ふりかえれ

大好きなものと離れる必然など
あるなら見せて欲しいわ
私を納得させれるもんなら呈示してみさらせ


くらいの気持ちが

あったんで


まさか私自身がそれをものの見事に呈示させられるとは

目にもの見せるその人になるとは

考えてなかった



大事な人をでっかい世界にもぎ取られるようなことがあって

大事なら注がなくてはならないと心底思い

大好きなら手放す手などないと決め込んで

立ち向かったの

(ただその時点で私は既に、自分がおよそ手放すのを選ぶことになるのも感じていた)

それはわりとすぐ私にふりかかり、案の定の泥沼
手放したくない手は、私の首を一生懸命締めていて

馬鹿みたいな私はその痛みを
、理想たる愛情の表し方と
、どこかで納得してるのか酔ってるのか
、しかも一人で

通じるはずのない愛情表現、間違って修行

挙げ句自分でそれにまいってぐだぐだ




手放しても好きなのはわりと変わらなくて

私がピント合うのはあの人だけど
そうね、駄目なのね



手放すということを初めて知ったように思う


食べ放題だって全部は食べられないものね

私は容量に対して拡大志向ばかりでちょっと欲深すぎるのな


全部など とても無理よ


選ぶことは楽しいこと

ではなくてやはり


自分自身を知ることらしいわ