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日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

外遊びで育む算数の土台。

2019-07-25 22:38:00 | 算数
よそ様のうなぎ画像を見て、猛烈にうなぎが食べたくなる猛暑です!でも、お天気いいと気持ちいいですね!

算数の入り口といえば、数を数えられるか、と思いがちですがこの「数を数える」がなかなか奥深いです。




そもそも、「数を数える」ということは、
物に対して「数詞」を与えることです。
数詞というのは、「数を表す語」のことです。

だから、おふろで「1、2、3、4、5…」と数えることや散歩しながら「間違えないで数えられるかなぁ〜」というような空で数えるような遊びはは、数える対象物がない状態で、ただ数詞を順番に唱えているので、「数唱」と言ったりします。

2、3歳のお子さんで「この子は数字数えることがから大丈夫!」とか「ああ、数字を数えられない」将来の算数が…と悲喜こもごものお家もあるかもしれません。

でも「数えられる」と思っていても単なる「数唱」だったり、「数えられない」と思っていてもお子さんが数字というものに興味がないだけだったりする場合もあると思います。

算数の入り口に立つ場合、この数唱+αが必要です。

その一つがは、数える対象物があって、それを正確に数えることです。

そのために必要なことがあります。

まずは、「1、2、3、4、5…」と「数唱」が出来ること。

そして、数えるものに指をあてることや数唱と数える対象物を目で追う速さをそろえられることです。

数える対象物を人差し指なら人差し指で押さえながら、数える。そのためには、押さえる指は独立して動いてくれなくては数えにくいでしょう。

また、おしゃべりさんだったり、面倒くさがり屋さん数唱を早口で言うことができても、数える対象物を目で追うスピードが口に追いつかなくては、1つのものを見ている間にお口の方は「1,2,3,」くらいまで行き、「全部で15ー!」などと真顔で報告されたりします。

この数唱と数える対象物を一致させるためには、一に練習、二に練習…なのでしょうか?

私にはそうは思えません。

やはり、指を自在に使えたり、目で物を自在に追えたり、話すスピードをコントロールできたりの発達が大切ではないかな、と思います。

だから、草をむしったり、ダンゴムシを潰さないように指でそーぉっとつまんだり、おしゃべりしたり、空を見て流れる雲の形を楽しんだり目で追ったり…。

そういうことが、算数の土台の土台になっていくと思うのです。

もし、長い夏休みに算数の入門に取り組んで、数が正確に数えられない!とお嘆きのお家があったら、色々な遊びをすることもお忘れなく!