補聴器を買う
6年前でしたか妻の言葉の語尾が聞き取りにくくて結局イエスなのかノーなのか分からない日が続き、妻に押されて耳鼻科へ行き聴力の検査をして貰いました。検査の結果は正常範囲内だったと思うのですが耳鼻科では補聴器屋さんを紹介してくれました。補聴器屋さんは繁華街の駅前のビルの2階に有りまして、そこではPCを使った検査をしてくれて「これはどうですか」と補聴器を出してくれます。するとハウリングのうるさい事。すぐには決められないので補聴器のカタログを貰って帰宅しました。そしてカタログを見ますと補聴器の高い事。安い物でも片耳で20万から30万円もします。こんな高い物が買えるか、当面の生活に困っている訳でも無いので自分なりの経過観察にする事としました。
さて今年の10月20日、自動車の運転免許更新の為の高齢者講習が有りまして指定の教習所へ行きました。講習が始まるのを待っています時に、たまたま隣に居合わせたおじさんが暇に任せて補聴器の話を始めます。「これ、オンキョーの補聴器ですが、良いですよ」。補聴器は高いでしょう、安いのでも片耳で20万か30万はしますでしょうと返しますと「いや、2万円か3万円でしたよ。以前に耳鼻科で勧められて30万円のを使いましたが、それに比べて遜色は有りません」と言います。これは耳の事だけに耳寄りな話です。
高齢者講習では視力は普通で実技の運転もすいすいでした。あとは来月警察署で免許証の更新をするだけ。そしてさっき聞いた補聴器の話が気になります。
翌日インターネットで「アマゾン オンキョー補聴器」と検索するとすぐに出て来ました。片耳用だと29800円、更に15%程のポイントも付くようです。次に「オンキョー補聴器」で検索しますと電話番号が有りますのでオンキョーに電話してみました。補聴器はどれくらい持ちますかと聞きますと「1年か2年は持ちます」との事(取扱説明書には5年と書いて有ります)。電池はどれくらい持ちますかと聞きますと「10日くらいですね」。別売りの電池は小さな電池が6個付いたシートが10枚(600日分)で2000円足らず、家計の負担にはなりません。良いぞ、良いぞ。
片耳分買うとしたら聞こえの良い方と悪い方のどちらに装着しますかと聞きますと「それは人によります」との事。難聴の軽い人は聞こえない方に、難聴の進んだ人は聞こえる方に装着するのでしょう。耳掛け式と耳穴式のどちらが売れていますかと聞きますと「今はマスクをする人が多いので耳穴式が多いですね」。なるほど。そしてアマゾンで買っても良いですかと聞きますと「どうぞどうぞ」。そして電話の女性は「しばらくは1日に2時間くらい使って徐々に耳を慣らして下さい」と言いました。電話を切ると早速アマゾンに発注。どちらかと言いますと右耳の音が小さく聞こえるようなので右耳用を1個にしました。
2日後に補聴器は到着。音のレベルは4つ有るようで、私は1番小さなレベルに合わせます。
そして耳慣らし1日目
補聴器を装着してテレビを点けますと、テレビからの音が補聴器からも小さく聞こえます。これが続くと嫌だな。そして玄関から表に出ますと風の音がジャリジャリ、また目の前を通過する自動車も、自動車の地面の音に加えて雑音がします。試しに妻に電話を掛けて貰うと両耳共同じように聞こえます。
耳慣らし2日目
テレビを点けますとテレビからの音だけで補聴器からは音がしません。脳が修正したようですね。また表に出ましても風の音も自動車の音も不快には感じません。
耳慣らし3日目
これまでテレビの音量は14で聞いていましたがNHKのドラマは音が小さく、「おかえりモネ」も「青天を衝け」も音量は16か17で聞いていました。ところが普通の時は12の音量が適当で、NHKのドラマも14で良く聞こえるようになりました。どうやら補聴器は高音と物質音を補強するようです。
耳慣らし4日目
朝起きるとすぐに補聴器を装着したくなりました。これは友達にも勧めてみたい。
値ごろの補聴器を買えて嬉しい事ですが、私達老人は老眼鏡には抵抗が無いのに何故か補聴器には抵抗が有ります。これはどうしてでしょうか。老眼になりますと本人はとても不便ですが周りには迷惑が掛からない。一方で耳が遠くなりますと本人は気になりませんが周りには大迷惑。結局は本人の都合次第なんですね。思えば私の母は晩年にはテレビの音が大きくて隣の部屋に逃げてもまだうるさかったもので、懐かしく思い出します。
6年前でしたか妻の言葉の語尾が聞き取りにくくて結局イエスなのかノーなのか分からない日が続き、妻に押されて耳鼻科へ行き聴力の検査をして貰いました。検査の結果は正常範囲内だったと思うのですが耳鼻科では補聴器屋さんを紹介してくれました。補聴器屋さんは繁華街の駅前のビルの2階に有りまして、そこではPCを使った検査をしてくれて「これはどうですか」と補聴器を出してくれます。するとハウリングのうるさい事。すぐには決められないので補聴器のカタログを貰って帰宅しました。そしてカタログを見ますと補聴器の高い事。安い物でも片耳で20万から30万円もします。こんな高い物が買えるか、当面の生活に困っている訳でも無いので自分なりの経過観察にする事としました。
さて今年の10月20日、自動車の運転免許更新の為の高齢者講習が有りまして指定の教習所へ行きました。講習が始まるのを待っています時に、たまたま隣に居合わせたおじさんが暇に任せて補聴器の話を始めます。「これ、オンキョーの補聴器ですが、良いですよ」。補聴器は高いでしょう、安いのでも片耳で20万か30万はしますでしょうと返しますと「いや、2万円か3万円でしたよ。以前に耳鼻科で勧められて30万円のを使いましたが、それに比べて遜色は有りません」と言います。これは耳の事だけに耳寄りな話です。
高齢者講習では視力は普通で実技の運転もすいすいでした。あとは来月警察署で免許証の更新をするだけ。そしてさっき聞いた補聴器の話が気になります。
翌日インターネットで「アマゾン オンキョー補聴器」と検索するとすぐに出て来ました。片耳用だと29800円、更に15%程のポイントも付くようです。次に「オンキョー補聴器」で検索しますと電話番号が有りますのでオンキョーに電話してみました。補聴器はどれくらい持ちますかと聞きますと「1年か2年は持ちます」との事(取扱説明書には5年と書いて有ります)。電池はどれくらい持ちますかと聞きますと「10日くらいですね」。別売りの電池は小さな電池が6個付いたシートが10枚(600日分)で2000円足らず、家計の負担にはなりません。良いぞ、良いぞ。
片耳分買うとしたら聞こえの良い方と悪い方のどちらに装着しますかと聞きますと「それは人によります」との事。難聴の軽い人は聞こえない方に、難聴の進んだ人は聞こえる方に装着するのでしょう。耳掛け式と耳穴式のどちらが売れていますかと聞きますと「今はマスクをする人が多いので耳穴式が多いですね」。なるほど。そしてアマゾンで買っても良いですかと聞きますと「どうぞどうぞ」。そして電話の女性は「しばらくは1日に2時間くらい使って徐々に耳を慣らして下さい」と言いました。電話を切ると早速アマゾンに発注。どちらかと言いますと右耳の音が小さく聞こえるようなので右耳用を1個にしました。
2日後に補聴器は到着。音のレベルは4つ有るようで、私は1番小さなレベルに合わせます。
そして耳慣らし1日目
補聴器を装着してテレビを点けますと、テレビからの音が補聴器からも小さく聞こえます。これが続くと嫌だな。そして玄関から表に出ますと風の音がジャリジャリ、また目の前を通過する自動車も、自動車の地面の音に加えて雑音がします。試しに妻に電話を掛けて貰うと両耳共同じように聞こえます。
耳慣らし2日目
テレビを点けますとテレビからの音だけで補聴器からは音がしません。脳が修正したようですね。また表に出ましても風の音も自動車の音も不快には感じません。
耳慣らし3日目
これまでテレビの音量は14で聞いていましたがNHKのドラマは音が小さく、「おかえりモネ」も「青天を衝け」も音量は16か17で聞いていました。ところが普通の時は12の音量が適当で、NHKのドラマも14で良く聞こえるようになりました。どうやら補聴器は高音と物質音を補強するようです。
耳慣らし4日目
朝起きるとすぐに補聴器を装着したくなりました。これは友達にも勧めてみたい。
値ごろの補聴器を買えて嬉しい事ですが、私達老人は老眼鏡には抵抗が無いのに何故か補聴器には抵抗が有ります。これはどうしてでしょうか。老眼になりますと本人はとても不便ですが周りには迷惑が掛からない。一方で耳が遠くなりますと本人は気になりませんが周りには大迷惑。結局は本人の都合次第なんですね。思えば私の母は晩年にはテレビの音が大きくて隣の部屋に逃げてもまだうるさかったもので、懐かしく思い出します。