今日、まったく悪気なく犬をだましてしまいました。
お向かいさんちにマロンというミニチュアダックスがいて、番犬らしくけっこう吠えます。
けれど最近は散歩でよく前を通るので、顔を覚えて吠えなくなり、触らせてもくれるようになりました。
ところが今日は心ここにあらずで、なにやら前の方をふんかふんか嗅いでいます。
その辺を見たら、なにか丸い、赤茶色のものがあったので、“あ、ドッグフードだ。届かないんだわ”と思っちゃって。
拾って投げてやったら、犬もパクッと口に入れましたが、すぐにポロっと吐き出しました。
よく見たら小石だったのです。(たぶん、園芸用の土に混ぜられているもの)
わー、大変だ!だましちゃった。もう信用してくれないかも!
そう焦って、犬に平身低頭謝りました。わざとじゃないよ、ごめんごめん、と頭や体を撫でました。
(猫しか飼ったことがないので、ついアゴ下とか撫でちゃいますけど)
すると犬は、撫でられながらまっすぐにこっちを見あげました。
怒っている様子はまったくありませんでした。その表情を見ているうち、“もしかして犬って謝罪を求めないの?”とちょっと思いました。
もうすぐ逝って1年になるウチの猫だったあやは、必ず謝罪を要求したのです。
こたつの中にいるときにうっかり蹴っちゃったり、間違ってしっぽを踏みつけたりした時に。
しらんぷりしてるとこちらの顔をじいっと見て、“ごめんなさいは?!”という表情になります。
「ごめん」と謝るとはじめて、“よろしい”という顔になってすりすりしたりして許してくれました。
でも、最初から怒らない犬の寛容な瞳にも感動するのですが、
ややMの私はツンデレな猫がよりカワイイのでした
少なくともうちの犬はそうです。
うっかり踏んづけたり蹴飛ばしたりするので、謝るのですが、
そのたびに、テンションマックスで期待に満ちた目で尻尾をぶんぶん振っています。
人間には失敗や悪意がないと勘違いしているのかい?
と、その信頼がときに重たいことも。。
程よい距離で共に過ごせるのは、やはり猫なのかもしれないですね。
ブログの更新いつも楽しみにしています[E:catface]
100パーセントの信頼!
犬好きの人はそこがたまらんのでしょうね。
でも、猫は猫でかわいいの。
“私を撫でてもよくってよ”という上からの感じもなぜか許せる。
「貴婦人(レディ)というのは働かない女だというから、
ウチではあんただけが権利があるわ」とよく言ってました。
今日は、命日です。