こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[60歳までチャンスがある]

2018-06-08 19:10:00 | 生き方
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸として、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

こくご食堂今日のお話は、[60歳までチャンスがある]

最近、テレビを見なくなりました。意識的に観ないのではなく、見る時間がなくなっているのです。しかし、唯一録画してまで観ているのが、「僕らの時代」。
フジテレビ、毎週日曜朝7時~30分のトーク番組です。毎回3名から4名のゲストが出演しています。

6月3日の放送では、ディーン・フジオカさん、モーリー・ロバートさん、安藤忠雄さん。今回の30分の放送はとても短く感じ、内容はとても濃いものでした。

安藤さんの設計した東京にある「国際こども図書館」で三名が対談していました。館内はとてもスタイリッシュで落ちつきのあるものでした。一度行ってみたいです。

安藤さんは、大学で教えるとき生徒に地球儀を作ってくるよう課題を出すそうです。なんでもいいからと。きっかけは、家に地球儀なないという生徒が多かったからだそうです。この課題では、バラエティーに富んだ地球儀がつくられるそうです。建築の先生らしい、ユニークな課題です。

そして、日本人とアメリカ人の両親を持つモーリー・ロバートさんは、中学生からアメリカで暮らすことになりびっくりしたそうです。アメリカの授業では、「なぜ地球は平たくないのか?」というテーマについて、徹底的に議論するそうです。当時は、「そんなわかりきったこと何故話しているのかな?」と感じたそうです。しかし、日本の教育しか経験していなかったので、当初は議論に入っていけなかったそうです。その授業では、学校の先生も真剣に討論します。生徒に真剣に向き合うそうです。

ロバートさんのご両親が喧嘩をしているとき、日本語と英語両方がわかる子供として、お互いが理解しあえていないと感じていたと言っていました。ディーンさんも国際結婚です。その辺りはどうですか?とロバートさんが質問すると、喧嘩は多いけれど相手を思う気持ちがそれ以上にある、と言っていました。私の大学時代のイタリヤ語の先生は、奥様が日本人でした。私達生徒はよく先生のご自宅に遊びに行きました。すると、お二人が喧嘩をされているのを観ました。そして国際結婚は難しいなと思っていました。しかし結婚25周年をむかえた私が感じるのは違うことです。国際結婚で、お互い分かり会えない部分があるほうがいいかもしれないということです。日本人同士だと、分かもらえるだろうと感じることで亀裂になることもあります。わかり会えない部分があるということは同じ文化でも異文化でもあるのです。だから今になると、イタリヤ語の先生ご夫婦もそういうところでつながっていたと思えるのです。

安藤さんは海外で建築の仕事をされていますが、一切外国語で話をしないそうです。日本語の関西弁で通じるというのです。すごいと思いました。ディーンさんが仕事で納得いかないときは、言い方に注意しながら相手には意思をつたえると言うと、
「喧嘩しないとだめだよ。」
と安藤さん。安藤さんは、喧嘩してでも相手と納得がいくまで話をするそうです。対照的ですが、両者の言っていること、よくわかりました。

ロバートさんが、
「人は、35歳までに厳しい状況におかれないと、ダメな気がします。」
というと
「60代までチャンスはある。」
と安藤さんは言いました。私の父は92歳です。まだ自営で仕事をしています。身近にそういう元気な年配者がいるので、この安藤さんの言葉、納得です。人生90年の時代です。定年が60歳は早すぎます。そして60代から人生を切り替えることもできるのだと希望が持てました。

そして、収録がおわったら、安藤さんは走って帰られました。すごいパワーです。

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6月無料体験をホームページにアップしました。
国語作文教室こくごレストランin川崎
無料体験授業できます。
各回、6名までとさせていただきます。応募はホームページ問い合わせよりお願いいたします。
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ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://www.kokugoresutoran.com


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