アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ショパン前奏曲op.45にすっかりヤラれる

2019年10月12日 | ピアノ
で、弾いてみたんですよ、ショパン前奏曲op.45。朝っぱらから(外はまだ静か)。

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そしたら、むっちゃいい曲じゃないですかこれ、しょっぱなから、何調だかよくわかんない感じでゆらゆらと出てきて、
左手の伴奏形は幅広くおしゃれで、でも手に馴染む弾きやすさ。ショパンさん天才です。

別にいまさら私がショパン褒めてあげなくてもいいんですけど…

ものすごく込み入って作られていて、微に入り細にわたって美しい、のに、
譜面も読みやすく弾きやすい、
このコスパのよさがさすがピアノの詩人です。

シューベ〇トみたいにピアノの弾きやすさに頓着しない人やら、
ラ〇マニノフみたいに手が土台ちがう人やら、
シュー〇ンみたいに自分の手も壊しちゃう人やら、
そんなあれやこれやの弾きにくい曲書く人とはわけが違います。

この、シャープやらフラットやら、よくわからん感じに移り変わる曲の譜読みがしにくいという方もいらっしゃるかもですが、
私はもとより何調だかあんまり考えないで機械的な譜読みしてますから問題ありません(←どうなのか)。

耳で聞いたとおりというか、音を拾うところはすんなりいきそうです。
そしてこれが萌えポイント:


この右手の赤丸の音が入るタイミングが「あぁっ♪」って感じでぐぐっと来るんです。こういうの随所にあります。

唯一、譜読みしづらい部分が、細かーい音符で
「老眼の(しかも眼鏡の度がいまいち合っとらん)私に喧嘩売っとんのかーっ!!」
って

これなんですが。

最初、目がしぱしぱしょぼしょぼしましたが、よーく見ると、
要するにゆっくり下がっていって、そこからぐぐっと盛り返していって、ぱーっと駆け上って、
って流れなんですよね。

「ゆっくり下がっていって」のところは、
四つの八分音符を一組として、一組につき半音ずつ下がる進行なのですが、
この一組の中でまず赤丸の音符が半音下がり、
次の組に移るときに他が追いかける、という下がり方。

それから、反転して「ぐぐっと盛り返して」のところは、
半音半音と四つのうち三つで階段を上っていくので、さっきより倍のスピードで上がっていきます。

最後「ぱーっと駆け上がって」のところは、和音ぽいからまぁわりと掴みやすい。

ということで、そんなにわかりにくくはありませんでした。

実は案外シンプルなパターンの組み合わせ…
なのにこんなに美しい…

どうしてこんなこと思いつくんでしょう。


ゆっくりとですがいろいろ味わって弾いていくと、
とても…ピアノを弾ける幸せ(はぁと)

ショパンにノックアウトされた気持ち。

12月はコレに決めます。


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