日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

支援員のときどんなことを学んだか?

2017-06-27 20:06:43 | 発達応援
 積込み後の休憩中、同僚たちがテレビの番組や芸能ニュースについて熱く語っています。
たくさん食べて大食いを競うタレントで、だれそれが食べ方がきれいだとか、
そのためにそのタレントが努力していることとか、忙しい中家事で工夫しているところとか、
詳細に語るその姿と「そうそうそう」と頷く同僚たち。

 最初、大食いタレントへの詳細な情報に「ファンなのか?」と思いましたが、
特にそういう様子もなく、そうか、そのくらいの情報はテレビを流していれば把握できるんだなぁ、
要は興味があるか、ないかか、とひとり納得することでした。

 おばちゃんたちの話題は、大食いタレントから天下国家のことまで、
けっこう幅が広いのでありました。

 私は仕事をするときに、ものすごく小さく狭い部分から仕事をはじめる傾向があります。
たぶん、あまり、全体を見渡して采配を振るうというのは得意ではないのだと思います。

 それをそうか、と自覚したのは、つい、昨日のことです。

 昨日は、ちょっとお仕事のことで人にお願いする話しをしていました。
その仕事をしようと思ったきっかけが、とても個人的な理由で、小さな個人的な思いに端を発してたので、
大丈夫かしら、よいかしら、と私は思いながら話しをはじめました。

 結果は、とても良い方向にお話が進み、とても嬉しいことでした。

 それで、ああ、そういえば、私が色々なことを学んだきっかけも、
支援員をやりはじめた最初に会った子が静かに、なんだか、すべてをシャットダウンしたような状態になる、
ものすごく、真面目に、地道にがんばっているのに、すべてがフリーズしたようになる、
教室で授業を受けていると骨を抜かれたクラゲのような姿勢になる…、
それって、どうすればいいんだろう、と思い、
そういう個人の子に対応するためだったなぁ、ということを思い出しました。

 その結果、私は猫烏賊ほいほいに引っかかったりしたんだなーとも振返ることでした。

 先日のお出かけ教室で、「私も支援員してるんです。どんなこと勉強されましたか?」と質問されました。
そのときは、「なにしたっけ?」という感じでしたが、
自分が関わっている子どもさんの困っていることに目を向けたらいいのかなぁ、と思いました。

 「こうすれば、こう!」のマニュアルなどは存在しないと思うのです。
関わる子が自立し、やりたいことを見つけたり、自分で道を選ぶためにはどんなことが必要か、
そんなことに思いを馳せながら、その子に力をつけるために、自分に足りない知識を学ぶといいのかなぁ、と思うことです。

 …でもこれって、わざわざ書くまでもない、支援員に限らず、当たり前のことですね。
ま、いいか。

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