幸せに生きる智慧
私のお気に入りのブログ「うちこのヨガ日記」でうちこさんがヨガの小路きみまろと表現しているシュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカールに興味を持ち、KKロングセラーズ発行、シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカールの言葉を集めた「ヨガ大聖者からの贈り物 幸せに生きる智慧」をアマゾンで買ってみました。
シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカールはビートルズにヨガの思想を教えたマハリシ・マヘシュ・ヨギのお弟子さんのようで、またその名前がビートルズのジョージ・ハリソンにインド楽器のシタールの演奏を教えた、そしてノラ・ジョーンズの父親であるラヴィ・シャンカールと同じなので、何だか怪しい、アメリカのヨガビジネスの人かもと思わせます。そして本の表紙は彼の顔の写真になっており、黒い長髪に口髭にあご髭、そしてクリっとした丸っこい目が微笑んでいて、これはもう。またうちこさんがヨガの小路きみまろと表現しているので、バグワン・シュリ・ラジニーシのように喋りまくる人なのだろうと思わせます。そしてこの奇抜な名前と奇抜な顔に似合わない「幸せに生きる智慧」と言うなんともぬるい本の題名、私は既に偏見の塊となってこの本を開きました。
しかし、本を開いてみますと事前の印象と大分違う。私より10才年下のこの人はアメリカを起点に世界の紛争解決に奔走していて、2006年にはノーベル平和賞の候補にもなったそうです。
お話はバグワン・シュリ・ラジニーシとは違って簡潔な表現の言葉が続いていました。そしてその内容はかなり本格的なヨギ(ヨガ行者)の言葉です。心は自分の主人では無く自分の一部である。そこでプラーナヤーマ(呼吸法)と瞑想で心を整えて、心と体と環境世界とは全く別の霊性(真我)、これを真の自己(セルフ)と表現していますが、それに至って下さいと言います。これは霊性(プルシャ)と現象世界(プラクリティ)とが実在するサーンキヤ哲学ですね。プラーナヤーマ(呼吸法)と瞑想によって心(マナス)から自我意識(アハンカーラ)へ、そして統覚(ブッディ)へと遡った末に霊性(プルシャ)へと跳躍する、サーンキヤ哲学の構造です。
そしてまた、事象は転変する(自分の心も他者の心も)。過去や未来に引きずられずに(執着せずに)「今」を観なさい。本の最後の方はかなりビジネスに寄せた話題にはなっていましたが、お勧め出来る本でした。
そこで折角なので少しだけ、私が気に入った所を抜粋しておきましょう。
理性と信念は、どちらか一方だけでは存在できません。~理性は日常であり、繰り返しです。信念は冒険であり、探求です。
心がすっかり「今、この瞬間」にある時には、情熱的になる意外ないのです。一方無感動になるのは、あなたが人生の根源から遠ざかっている時です。
言葉を超えたものを見つめ、語りましょう。そうすれば、人生に嘘がなくなります。言葉を頼る事、それは「無知」です。言葉を超えると、それは叡智です。
私たちは人の気持ちが自分の思い通りになるようにと、どこかで望んでいますが、それは不可能な事です。「こうあるべきだ」という「無知」があなたを不幸にします。
欲望を抱いている時、今この瞬間に喜びを感じることができるでしょうか?そして、喜びに満ちている時に、欲望が湧いてくることがありますか?
あなたはまさに「今」、自由で、満ち足りています。この「今」という瞬間にただ気付くのです。過去を後悔せず、未来に何も望まないことです。
生命は物質(肉体)とバイブレーション(霊)の組み合わせです。
宇宙のすべてのものは「意識」から生まれ、「意識」の表れなのです。
私のお気に入りのブログ「うちこのヨガ日記」でうちこさんがヨガの小路きみまろと表現しているシュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカールに興味を持ち、KKロングセラーズ発行、シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカールの言葉を集めた「ヨガ大聖者からの贈り物 幸せに生きる智慧」をアマゾンで買ってみました。
シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカールはビートルズにヨガの思想を教えたマハリシ・マヘシュ・ヨギのお弟子さんのようで、またその名前がビートルズのジョージ・ハリソンにインド楽器のシタールの演奏を教えた、そしてノラ・ジョーンズの父親であるラヴィ・シャンカールと同じなので、何だか怪しい、アメリカのヨガビジネスの人かもと思わせます。そして本の表紙は彼の顔の写真になっており、黒い長髪に口髭にあご髭、そしてクリっとした丸っこい目が微笑んでいて、これはもう。またうちこさんがヨガの小路きみまろと表現しているので、バグワン・シュリ・ラジニーシのように喋りまくる人なのだろうと思わせます。そしてこの奇抜な名前と奇抜な顔に似合わない「幸せに生きる智慧」と言うなんともぬるい本の題名、私は既に偏見の塊となってこの本を開きました。
しかし、本を開いてみますと事前の印象と大分違う。私より10才年下のこの人はアメリカを起点に世界の紛争解決に奔走していて、2006年にはノーベル平和賞の候補にもなったそうです。
お話はバグワン・シュリ・ラジニーシとは違って簡潔な表現の言葉が続いていました。そしてその内容はかなり本格的なヨギ(ヨガ行者)の言葉です。心は自分の主人では無く自分の一部である。そこでプラーナヤーマ(呼吸法)と瞑想で心を整えて、心と体と環境世界とは全く別の霊性(真我)、これを真の自己(セルフ)と表現していますが、それに至って下さいと言います。これは霊性(プルシャ)と現象世界(プラクリティ)とが実在するサーンキヤ哲学ですね。プラーナヤーマ(呼吸法)と瞑想によって心(マナス)から自我意識(アハンカーラ)へ、そして統覚(ブッディ)へと遡った末に霊性(プルシャ)へと跳躍する、サーンキヤ哲学の構造です。
そしてまた、事象は転変する(自分の心も他者の心も)。過去や未来に引きずられずに(執着せずに)「今」を観なさい。本の最後の方はかなりビジネスに寄せた話題にはなっていましたが、お勧め出来る本でした。
そこで折角なので少しだけ、私が気に入った所を抜粋しておきましょう。
理性と信念は、どちらか一方だけでは存在できません。~理性は日常であり、繰り返しです。信念は冒険であり、探求です。
心がすっかり「今、この瞬間」にある時には、情熱的になる意外ないのです。一方無感動になるのは、あなたが人生の根源から遠ざかっている時です。
言葉を超えたものを見つめ、語りましょう。そうすれば、人生に嘘がなくなります。言葉を頼る事、それは「無知」です。言葉を超えると、それは叡智です。
私たちは人の気持ちが自分の思い通りになるようにと、どこかで望んでいますが、それは不可能な事です。「こうあるべきだ」という「無知」があなたを不幸にします。
欲望を抱いている時、今この瞬間に喜びを感じることができるでしょうか?そして、喜びに満ちている時に、欲望が湧いてくることがありますか?
あなたはまさに「今」、自由で、満ち足りています。この「今」という瞬間にただ気付くのです。過去を後悔せず、未来に何も望まないことです。
生命は物質(肉体)とバイブレーション(霊)の組み合わせです。
宇宙のすべてのものは「意識」から生まれ、「意識」の表れなのです。