抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

感動のナイアガラと雪国の魚

2004-08-26 04:44:41 | ぜ~んぶ見せます!

言葉では言い尽くせない、壮大なる美しさ

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ナイアガラまでデニスをつれて行くってのは、観光というより労働
であった。飛行機の中では、窮屈だと泣き、バッファロー空港
からホテルまでのタクシーの中でも腹がへったと泣きわめく。

おっとりした友人ミクと一緒に行ったからよかったようなものの、
これがレイと一緒なら、帰る!と言い出しかねなかった。
ホテルに着くと608の部屋番号のカードキーを手にして
エレベーターに乗る。

エレベーターを降りると突然、なにかにとりつかれたように
デニスがエレベーターホールの大きな窓へ駆けよった。
そこには大きなナイアガラの水の流れと、水しぶきが
鮮やかに見えた。

壮大な眺めに心が洗われる。美しい水の流れは、
大自然が人間に与えてくれる恵み。
ベイビーでさえ、そのすごさに圧倒されるらしい。デニスもしばらく
その景色に呆然と立ち尽くしていた。

もちろん私もミクもうわぁ~っ!と歓声をあげ続ける。

泊まったホテルの名はフォールズビュー・シェラトン。
コーヒーを飲みながら、ベッドに座って、部屋からもこのナイアガラが
見えるのだ。と608のドアを開けると、そこにはガレージとビルの
屋根が・・・。

ホテル無料のギフトカードで来たせいか、あてがわれた部屋は
フォールズ裏ビュー。悲しいけど、無料だから仕方ないか。
部屋にいてもどうしようもないので、すぐ外に出た。

ナイアガラの近くまで歩く。デニスも歩く。近くからの眺めも
最高!空気はすんでいるし、水の透明感もすがすがしい。
ゴーッという水の音も癒されるものである。

そして夜は、雪国という日本食レストランへ。
「刺身を食べようか」とミク。私は生のサーモンは嫌いだけど、
スモークサーモンならOK。と、刺身とスモークサーモンをオーダー。

日本人ウエイトレスさんに、「このイクラはカナダ産ですよね?
やっぱーイクラもカナダのシャケから取れたやつでないと」
と確認。

「しばらくお待ちください」と奥へ聞きにいってくれた。
「はい、カナダ産です」と、親切に笑顔で応対。
「ついでにウニもカナダ産ですか?」としつこく聞きそうになったが、
まぁ~ウニは、どこのやつでもいいやとオーダー。

スモークサーモンはうまかった。さすがカナダだけあるぜ。
ミクは、カナダ産のビールやワインをいただく。これらもうまい
と喜んでいた。

刺身も赤貝やヒラメなどなど、新鮮でピチピチしてて
うまい。ニューヨークで同レベルの魚を食べようと思えば、
もっと金を払わなきゃーならないけど、ここは料金も良心的。

ウエイトレスさんに、「このあたりにいる日本人は何をして生活
してるのですか?」と聞いてみた。
「だいたいがワーキングホリデーできていて、ここで学生やりながら
働いたりしてますよ」

「たくさん日本人は住んでるんですか?」
「カナダでもトロントには日本人がたくさん住んでるけど、この辺り
には、あまり住んでませんね」

ワーキングホリデーで来ているというウエイトレスさんたちは、
NYでチャラチャラと語学学校にて遊学してる一部の若い
女の子とちがって、まじめで落ち着いてる雰囲気の人ばかりだった。

とはいえ、私こそ、NYへ来たてのころといえば、
チャラチャラどころか、語学学校にも通わず遊びまくっていた。
いやはやナイアガラの近くにステイしようって人は、まじめに
語学習得しようとしてる人ばかりなんだなぁ~。

ともかく、あまりに魚がうまかったので、
滞在2日目も雪国に通うミクと私であった。

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僕らの部屋から見えた景色。言葉では言い尽くせない、やるせなさ