に釣り合いそうな二人を第三者が決めてご紹介するという企画である。

 

 

 

 

小津安二郎の作品「秋日和」にでてくる佐分利信が、仲間と結託して司葉子にみ合いを勧める作品に代表されるいい大人のたしなみである。「誰と結婚しても、結果はそうかわらないとおもうよ」「お見合いの方が、万一ダメな場合、文句を言える相手がいるからいいと思うけどなぁ」とは先生の弁。

日本はアメリカと違い、他民族を国に受け入れていないから、少子化は大きな問題であると。幸せなモテ方をしていただき、素晴らしい伴侶を見つけていただき、幸せな人生をお送りいただくことを、切に願うのだ。

 

そのための手助けを、美容を通じて出来れば、幸せだなと思っているANTENNEのスタッフなのです。

 

 

 

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春の準備で

2011-03-01 18:06:56 | NEWS

早くも、3月。3月29日には新しい新入生が、6名やってくる。夢と希望をもって、わが社に入社されるわけで、迎える側の私たちも、しっかりと準備をしなければ。

カリキュラムはもちろんですが、考え方をアナウンスしていくことが難しい。18歳までは、ご両親の作られた家庭という名の巣で、口をあけて「ご飯ちょうだい!」とピーチクパーチク鳴いていれば、生きていけた。そのぬくぬくとした巣から離れ、飛び方を学び、みずから餌となる虫を探して、生きていかねばならない、自分で、目的地を決め、幸せの形を求めて飛び立たたねばならぬときが来たのだね。

 

学生とは違うし、ましてやバイトでもない。会社のルールも分かってもらわねばならないし、仕事での独特な優先順位などが存在する現実。一番大切なのは、法律なんかとは違う「見えない社会のルール」が、この世には存在することを理解してもらう作業。 美容は、野球と同じようにチームプレイであるので、互いの信頼関係が非常に重要になります。環境の変化に順応し、どんな人に、あるいはどのような状況下に置かれてもすばやく反応し、変化し、ときには擬態しなければ行きぬいてはいけない、世知辛いこの世の中。せめて仲間といるときには、羽を広げ、心から安らげる空間をつくるのが私の役目であると。

迎える先輩側もしっかりとそういったことを理解し、一年生に背中を見せ、励まし、勇気付け、ともに汗を流さないとね。

「A先輩に、これ洗っておいてと、仕事を頼まれたら、別のB先輩に床が汚れてるから掃いてきてと指示された途端に、予約の電話がなり、ドアが開いて飛び込みのお客様がやってきたとき、キミならどうする?」なんて意地の悪い質問にも、そのうち簡単に答えられる日がやってくる。

プライオリティは、現場で体感して初めて分る。今の世の中、CMなんかで、たかだか30秒か、1分で人の一生を見せてしまう。赤ちゃんが生まれて、小学生の通学シーンが写り、中学で初恋をし、高校でインターハイで挫折し、大学で本当の恋をして、会社に入社して、結婚式のシーン、子供が生まれて、家族でワンボックスカーに乗り、キャンプに出かける。そんな幸せなライフスタイルの完成型だけを30秒で見せてしまう。しかし、そんなに簡単なものだろうか?インスタントに理想の幸せは得られるはずはない。中身はおそらく、スッカスカ。

毎日の積み重ね、積み上げて、積み上げて、崩れ、また積み上げて初めて何かが出来上がる。そのプロセスを大切にしようと。

みたいな話しを、一生懸命にするのだ。まずは、在校生、いや現社員に・・。

 

 

夜は、芦屋で「ラグーン」というバリ料理の店で、先日の内田ゼミ旅行のメンバーとバリ料理で盛り上がった。バリハイというビールで乾杯。私は、マンゴージュース。

  

 

なぜか、とっても愛想のよいバリ人が作る芦屋で食べるサテやミーゴレンは、高級な料理に変化している。ナシゴレンからかすかにバターの香りがするのだ。サテ(焼き鳥)のお肉も、春巻きの海老も、高級なお味。アーモンド味のたれや、海老煎餅がやたらうまい!もっぱら、この海老せんべいは日本のK田製菓あたりが作った日本製せんべいに違いないと話しが盛り上がる。

  

ああ、やはり日本の料理はすごい。現地での価格X10だけれど。

世界で一番美味しい国なのだ。感謝!

 

 

 

 

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