抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

ブラックの助産婦さんは上手だった

2005-01-06 03:28:41 | ぜ~んぶ見せます!
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デニスのときもブラックの助産婦さんだったけど、今回は太めで中年のブラックの助産婦
さんだった。お腹につけてる胎動とお腹の張りをチェックするゴムの聴診器みたいなのが、
モニターにグラフになって出てくるのだけど、

それがグングン上がったときに、いきみが始まり、それと同時にいきむのだった。
10からカウントしてくれて、息を吸いながら助産婦さんが胸から上の上半身を起こして
くれて、「じゃー息をとめてプシュプッシュプッシュ」

ドクターも一緒に「プッシュプッシュ」と声をかけてくれる。
なぜかドクターの助手に新人の若くて小柄な白人女性のドクターがいて、
彼女が一緒に「はいはい、そこまで出てきてますよ~プッシュプッシュ」と声をかけて
くれるのだった。

しかし、声だけならいいけど、ドクター・モスクワッが子宮口に手を入れて
グルグルと中をチェックするのに。それが、また痛いのなんのって、ベイビーが
出てくるより痛いくらい。男の人にもわかるように痛みを伝えると、
ゲンコツを尻の穴に入れられるって感じかな。

新人女医までもが、モスクワッに「ここのところをチェックしてごらん」などと
アドバイスをうけながらグリグリと子宮口をチェックするのだった。
痛いからやめてくれ~~~!と叫びそうになったが、NYUの女医を育てるためだと
がまんがまん。

少しでもフェミニズムに私も貢献してるのかしら。などと思ってる余裕ははっきりいって
なかったけど、痛すぎて声もあげられなかったってのが事実。
何度となく、ドクター二人に手を入れられながら、痛みをこらえ。

さらに、いきみも続ける。
助産婦さんが、何度となく上半身を抱えてくれて、いきむうちに
ウンチのようなものが下から出てくる気配。あれ?頭みたいなのがアソコに・・・。

一人目の頭が出てきていたのだった。
「はい、もう一度このまま、いきんで!」新人女医が声をあげる。
ズルズルっとした感覚がすぎた後、モスクワッがビィービィーと泣く白くて小さな
エイリアンみたいな塊を私の胸の上に「ハイ!女の子ですよ」と置いたのだった。

きっ、きったねぇ~~~っ!
キレイにしてから抱かせてくれよぉ~。とも思ったけど、産んだ直後に見ると
がんばった甲斐があったなぁと感動。

それにしても、白いネトネトブヨブヨしたものに覆われてて見るからに汚いし、エイリアン。

「じゃーもう一人!がんばりましょう」と、またしても一からやり直し?
10からカウントダウンして、いきむ。
二回目だからか、いきみも調子よく、ウンチの出る感覚がもうそこまで。

赤ちゃんの頭がはさまってる感覚がくると、ドクターが吸引の器械を使ってたのか
スポッと赤ちゃんの頭から外れる音がした。
「もっとプッシュして、プッシュプッシュ」とドクターや助産婦さんらが言う。

そして一人目と同じくズルズルっとした感覚がすぎた後、二人目が出てきた。
またしてもモスクワッがビィービィーと泣く白くて小さな
エイリアンみたいな塊を私の胸の上に「ハイ!女の子ですよ」と置いたのだった。

うげげっ、どっちも見かけが同じじゃん?

一人目はクリスマスの12時18分、そして二人目は12時32分に出てきたのだった。
しかも二人とも6パウンド以上あって健康。

キレイに拭いてもらって洋服を着てきた二人は、かわいかった。
でも、ベイビーAは、ちょっと目が腫れぼったくてブスかも・・・。どうしようと
悩んでいたのだが、少しずつ時間がたって人間らしくなるうちに、かわいくなったぞ。

今回は、助産婦さんに援助してもらって、いきむ方法が私にあっていたのか
デニスを産んだときよりも楽だった。ベイビーが小さかったのもあるのだろうけど、
私がエクソシストのような唸り声をあげることもなく、分娩を終えることができた。

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