牛乳が美味しい季節です
手が届くとこにあったやりたいことを自分で池に放って
溶けた夢が油のように光ってるのを池の縁で眺めてるような最近です
冬眠の季節です
寒いのに甘いにおいがしてきて
ああ、春が来るにおいだと思いました。
大事なことを伝える機会を使って
あんまりにもドキドキする自分に驚いた
本番がなかったからかな
おわっても気持ち冷めなくて昨日はドキドキしたおしていた
今日は落ち着いて過ごせたけど
だからこれがいいっていうベストでないことはよくわかっている
「今日は最高だ」と言えるのは、その前に何日か積み上げた意識がある時だけ
ラッキーと充実は違う、どっちも嬉しいけど、「喜び」の深さが違う
道の傍に転がる素敵なものを見つけるのは得意で、それは体質自体がラッキー
そういう人ではないものに慰められた経験が多い、からかもしれない
次の季節のにおいはいつも、明日が無事にやってくるように思わせてくれる
遠くの知り合いが近くにきた、においなのかもしれない
つい、喜んでしまう
自己肯定感なんだか自尊感情なんだかそういった言葉にはまりそうな何か、揺るぎない健全さが、自分にはあると思っていて
それは、こういうところ
次の季節のにおいがしたら、何かが始まる気がして無性に喜んでしまうところ
何も変わらないのに、歳を重ねるほど敗れた夢も多くてその重なり甚だしいのにそれでもまだ
健全に、喜ぶ自分
気の毒を通り越して愛しくなる
グランドを昼休みすぎ、とことこ歩いて通っていたら
遠くからささやかな、私を呼ぶ声が聞こえて
振り返ると4階の窓から豆粒ほどにしか見えないけど
見る前から声でわかった彼を、確認して手を振った
ほんの小さなことなんだけど、それが今、私をあたためている
池の油はもう触れない分余計美しく見えるけど
あの世界を携えたまま、子どもと一緒には居られなかったから
ずっとしたかった私の勉強してきたことを伝える時も
何を伝えたいか考えながら、やっぱりそうだと何度も確信した
手に入らんかったもんは、だから美しい
手に取ったものこそ触って
いいも悪いも汚いも美しいも全部創造の範囲など越えて知ることが始まるから
油を見て「わかってるわかってる」と言いながら塞ぐ私と
早い春のにおいになんの疑いもなく期待する私と
これでよかったんだ、と心底ほっとしているけどぐったりしている私と
諦めがつきはじめた私と
手が届くとこにあったやりたいことを自分で池に放って
溶けた夢が油のように光ってるのを池の縁で眺めてるような最近です
冬眠の季節です
寒いのに甘いにおいがしてきて
ああ、春が来るにおいだと思いました。
大事なことを伝える機会を使って
あんまりにもドキドキする自分に驚いた
本番がなかったからかな
おわっても気持ち冷めなくて昨日はドキドキしたおしていた
今日は落ち着いて過ごせたけど
だからこれがいいっていうベストでないことはよくわかっている
「今日は最高だ」と言えるのは、その前に何日か積み上げた意識がある時だけ
ラッキーと充実は違う、どっちも嬉しいけど、「喜び」の深さが違う
道の傍に転がる素敵なものを見つけるのは得意で、それは体質自体がラッキー
そういう人ではないものに慰められた経験が多い、からかもしれない
次の季節のにおいはいつも、明日が無事にやってくるように思わせてくれる
遠くの知り合いが近くにきた、においなのかもしれない
つい、喜んでしまう
自己肯定感なんだか自尊感情なんだかそういった言葉にはまりそうな何か、揺るぎない健全さが、自分にはあると思っていて
それは、こういうところ
次の季節のにおいがしたら、何かが始まる気がして無性に喜んでしまうところ
何も変わらないのに、歳を重ねるほど敗れた夢も多くてその重なり甚だしいのにそれでもまだ
健全に、喜ぶ自分
気の毒を通り越して愛しくなる
グランドを昼休みすぎ、とことこ歩いて通っていたら
遠くからささやかな、私を呼ぶ声が聞こえて
振り返ると4階の窓から豆粒ほどにしか見えないけど
見る前から声でわかった彼を、確認して手を振った
ほんの小さなことなんだけど、それが今、私をあたためている
池の油はもう触れない分余計美しく見えるけど
あの世界を携えたまま、子どもと一緒には居られなかったから
ずっとしたかった私の勉強してきたことを伝える時も
何を伝えたいか考えながら、やっぱりそうだと何度も確信した
手に入らんかったもんは、だから美しい
手に取ったものこそ触って
いいも悪いも汚いも美しいも全部創造の範囲など越えて知ることが始まるから
油を見て「わかってるわかってる」と言いながら塞ぐ私と
早い春のにおいになんの疑いもなく期待する私と
これでよかったんだ、と心底ほっとしているけどぐったりしている私と
諦めがつきはじめた私と
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