アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

モーツァルト、美しい休符のための

2019年10月06日 | ピアノ
それで、突然artomr先生に無茶ぶりしてやってもらった、「美味しいモーツァルトの作り方ミニ講座」ですが、

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題材はモツコン23の二楽章冒頭:


最初の話題は、休符。音価を楽譜どおり守ってちゃんと休符を休符として聞かせることが原則で、
ペダルもそれを邪魔しないように細かく。

ほとんど八分音符いっこごとに、踏んで踏みかえて離して、みたいのを先生は細かく細かく書き込んでいく。

そう言われても突然できませんが、ま、ともかく、休符のところは死守するように踏んでいくと、
最初の赤丸のところ(5, 6と休み)、とてもきれい、と褒められる。

ハイここは元から自分的こだわりポイントなので(^^)

幸せは音の消え際に宿る派の私としては、5, 6と休符に耳を澄ませるとき、
余韻の消え方のカタチがいい感じになるように、離鍵を工夫するだけでなくてペダルでごくわずかアシストするんです。

…ただし、めるちゃんで弾く場合に限るんだけどね!!(知らないコでいきなりは弾けない)

ただ、二つ目の赤丸のところみたいな、片方の音が残るところはなかなかうまくいかない。

で、先生に弾いてもらったり、自分でも何度か弾いてみたり。

ということで、講座といいつつ実験講座です。

先生は、深夜のLINE会議のときは逃げ腰な慎重な雰囲気でしたが、いったん始まったらノリノリで、

「感情を込めず淡々と厳密に進めてここだけわずかにルバート」とか
「ココは、右手に休符があるけど左手の(和音の)響きを優先させてペダルは切らない!!」とか
「このスラーはボウイングと考えれば、別に二個ずつ切るということではなくて、一個目に軽いアクセントがあるような」とか
「スタッカートも短く切るとは限らなくて、これもアクセントっぽい」とか
「この特大の跳躍はものすごく大事なのでこうやってつなげる!!(左手アシスト)」とか

ばしばし出てきて30分あっという間。最後は「ハイじゃ先生オケパート弾いてください(←また無茶ぶり)」と二楽章を通して弾いてみました。いやほんといい曲。

先生のほうにネタ(演奏したい曲)があるときはティータイムコンサートもいいけど、特になければこういうの(誰かが俎板の鯉になる公開レッスン形式)もいいかもしんない。鯉希望者は申し出るように。

* * *

ところで、フォーレノクターン六番のレッスンのとき、先生は「ポジション」を明確化することの意義を語るために「クライスレリアーナもこうやるとホラこんなふうに簡単確実に弾けて手も疲れない」とか実演していたのですが、クライスレリアーナ弾けます言われてもねぇ…参考にならんというか…それでハイハイと聞き流していたんです。

でも、今日クライスレリアーナの(先日、買おうと思ったら既に何年も前から持っていたことが判明した)楽譜を出してみたところ、まぁ確かにこうやって区切ってみたらいいかも…

それで、しばらくしつこく冒頭の1ページを弾いてみたら、ほんとに!!

先日、楽譜発見の際にちょっと音を並べてみようとしたところ、私が今ぎこちなく音を並べているこの楽譜と、私が耳で覚えているあの響きと、なんのつながりがあるかまったく「謎」という状態だったのが、今回はいきなりおおむね並んで、

なんの曲弾こうとしてるかわかる(遅いけど)→クライスレリアーナの最初1ページ

びっくり(o_o) 霊験あらたかポジション分解弾き


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