ANANDA BHAVAN 人生の芯

ヨガを通じた哲学日記

運転免許の更新

2021年09月12日 | 日記
運転免許の更新

 「免許証更新のための検査と講習のお知らせ」と言う3つ折りの葉書が来ましたが、ざっと読んで見ても何が何だか。丁寧に読み返して見ますと、私は今年の11月で75才になりますので、後期高齢者への運転免許更新の説明でした。

 ①八王子の警視庁分室で認知機能検査を受ける。②検査に合格すると次に指定の教習所で高齢者講習を受ける。③高齢者講習を受けたら誕生日前後1ヶ月以内に警察で運転免許を更新する、と言う3つのステップになっています。葉書に有る番号に電話しますと、八王子の警視庁分室での認知機能検査の予約が7月13日の15時で取れました。しかし分室の住所を見てもどうやって行ったら良いか分からない。バス便の案内も有りますが、何処で乗ったら良いかも何処で降りたら良いかも、そして降りたあとにどう行けば良いかも分かりません。そこでインターネットで検索しますと分室の地図が有りました。駅から歩いたら20分以上は掛かりそう、猛暑の中で歩くのは無理、これはタクシーだね。

 当日、八王子の駅を降りてタクシーに乗り警視庁分室までと言いますと運転手さんは「ん?」、そして免許の更新ですかと聞きますのでそうですそうですと一安心。タクシーの窓から眺めていますととても歩いて行ける距離では有りませんでした。分室に着きますと既に20人ばかりが中で待機しています。受付は何処ですかと聞きますと案内の立て札を指してこれからですよと教えてくれました。

 時間が来て教室へ通されますとコロナ対策で窓は開けっぱなし。吹き抜ける風とエアコンとで少し寒いくらい、夏用のジャケットを羽織って来て良かった。丁寧な説明と注意のあとに検査は始まりました。

 検査は3段階で最初は「今日は何月何日の何曜日ですか?」、これは簡単と言うより分からない方が怖い。そして次が問題で、16枚の絵を見せてくれ、それから別の作業をしたあとにさっきの絵を思い出すと言う課題でした。絵を見ながら何か関連を見つけておくと芋づる式に思い出せるのですが、どうしても4枚が思い出せませんでした。次にヒントを貰って思い出すのですがこれはセーフ、事なきを得ました。

 3番目のテストとして時計の針を記入。私はうっかり長針と短針を間違えて記入、そしてハッと気付いて訂正、ああ危なかった。しばらくして検査結果が発表され私は84点で合格、やれやれです。そして教室を退室する時に次に受ける高齢者講習の教習所のリストが配られました。次は高齢者講習か。

 翌7月14日に指定の教習所に電話しますと8月分の予約は終了していて9月分の予約は8月5日の9時からと録音の音声で教えてくれます。

 8月5日の9時、高齢者講習専用の番号に電話しますと、これがずっと話し中でちっとも繋がりません。お昼を過ぎても2時をまわってもずっと話し中、どうなっているのでしょうか。午後4時にやっと繋がったと思ったら録音の音声で9月分の受付は終了しました、次の10月分の受付は9月5日の9時からですと言います。どーん!これはがっくり。

 9月5日にまた同じように話し中が続いて予約が出来なかったらどうしようか。私の誕生日は11月なので12月まではセーフ、ですから9月5日の10月分が駄目でもあと2回はチャンスが有りそうですがやはり気になります。重たーい気持ちで1ヶ月が過ぎました。

 9月5日、9時になる少し前から電話を始めました。今度は妻も参戦、私は据え置き電話で、そして妻はスマホで掛け続けます。しかし、やはり話し中ばかり、どうなっているのでしょうか。お昼前にはインターネットで調べて教習所の代表に電話を掛けてみました。全然繋がりませんがと言いますと申し訳有りません、でもあの番号でしか受け付けておりません。お急ぎなら他の教習所を予約なさったら如何でしょうかと、うちから1時間半程の教習所を教えてくれまして、今回予約が出来なかったらそっちで予約してみるか、でも土地勘が無いしなあ。

 この教習所は高齢者講習を本当はやりたくないのではないか、そして受話器は外しっぱなし?疑惑が段々と本当の様に思えて来ます。

 そして午後2時、フッと電話が繋がりました。相手の女性は落ち着いていてそれ程忙しそうでも有りません。10月20日の8時30分なら予約出来ます、8時半?早いなあ。他の教習所でも8時半だったらもっと大変よ、と妻に言われ、それはそうだと仕方なくそれをお願いしました。

 教習所での高齢者講習なら5年前の70才になる時に1度受けていますから要領は分かります。

 あくまでも講習で有って試験では有りませんから、たとえ実技で失敗しても不合格と言う事は無いのですが、あの時は3人のおじさん達が車に同乗して交代で運転しまして、おじさん達は緊張のあまり脱輪などしていましたが私はスイスイでした。今回もまあ、楽勝でしょう。

 しかし、7月に警視庁分室で認知機能検査、話し中の嵐を乗り越えて10月に教習所で高齢者講習、そして11月にやっと警察で免許の更新とはうんざりで、後期高齢者になりますと運転免許更新の面倒臭い事。

 この面倒臭さで行政も運転免許の返納を促しているのかも知れませんね。









コメント
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