あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

母のひよどり、いなくなる。

2020-05-06 11:04:18 | 日記・エッセイ・コラム
母は朝食のパンを少し残して、細かくちぎって濡縁から庭に撒くのを日課にしています。

元々は、集まってくる小鳥を、窓から同居猫トムに眺めさせて楽しませるためでした。
トムは完全室内飼いで、何処にも行けないので、母はせめて鳥を見せたい、と思ったようです。

でも、餌をついばむ小鳥の様子は可愛くて、人が見ても癒しになるので、母は次第にトム関係なく鳥の餌やりを楽しむようになりました。

そして、今年のはじめあたりから、いつも一番に飛んでくるひよどりがいて、母はその子の話をよくしていました。
母の顔を覚えたのか、近くに来ても逃げない。濡縁の脇にある外水道のあたりまでくる。
「図々しいんだよ~」
と言いながら、母は嬉しそうでしたので、
「お母さんのひよどりだね」
と言うと、へへっ、と笑って、いっそう嬉しそうでした。

ところが、来なくなったのです。
2、3日まえから、突然。

「何処かに移って行ったのかな」
と私が言うと、
「そういえば、ひよどりはあの子一羽だけだった。取り残されたのに気づいたのかな…」
そう言いながら、母は寂しそうでした。

雀は相変わらず集まってきますし、充分可愛いのですが、私もなんとなく、寂しいです😢

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ねねこ)
2020-05-06 12:42:43
ウチの親も窓からご飯粒まいてますよ、どこも同じですね!w

ひよちゃんはとりぱんみたいにちょっと抜けてて、慌ててグループに戻っていったのかな?
いつもの子がいなくなると、ちょっと寂しいですね。
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Unknown (くぁんみい)
2020-05-06 12:56:08
はじめまして。こんにちはぁ〜

それは、淋しいですねぇ。
猫ちゃんも含めて、動物が突然に居なくなる…というお話は、たまに、聞きます。
野生だから、仕方ないですけれど…。

それでも、やっぱり… 淋しいですねぇ。 (´・ω・`) しょぼんっ
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Unknown (あめふり猫@管理人)
2020-05-06 12:56:57
ごはん粒!確かにその方が雀は喜ぶかも…😆
母親の行動って、似てるんですね~😂
ねねこさんのお母様も、猫ちゃんに見せるためかしら😃

私も、とりぱんをちょっと思いだしました。
また、戻って来ないかなぁ、と、時々窓から見ちゃいます😢
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Unknown (あめふり猫@管理人)
2020-05-06 13:37:48
くぁんみいさん、はじめまして!
コメントありがとうございます🙇

『とりぱん』(とりのなん子氏著)という、鳥とのふれあいを中心に、何気ない日常を描いたコミックエッセイがあるのですが、そのなかに読者の体験を紹介するコーナーがありまして。
そのひとつに、ひよどりの雛を助けて育てていたところ、よく慣れて可愛がっていたのに、ある日飛び去ってしまい、戻らなかった、という話がありました。
今回、それを思いだしました😢

それが、野生…。と、思いつつも、寂しいですね💧
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