あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

アートアニメの夜

2009-03-06 23:04:10 | 映画

岸辺のふたり―Father and Daughter 岸辺のふたり―Father and Daughter
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2003-03
ところで2年ほど前、小さな公共施設の会場で、アートアニメーションの上映会が開かれたことがありました。

以前から観たかった『岸辺の二人』(これもたしかアカデミー短編アニメーション賞受賞作品)や、『霧の中のはりねずみ』などが上映されるとあって、わくわくしながら出かけました。

ところが『アニメーション映画特集』と銘打っていたので、会場には親子連れがいっぱいいたのですね。ところがその時は(2日観に行った)夜の上映だったせいか、大人向けのアニメが多かった。

川本喜八郎という作家の人形アニメーションが、人形がきわめてリアルな上に内容も怖い。道成寺を題材にした作品から、5、6歳の男の子が「こわい、こわい」と言っていたのですが、お母さんは周りを気にして「静かにしなさい」というばかり。

そして『死者の書』という作品になったら、大人でもちょっと怖いシーンがあるのですが、そこでついに男の子は静かに泣きだしました。

私は隣で、『(その子が)トラウマになる、トラウマになるぅ~!』と心の中でつぶやいていました。大変優れた作品だし、人形のリアルさや小物や建物の素晴らしさに目を見張るのですけどね。

あのあと大丈夫だったのかなぁ。気になる……。

ところでリンク貼った『岸辺の二人』は、静謐で切ない作品で、アニメ版ではセリフはありませんが、絵本版では短い文章が入っていて、その翻訳は本木雅弘夫人である内田也哉子さんがやっていたと思います。

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おくりびととアートアニメ

2009-03-06 11:37:50 | 映画

つみきのいえ (pieces of love Vol.1) [DVD] つみきのいえ (pieces of love Vol.1) [DVD]
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2008-10-24
先月23日の発表から、映画『おくりびと』のアカデミー賞外国語映画賞受賞の話題が、テレビを賑わしていましたね。

私は昨年9月に、母とこの映画を見ました。

母が珍しく、自分からこの映画を観たい、と言ったので。

しかも、近くの映画館でやってなかったのでもう少し遠いとこになるよ、と言っても、遠出の嫌いな母が“それでもいい”ということだったので、よほど観たいんだなと思ってシネコンに出かけて行って鑑賞しました。

見終わって、私も母も大満足でしたが、地味な映画なので、まさかアカデミー賞まで取るとは思ってなかった!びっくりでした。

でも、おくりびとの受賞も大変嬉しいことでしたが、個人的にはもう一つの受賞作、『つみきのいえ』も大いに気になります。

アートアニメーション、昔から大好きなんです。

たしか、私がまだ中学生か高校生の時(つまり20年以上前です)日曜日の朝にアートアニメーションのテレビ番組があったんですよ。

一編が数分と短いので、一度に3編ほど放送していました。

印象に残っているのは、フランスの作家の作品。引っ越しであやまって置いて行かれてしまった猫が雨の街(パリだったと思うけど…自信ない)をさまよう、水彩画みたいな美しい作品でした。

日本の作家では久里洋二さんとかの、ユーモラスなものも良かった。

もっとアートアニメーションが広まるきっかけになればいいな、とちょっとおこがましいですが、思っています。

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