映画『俺は、君のためにこそ 死ににいく』は知覧基地から沖縄へ向けて飛び立った特攻兵の物語である。
この映画の基になったのは佐藤早苗『特攻の町 知覧』(光人社)である。この本は、明日、明後日には特攻隊員として沖縄へ向けて飛び立ち、100パーセント確実に死んでしまう、主に10代後半~20代前半の若者の物語である。
特攻隊員の世話をする富家食堂の女将さん、鳥浜とめさんと若い特攻兵との邂逅を描いている。
私は今年2月、この『特攻の町 知覧』を題材に、靖国神社崇敬奉賛会青年部「あさなぎ」勉強会において、特攻隊について発表させていただいた。そして、この模様が「チャンネル桜」で放映された。
始まる前から涙ぐんでいた。始まって5分ほどのシーンで実際泣いてしまった。その後はもう、涙涙で大変だった。若いときは、泣くことは恥ずかしくあったが、年をとってからは泣けるときに泣いておこう、と思うようになった。適当に今の日本が作られたのではない。無為無策で今の日本ができたのでない。多くの命の上に我々は日常生活を謳歌しているということを分からなければならない。実際今の日本があるのは、彼等のおかげなのだ。だから常々感謝し続けなければならないのだ。護国神社や靖国神社のお手伝いをさせていただく時は、今まで以上に感謝の誠を捧げて取り組もうと、褌を締めなおした次第である。
ぜひ、この映画をご覧下さい。ぜひ、下記の本をお読み下さい。
特攻の町・知覧―最前線基地を彩った日本人の生と死 光人社 このアイテムの詳細を見る |