感情の消費
2月24日、ロシア軍がウクライナへ侵攻すると言うまさかの事件が起こりました。テレビニュースを観ていますとロシア軍の空挺部隊やらヘリコプターやらがウクライナのあちこちで作戦を展開しています。プーチン大統領が核兵器の使用をちらつかせた数日後の事で、ウクライナは3日くらいで制圧されるだろうとの印象を受けましたが3日経ってもウクライナは落ちない。そして1週間が経った頃、このままテレビを観ているだけで良いのかと思い、ウクライナ緊急支援をやっているNPOに僅かですが10,000円の寄付をしました。そして半年近く経ちますと興奮は収まっていて、今後の世界情勢を占っている私。
驚き→怒り→悲しみの感情は花火のように打ちあがっては静かに消えてゆきます。
4月23日、知床岬のあたりで遊覧船のKAZUⅠが沈没する事故が起こります。海面に落ちれば数分で意識を失うと言う過酷な状況の中で荒れた海での救助は進まない。2019年の6月にうちの夫婦と友達夫婦の4人で伊勢志摩の鳥羽湾でKAZUⅠと似たような遊覧船に貸し切り状態で乗りました。その時にも船長さんを頭から信じていましたし、沈没の様子をありありと思い浮かべますと事故の悲惨さが身に迫って来ます。あの時は救命胴衣も着けていなかったなあ。そして昨年の11月にはオホーツク紋別のツアーに参加して知床岬を遥かに眺めもしました。なので、なんだかKAZUⅠの事故を我が身に引き寄せているかのような気持ちでした。が、
驚き→怒り→悲しみの感情は花火のように打ちあがっては静かに消えてゆきます。
7月8日のお昼頃に友達からLINEが入りまして、安倍晋三さんが銃撃を受けたらしい。テレビをつけてみますと犯行現場の様子をありありと伝えています。拳銃で撃たれた、いや散弾銃で。NHKのインタビューを受けた2人の女子高生が適格に事件の様子を伝えていました。犯人はバズーカ砲のような物を持っていて1発目は大きな煙が出た。そして2発目では火を噴き煙も出て安倍晋三さんが倒れた。そうか、拳銃ならば右翼か暴力団の仕業?また凶器が散弾銃ならすぐにSPの目にとまる筈だし、どう言う事?そして心肺停止の報道が。しかし外交で評価の高かった元総理大臣が暗殺されるとは、これは国際ニュース、どうなっているのよ。
特定の宗教団体に恨みを持つ犯人がどう言う訳か安倍さんを標的にした私怨による犯行で、政治思想によるものでは無いとはあとで分かりましたが、どうして警察やマスコミが統一教会の名前を隠したのかが分かりません。また映像を見ていますとSPがみんな前を向いていて、これは杜撰。そして犯行の凶器は自家製の、拳銃の形をした散弾銃だとも分かりました。テレビ西部劇の「拳銃無宿」でスティーブ・マックイーンが持っていたランダル銃みたいな物か。
しかし、事件から1週間も経ってテレビニュースでこの暗殺事件をやっていますと、まだやってると思う私。
驚き→怒り→悲しみの感情は花火のように打ちあがっては静かに消えてゆきます。
こうして自分の心を観察していますと、心はいつも「感情を刺激して欲しい」と、感情の対象になる事象を求め続けている事が分かります。これはインドで言うモンキーマインドですね。果実をひとかじりした猿はもう次の果物に手を伸ばしている。私達は次々に起こる驚き→怒り→悲しみへと変化する感情が正義感に裏打ちされた感情の発露だとは思いがちですが、なんと愚かなモンキーマインドによる感情の消費でした。
ヨガと言う言葉には馬を馬車に繋ぎ止めると言う意味が有るそうですが、私もモンキーマインドに引きずり回されず、モンキーマインドを飼い慣らすようにしたいです。
2月24日、ロシア軍がウクライナへ侵攻すると言うまさかの事件が起こりました。テレビニュースを観ていますとロシア軍の空挺部隊やらヘリコプターやらがウクライナのあちこちで作戦を展開しています。プーチン大統領が核兵器の使用をちらつかせた数日後の事で、ウクライナは3日くらいで制圧されるだろうとの印象を受けましたが3日経ってもウクライナは落ちない。そして1週間が経った頃、このままテレビを観ているだけで良いのかと思い、ウクライナ緊急支援をやっているNPOに僅かですが10,000円の寄付をしました。そして半年近く経ちますと興奮は収まっていて、今後の世界情勢を占っている私。
驚き→怒り→悲しみの感情は花火のように打ちあがっては静かに消えてゆきます。
4月23日、知床岬のあたりで遊覧船のKAZUⅠが沈没する事故が起こります。海面に落ちれば数分で意識を失うと言う過酷な状況の中で荒れた海での救助は進まない。2019年の6月にうちの夫婦と友達夫婦の4人で伊勢志摩の鳥羽湾でKAZUⅠと似たような遊覧船に貸し切り状態で乗りました。その時にも船長さんを頭から信じていましたし、沈没の様子をありありと思い浮かべますと事故の悲惨さが身に迫って来ます。あの時は救命胴衣も着けていなかったなあ。そして昨年の11月にはオホーツク紋別のツアーに参加して知床岬を遥かに眺めもしました。なので、なんだかKAZUⅠの事故を我が身に引き寄せているかのような気持ちでした。が、
驚き→怒り→悲しみの感情は花火のように打ちあがっては静かに消えてゆきます。
7月8日のお昼頃に友達からLINEが入りまして、安倍晋三さんが銃撃を受けたらしい。テレビをつけてみますと犯行現場の様子をありありと伝えています。拳銃で撃たれた、いや散弾銃で。NHKのインタビューを受けた2人の女子高生が適格に事件の様子を伝えていました。犯人はバズーカ砲のような物を持っていて1発目は大きな煙が出た。そして2発目では火を噴き煙も出て安倍晋三さんが倒れた。そうか、拳銃ならば右翼か暴力団の仕業?また凶器が散弾銃ならすぐにSPの目にとまる筈だし、どう言う事?そして心肺停止の報道が。しかし外交で評価の高かった元総理大臣が暗殺されるとは、これは国際ニュース、どうなっているのよ。
特定の宗教団体に恨みを持つ犯人がどう言う訳か安倍さんを標的にした私怨による犯行で、政治思想によるものでは無いとはあとで分かりましたが、どうして警察やマスコミが統一教会の名前を隠したのかが分かりません。また映像を見ていますとSPがみんな前を向いていて、これは杜撰。そして犯行の凶器は自家製の、拳銃の形をした散弾銃だとも分かりました。テレビ西部劇の「拳銃無宿」でスティーブ・マックイーンが持っていたランダル銃みたいな物か。
しかし、事件から1週間も経ってテレビニュースでこの暗殺事件をやっていますと、まだやってると思う私。
驚き→怒り→悲しみの感情は花火のように打ちあがっては静かに消えてゆきます。
こうして自分の心を観察していますと、心はいつも「感情を刺激して欲しい」と、感情の対象になる事象を求め続けている事が分かります。これはインドで言うモンキーマインドですね。果実をひとかじりした猿はもう次の果物に手を伸ばしている。私達は次々に起こる驚き→怒り→悲しみへと変化する感情が正義感に裏打ちされた感情の発露だとは思いがちですが、なんと愚かなモンキーマインドによる感情の消費でした。
ヨガと言う言葉には馬を馬車に繋ぎ止めると言う意味が有るそうですが、私もモンキーマインドに引きずり回されず、モンキーマインドを飼い慣らすようにしたいです。