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昔は大流行だったコットンクラブも
今ではゴスペルツアーの客や教会帰りの客しか来ないみたい。
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レイの妹ナディーンが、土曜日の10時過ぎに
「ハーレムのバーへ友達と出かける約束があるけど、面倒なの」
と、ぼやいていた。「じゃー家にいれば?」とレイ。
「適齢期のシングルの女なのに、家にはいれないわ。レイが
誰か紹介してくれるっていうのなら別だけど」
「あぁ~俺の会社のセキュリティーガードだったら、みんなシングル
だぜ」と言った後、「ヘイシアン(ハイチ人)だけど」と、つけ加えた。
同時に、レイと横にいたマム(レイのママ)が大笑い。
「えっ?どうしてヘイシアンだとダメなの?」疑問な私。
マムが「彼らはアメリカのグリーンカード欲しさに結婚するだけ
だから。カードが取れれば、さっさとおさらばなのよ」
「そうなの?まるでグリーンカード欲しい日本女性がアメリカ人
男性と結婚するってケースの逆パターン。そういえば、
ジャマイカから来た友人が言ってたけど、ジャマイカンの男性も
20代でアメリカに不法移民でやってきて、ほとんどアメリカ人
女性と結婚してるって言ってた」
「ヘイシアン、ジャマイカンでも不法なら同じよ。特に彼らが
結婚したいのは看護婦なの。看護婦の女性は稼いでくれ
るからね。だったらカード取れた後も別れない」マムが続ける。
「なるほど~、そういうズルイ男っているんだ」
「そんなの常識よ」とマム。
ナディーンは、結局、しぶしぶ出かけていった。
たしかにハーレムに行っても、たいした出会いはなさそうだ。
私も5年以上ハーレムに住んでたけど、地元ではロクな男
に会わなかった。
ま、出かけないよりは出かけた方が出会いのチャンスは
多いだろうから、どんなに気が進まなくても、出かけた方が
いいか。
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