どうやら、一日中強い風が吹いて、横殴りの雪が舞い落ちる。こんな荒れた日は高齢化社会の大勢の主人公たちが自重するのか、街中の通りを走る車の数が、めっきり少なくて、出歩く分には意外にスムースだ。
明治政府の大久保利通が暗殺された理由は、やはり金。今でいう「年金」だ。阿部牧郎著「大阪をつくった男」(五代友厚の生涯)の一部に、こんな記述がある。曰く
「大久保政府はまず華士族に支給されている家禄に対する課税に手を付けた。廃藩置県で職を失った士族は全国で約四十万名、うち新政府、陸海軍、各府県に採用された者はせいぜい四万名だった。あとの三十六万名に新政府は江戸時代のままの家禄を支給し続けてきた。士族の暴動をふせぐためだったが、その費用が国家予算の三分の一近くに達している。
無職の者に給料を払い続ける矛盾はぜひとも解消しなければならない。いずれ家禄は打切りにする。その第一歩としての課税だった。」
士族の不満が爆発する。
人は死ぬまで、生きるため、食うために戦い続けなければならないことを肝に銘じよう。悠々自適の「年金暮らし」という構図は、ある意味で、病院のベッドで寝たきりになって、口から酸素補給を受け、点滴チューブから栄養を流してもらっている状態に等しい。実に怖いねえ。
明治政府の大久保利通が暗殺された理由は、やはり金。今でいう「年金」だ。阿部牧郎著「大阪をつくった男」(五代友厚の生涯)の一部に、こんな記述がある。曰く
「大久保政府はまず華士族に支給されている家禄に対する課税に手を付けた。廃藩置県で職を失った士族は全国で約四十万名、うち新政府、陸海軍、各府県に採用された者はせいぜい四万名だった。あとの三十六万名に新政府は江戸時代のままの家禄を支給し続けてきた。士族の暴動をふせぐためだったが、その費用が国家予算の三分の一近くに達している。
無職の者に給料を払い続ける矛盾はぜひとも解消しなければならない。いずれ家禄は打切りにする。その第一歩としての課税だった。」
士族の不満が爆発する。
人は死ぬまで、生きるため、食うために戦い続けなければならないことを肝に銘じよう。悠々自適の「年金暮らし」という構図は、ある意味で、病院のベッドで寝たきりになって、口から酸素補給を受け、点滴チューブから栄養を流してもらっている状態に等しい。実に怖いねえ。
ふ~ん・・・理不尽な話にも聞こえるし、今の時代とリンクするようにも思えるし・・・
そうだったんだぁ・・・と、いい勉強になりました。
時代の変わり目をどのように乗り切るか・・・明治政府も苦慮し続けたろうね・・・
まだまだ士族、士分というプライドが幅を利かせてた時代・・・
世の中が変わることについていけないと思うワタシには身につまされる・・・
そっかぁ・・・
病院で管に繋がれて・・・か・・・ホントに怖い話だこと・・・
にしても、見事にそちらも降ったね~・・・