こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[原稿をみないで]

2017-12-17 19:35:06 | ビブリオ
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。思ったこと・体験したことなどを文章にすることは、すべて「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[原稿を見ないで]です。

今日は待ちに待った日でした。以前に申し込んでいた「全国大学リブリオバトル2017首都圏決戦」当日です。


▲会場は大手町読売ホール
会場に向かう途中ドキドキします


▲観覧案内の葉書


リブリオとは、5人くらいで読んで面白いと思った本を5分間で紹介をします。原稿はみません。発表後に2分間発表にかんするディスカッションをする。全員の発表が終わったら、どの発表が一番よかったか投票するものです。

今回は全国から選抜された大学生が、それぞれの好きな本の発表をしました。午前中にアナウンサー教室があったため、少し遅刻しての参加でした。

先に予選があり、私の入った会場では、すでに3名の発表が終わっていました。個性的な大学生が多く、選ぶ本もさまざまです。全員の発表が終わると、自分の選んだ発表者の名前が呼ばれたらうちわを挙げます。


▲観客はうちわで投票


語りかるようにやさしく、締め切りに追われた著名人の言いわけ?を集めた本を紹介した方。『「〆切本」左右社編集部編・左右社』
本の内容をはなさず、本の帯に書かれたことと本文の謎めいた文章を紹介するだけで、聞いている人の心をつかんだ方。『「夜の国のクーパー」伊坂幸太郎・東京創元社』
が選出されました。間にトークショーをはさんでいよいよ決勝です。途中の休み時間に、この本を買いました。会場で紹介されていた本です。その本売り場にいた発表者の大学生は
「自分の紹介した本を買っていただくなんて、めっちゃ嬉しい。こんなに嬉しいかな」と感動していました。

▲私の買った本
現金決算だったので、他の本をかえませんでした
残念


決勝では違う会場から選出された4名を含め6人のバトル開始です。決勝で私がうちわをあげたのは、『「絶望ノート」歌野晶午著・幻冬舎』を紹介した方です。いじめにあっている青年が、神様にいじめた人をこらしめるように書くとその通りになるというお話。デスノートはと違った内容です。最後には希望をみいだせたそうで、読んでみたいです。


▲決勝は大きなホールで開催


この発表は、是非会場で聞いていただきたいです。方言を交えたり、演劇風に本を朗読していみたり、創意工夫が素晴らしいです。原稿をみないで、自分の言葉でしっかり話しをする若者を見ているととても元気がでます。観戦している人は、年配の方から小学生までいました。

優勝した方は、広島の大学生で方言を交えて、とてもユーモアのある方でした。受賞コメントでは「優勝となると、大きく報道されますよね。こんな本を紹介してお母さんにおこられてしまいます。」と会場をわかせていました。ちなみに彼の紹介した本は
『「18禁日記」二宮敦人著・TOブックス』
内容はお母様におこられるようなものではないのですが、タイトルが・・・でしょうか。

これは、来年創業する塾で是非取り入れたいものです。自分の生徒達が楽しくバトルする姿を想像してわくわくしました。そして、もっと大きく取りあげていただき、大勢の方に見て聴いていただきたい内容でした。

2018年1月28日12:00~早稲田大学井深大記念ホールで全国高等学校書評合戦ビブリオバトル決勝戦が開催されます。さっそく観覧を応募しました。興味のある方は、是非現場で体感していただきたいです。もっと「ビブリオ」がひろがり、楽しく読書をする方が増えるといいと思います。
全国高等学校書評合戦ビブリオバトル決勝戦


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