こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【伯母からのプレゼント】

2017-11-01 19:34:38 | 企画する
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[伯母からのプレゼント]です。

今月、母と母方の伯母二人でホテルに泊まる計画をしています。しかし、91歳になる伯母は手ごわい。説得に向かったときも、
「乗り物酔いするから自信がない。」「いかない。」
を繰り返していた伯母。しぶしぶ納得した様子でした。

先週末の台風の中、久しぶりに母の故郷に住む私の従姉が、91歳の伯母をたずねました。故郷のホテル宿泊の件を、従姉が伯母に話すと、
「そんな話聞いていない。乗り物酔いするし、自信がない。」
と言っていたそうです。母の故郷では、もう一人の伯母が楽しみに待っていると、91歳の伯母に伝えると、笑っていたそうです。完全にふざけているのでしょう。

今日、伯母の所に行きましたが、私は嫌なことがあって少し落ち込んでいました。それに、いきなりホテル宿泊の話しをしても、伯母も気分が悪いかもしれないので、黙っていました。30分ほどたつと、
「私は、あんたのお母さんとどこか行くみたいだね。」
と、とぼけた発言をしました。自分の妹を(あんたのお母さん)と呼んでいます。
「そうだよ。カレンダーに黄色いメモを貼ったよね。」
と言って、11月のカレンダーをめくると、大きな文字で宿泊日程が貼ってありました。
「もう最近は乗り物酔いもしないし大丈夫だよ。」
本当だろうか?とりあえず、今日は宿泊する気持ちでいるようでした。

伯母の最近の趣味は、新聞広告を切り、まるめて作る箱です。

▲今の伯母のブームの箱作り


この大作を私にくれました。牛乳パックでつくる筆入れも依頼すると、2個作ってくれるそうです。頑丈でつかいやすそうです。

伯母と話をしていると、気持ちがすっきりしました。伯母のおトボケは、姉妹に脈々を受け継がれていています。母の三姉妹は、どんな会話をするか楽しみです。

伯母がくれたものは、手造りの箱と、この空でした。伯母のところに行かなかったら、ゆったり空を眺める時間もありませんでした。ありがとう、伯母さん。



▲秋の雲 とても綺麗でした