抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

いよいよ分娩室へ

2005-01-04 00:23:35 | ぜ~んぶ見せます!
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チャイニーズの麻酔科医は、まさしくモタイマサコみたいな口調で麻酔について説明
するのだった。「麻酔の後は、足がしびれたような感覚になってきたり無感覚になります」

白人兄ちゃんの助手が背中に針を刺した。右と左側の脊髄に交互に刺してるような
感覚。そして大きな紙のテープみたいなものを背中全体にはった。
次第に便意の痛みがやわらぐ。そしてまた痛みが治まったせいか落ち着いていた。

「これは日本の番組ですか?」と麻酔科の兄ちゃんがテレビを見ていう。
「そうです」と私が答える。

しばらくしてまたドクター・モスクワッが病室へ入ってきた。
子宮口をサッとチェックして出て行こうとするがレイがPCでコンピューターゲームを
やってるのをながめる。

「なつかしい、なんていうゲームだったっけ?」とモスクワッがレイに聞く。
「ギャラガ。アーケードゲームだったのをROMからPC用にプログラムをロード
してあるんだ」

このゲームがわかるってことは、モスクワッってまだ40代くらいなのか?
白髪(いやブロンドのうすいやつ?)だから50代なのかと思っていた。
そしてクリスマスの日25日が近づいてきた。

またまたドクターが入ってきた。今度はプラスチックの棒みたいなものを持っていた。
人為的に破水させるのか?
ゴム手袋をはめた手がモゾモゾと下のほうで動く。

この後、しばらくしてまた便意のようなものが走り出した。
モタイマサコが入ってきて「陣痛はありますか?痛みがないと、いきむことが難しいので
麻酔を弱めますよ」と言う。

「便意のようなものは弱まったけど、まだありますから大丈夫です」と麻酔を
弱められるのがイヤで答えた。
11時45分。

「じゃーそろそろ分娩しますか」とモスクワッ。
ガラガラとベッドを移動させる。あれ?前はここで産んだのにと思ってると
レイが「どこへ行くのですか?普通分娩ですよね」とモスクワッに聞いた。

「普通分娩だけど、万が一を考慮して別室で」
大きなライトがギラギラとまぶしい部屋へ連れて行かれたのだった。
ドクターも看護婦も手術着みたいなブルーの洋服を着ていた。

私はその部屋が寒いせいかガタガタと震えていた。

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