アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

脳内二重唱モード

2019年10月30日 | ピアノ
昨日の演奏の録音を、恐る恐る聞いてみたところ、いや~ほんと聞くに堪えないんですがね(前半)、
スイッチの切り替わり方がおもしろい。

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記念なので前半(門外不出)を切り取って、立ち直り後の録音を貼っておきます(笑)
ファツィオリでフォーレ(後半のみ)

コンクールでは逆(前半いい感じに乗ってて、終わりそうなときに大崩壊)だったわけですよね。

それで、ちょっと思ったのですが、この対比:
・うまくいってるところでは、弾き直し癖も影を潜め、いい具合に歌えている
・ダメモードに入ったところでは、何したらいいかわかんないくらいの大崩壊

…これ、わりと「新しい」傾向だと自分では思うんです。この夏過ぎくらいからの。

緊張の度合いとか、曲が身についてる度合いとか、そういうのとはまた別で、そのとき自分がその「モード」に入っているかどうか。

チャイコフスキー舟歌を弾いたコンクール予選のときは、がたがたになりましたけどあれは緊張で手がこわばって動かないタイプの、よくあるというかピアノ再開したてのころはそんなんばっかりでしたが場慣れしてきてそういうことはぐっと少なくなったんですね。本格的に緊張すれば起こることもある。

今回のフォーレとかは、少なくとも主観的にはそんなに緊張していなくて、
手はこわばっていないんです。ちゃんと動きます。

それで、うまくいっているときの自分を内観してみると、
「脳内二重唱しているとき」
という感じなんです。うまくいえないけど。

今年の目標は「弾き直し癖の克服」でしたが、これ、単に「諦めて先に行けばいいじゃん」ってなわけにいかなくて案外深いテーマだと思うんです。つい弾き直してしまうのは、別に諦めが悪いからではなくて、正しい音を出し直さないと先に薦めなくなっているということなんですよね。違う音を出したことで頭の中の音楽が壊れている。あるいは、鍵盤上の違う位置に手がずれていることによって、次の音がわからなくなっている。

で、これをどうすればいいかという話なんだけど、たとえばおゆき先生がよく言う
「歌っていれば先へ進まざるを得なくなる」
というようなあたりがヒントになるかなと考えて、でも上の旋律だけ歌ってみても実際はなかなかうまくいかなくて…

右手の旋律だけわかっても、左手の置き所が不明だと結局困っちゃうというか(^^;;

それで、頭の中で二重唱してたらどうかというのを思い立って、
右手でひとりぶん、
左手でひとりぶん、
の二重唱ね(なるべく目立つ、曲の骨格となる音を採用)。実際にはピアノの曲ってもうちょっとたくさんの音をいっぺんに弾いてたりするんだけど、
そこは片手にひとつの基準点があれば手の癖でもある程度いくし、
まぁ例えば旋律とバスが合っていれば曲はなんとか進行するでしょ。

そういうふうに脳内二重唱をしながら弾くということがうまくいくと、
なんかかなりのことがあっても(大ミスタッチ)、わりと先へ行けるようなんですね。

ところが、この素晴らしいモードが、慣れないもんだから多大な集中を必要とするんだか、
長持ちしないとか、うまく入らないってことがあるみたいで。

人前で弾いた出来上がりの演奏だけいえば、今年の前半のほうがわりと安定してまとまってたような気がするんですが、でも、今のほうがなんかつかみかけてる感じもします。この路線で行けるのかどうかわからないけど。

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