インドちゃんの子どもと書くな!子供と書け!!

障がい者と書くな!障害者と書け!!

ケンドー・コバヤシ

2006-04-11 09:57:17 | お店情報

ホワイトベース隊にとって、アムロ・レイという少年の存在はあまりにも大きかった。不慣れな戦いを強要された隊にあって、パイロットとしての彼の力は強すぎたのである。しかし、アムロとほかの若者たちの生きようとする意志に差があるはずおなかった。だからこそ、アムロと共に戦ったクルーたちは、程度の差こそあれ、彼とのギャップに思い悩んだ。そうした感情に最も悩まされた少年が、ハヤト・コバヤシであった。

ハヤトがアムロとの才能の差を意識したのは、ホワイトベースに身を寄せる以前から彼に近い位置に居たためであろう。一年戦争中盤において、ハヤトはサイド7に居住しており、彼の家はアムロの住まいの向かいにあった。そのため、機械いじりに没頭する内向的な少年の姿を、身近なものとして目にしてきたのである。それが、公国軍の襲撃によって、彼はアムロと共にホワイトベースに避難することとなった。その戦いの中で、アムロが急速に才能を開花させていくのを目の当たりにすれば、自分との違いに嫉妬と焦燥感を抱くのも当然と言えよう。彼にとっての一年戦争は、生き残るための戦いであると同時に、アムロ・レイという壁と向き合う試練だったのかもしれない。そしてその戦いは、己の存在意義を頑なに求めた少年の成長を促すこととなるのである。

 

 リュウさんを殺した敵が

   目の前にいるんですよ!

 

サイド7において公国軍の襲撃に遭い、避難民としてホワイトベースに搭乗したハヤトは敵の迫撃を受ける艦において、機銃座の砲手を務めることとなった。その後、モビルスーツへの順応を示した彼は、RX-75ガンタンクなどのパイロットとなり、ホワイトベースの戦力の中核として成長していく。彼の生来持つ勇敢な性格が、そうした行動をとらせたのだろう。しかし、その行動の裏には、アムロに対する競争心が働いていたことは想像に難くない。また、クルーたちのアムロに対する期待に比べ、自分が頼りにされていないと感じていたことも、アムロに対する反発心に繋がったと推測できる。実際、ホワイトベースを脱出したアムロの処分が独房入り程度だったことに反感を抱き、カイ・シデンたちと共に艦を降りたこともある。それは、アムロひとりがホワイトベースを守っているのではないという、彼のプライドの裏返しであったに違いない。

しかし、 そうしたアムロへの個人的な感情は次第に氷解していった。それは、戦いの中で多くの仲間を失い、ジオン公国に対する義憤を強くしていったためであろう。サイド6の宇宙港で公国軍の戦艦と鉢合わせした際には、怒りに震える場面もあった。戦争は彼の人間的成長を促すと共に、戦う意義を見出させたのである。それだけに、彼は己の力のなさを嘆いた。もちろん、ほかのクルーたちと同じように戦ってきた彼の力が足りなかったわけではない。しかし、ニュータイプとして大きく成長したアムロと共に戦った彼からすれば、自分があまりに無力であるかのように感じられたのであろう。結局、アムロとの差は一年戦争を戦い抜いても埋まることはなかった。だが、終戦を迎えた彼の表情にわだかまりはなく、ホワイトベースを支えた偉大な戦士の帰還を笑顔で迎えたのだった。

ハヤト・コバヤシ
階級:伍長(曹長の説もあり)  年齢:15歳  性別:男  所属:地球連邦軍第13独立部隊  出身地:不明  技能:パイロット  特技:柔道(黒帯)
身長:150センチ(ミニモニ。)  体重:48㌔

■フラウに明かした本心
ソロモン攻略中負傷したハヤトは、看病にあたったフラウに己の無力を嘆き、その心境を告白した
「悔しいな、僕だけこんなんじゃ。セイラさんにもカイさんにも適わないなんて・・・・・・情けないよ」
負傷したハヤトはフラウに自らの本心を語った。傷の痛みと共に、彼の中にあった劣等感が自らを苛んだのであろう。己の弱さを見せまいと戦ってきた少年が流した涙は、その葛藤の深さの表れであった。内に隠してきたその感情をフラウに明かしたのは、自分の苦しみを誰かに行ってもらいたいという思いがあったのかもしれない。

ア・バオア・クー攻略戦の直前にはフラウとの仲が進展し、親密に語り合うこともあった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・\(-o-)/

一年戦争後は、フラウ・ボゥと結婚し、カツ・レツ・キッカを養子にする・・・・・・・・・・(>_<)