昔からアルペンルートで黒部ダムに行きたいと言っていた息子。クルーズコントロールのおかげで長時間運転による体の負担が軽くなり電車、バスの乗り継ぎを考えずに済むようになった。だから天気と体調が良い今日、出発するが、高速の早朝割には間に合わなかった。
4:00発 自宅
6:00着 境川PA〜休憩
7:20着 梓川SA〜休憩、毎回トイレだけだったが初めてお店に入る。朝食はハルピンラーメン。本店より辛くなくて食べやすい。
8:00発 梓川SA安曇野ICで下りる
国道147号は真っ直ぐな道路。なぜこんなに長い直線道路を作ったのか。大糸線の真っ直ぐな線路に並行しているためか。15分走っても直線。途中の電気屋にナショナル坊や発見。私の動作が遅い。
9:00着 扇沢〜無料駐車場は早朝の登山者で埋まってた。有料の方へ止める。雲は見えるけど晴れ。傘とカッパは置いていく。
9:30発 扇沢駅→黒部湖駅〜トンネルの中を電気バスで進む。運転手の走行だがスピードがあり壁が近いから擦りそうでちょっと怖い。難工事だった破砕帯や長野と富山の県境の表示場所を通過するが速度が落ちない。車内の案内映像を見ながら場所を確認。写真は無理。
9:45着 黒部湖〜ダムへ。200段を登るルートを選択。段差が小さいから歩きやすいが、マスクと空気が薄くて息苦しい。
ダムはどの角度、どの高さから見ても壮大なスケール。放水も大迫力で虹が二重にかかっている。
立山からの湧水が何ヶ所か有り喉を潤し、ペットボトルに補充する。
ダム建設のコンクリートを運んだバスケット、ケーブル、坑道入口が残されていた。ダム建設の実際の映像には誰もが見入っていた。ダムを造る前段階の準備の工事も大工事だったろう。その道が現在の観光に活かされている。
三大渓谷の二つ目黒部渓谷の一端を見る。
早お昼はダムカレー(グリーン)。ハサイダー(破砕ダー)をペアで頼む人も多い。
強行日帰りの予定だったが息子の体力が夜中まで持たないので、急遽、宿を探した。甲府、諏訪、松本の内、息子希望の寿司屋さんが有る松本に決定。
11:45着 黒部湖駅〜ダムの堤防を進むと駅があり富山側へ行くことが出来る。山支度の人は室堂から剣岳や薬師岳に向かうのだ。
ライブカメラで各地の様子、標高、気温を映している。室堂はガスがかかっているが時期に動くだろうと思い切符を買う。
12:00発 黒部湖駅→大観峰駅〜登山ケーブルカー。もの凄い急勾配の車両。休憩所には雪の山がある。立山の雪渓が見える。立山山頂にガスが無かったらもっと良い景色だったろう。午後になればガスは動くと思い室堂に向かう。
大観峰駅→室堂駅〜ロープウェイ。標高が高いから残雪でも厚みがあるのがロープウェイからでもわかる。
室堂〜雨と霧の中でした。着いた当初は小雨で5分ほど外に出て写真を撮って戻ったら、強い雨に変わりました。傘とカッパは車の中。山は天気が変わりやすいのを知っているけど、室堂まで来てしまうとは出発の時は想像も付かなかった。乗り物で簡単に室堂に来れるのはうれしいが、3000mの標高がある事を忘れてしまう。気温差8度、標高差1000m。
登山客の雨支度や片付けを見て、40年前縦走して来た時を思い出していました。待てば雲が動くと思っていたが本格的な強雨になったので戻ることにしました。滞在時間1時間。登山者を見てるだけで気が済んだ。
お土産屋のチップの袋が気圧差でパンパン。大好きな干柿のお土産があったが我慢。
13:45発 室堂駅
14:20発 大観峰駅〜雨降り、雲の中でロープウェイは近づがないと見えない。
15:05 発 黒部湖駅〜バスの待ち時間に下の廊下に通じる日電歩道の入口を見にに行く。上級者はここで身支度を整えてから出発する。以前YouTube JINさんの動画を見た。普通の人が行けない所を見せてくれて感謝。
15:15着 扇沢駅〜乗り物の接続が良く、待ち時間が少なかった。
15:20 扇沢〜駐車の車に水滴が付いて雨が降った跡がある。
17:00着 きときと寿司〜富山の人気寿司店の最南が長野店です。札幌で北海道産のお寿司が思うように食べられなかったから氷見産を中心に頼みました。さわら、わかし、ほうぼう、かわはぎ、ブリ、鮪、白エビ軍艦、鯵、白エビの天ぷらなどを頼みました。私はおぼろ昆布の海苔巻が気に入りました。息子はブリが気に入り、何回も頼んでいた。ウチの方より美味しくて安いそうだ。お醤油が甘くて、付けすぎてしまいます。粉茶は緑茶とほうじ茶があり、珍しいほうじ茶を飲みました。
シャリが少なめ、ネタで隠すほど厚く大切り。大満足です。100円寿司とは違います。ただタブレットのメニューが使いにくかった。内容を整理すると押す回数が減らせると思う。コチ、カマスなどまだ食べた事が無い魚があります。富山旅行をいつか計画しようと思います。そう言えば富山空港名も「きときと」。
19:00着 バロー笹部〜明日のために水、長良川の水を購入。デザートのスイカ、車内用ベイク、小宮山のあずみのミックス(サラバンドの会社)、バローブランド寒天もち、ブルボンのパイナップルサンド。
19:30発 バロー
20:00着 松本ツーリストホテル〜駐車場を探してたら草間弥生美術館を過ぎた。ホテル内の絵は草間作品が飾ってあり、食堂やお風呂の名前はカボチャ、パンプキンで草間推しです。年配スタッフの説明がゆっくりで聞き取りやすかった。一般的にフロントはお客に毎回同じ説明をするから早口で、何を言ってるのかわからないことが多いです。
ビジネスホテルだけど大きなお風呂があってくつろげました。
【黒部ダム】
私が生まれた頃に工事が始まり、小学生の時に完成しました。その時は黒四ダムと呼んでいました。難工事はプロジェクトXや映画「黒部の太陽」(あまり記憶がない)で知りました。富山行きの飛行機から見たのはやっぱり黒部ダムだったと黒部湖の形を見て確信しました。
関西電力の管轄だから名古屋などの都市部に電力供給のために有るダムだ。長野側から工事物資を輸送するため関電トンネルを掘った。それは国立公園、長い道路よりトンネルの方が距離が短い、冬季の積雪などの状況からトンネル開通に2年かかった。それからダムが本格的に作られ5年後に完成した。とにかく大きさと水量が凄い。間、佐藤、大成、鹿島の会社は子どもに自慢出来る建築物を残したと思う。
自然相手の工事を当時の最先端の技術で行っても大変な犠牲のもとに完成しました。
【振り返り】
1、黒部ダムが目的だったから、雨具は全て車に置いて行った。黒部湖で室堂まで行けるのを知り、山頂がガスってるのを知りながら行った。下と上とでは天気が違うのを身をもって体験した。普段の山行だったら晴れでも持参するのに乗り物で簡単に行けるから油断していた。
2、早めに宿泊を決めて良かった。運転手の気力と体力が温存出来た。宿に着くと甲府まで行けたのにと思うが夕飯や寄り道があるから手近な距離を選んで正解。ウチの宿泊は毎回寝るだけ。
3、映画「黒部の太陽」、吉村昭「高熱隧道」(黒部第三ダム)を見ようと思う。
4、ダムまでの交通は立山黒部貫光(株)が運営している。観光の文字を使わない所に会社のダムに対する心を感じる。
2022.10.9(日)
きときと寿司の昆布巻の再現が出来ないでいた。スーパーで閃いた。とろろ昆布と刺身を一緒に食べれば同じことではないか。
やってみたらgoodでした。