長崎の友人から「初夏の香り」の茂木びわが届いた。枇杷の中でも、茂木枇杷は品種改良で新しい種類だが、それでも、昨今の高い糖度がもてはやされる果樹の中では、決して高い糖度ではない。素朴で、上品な甘さにとどまっている。それがいい、と懐かしさを好む人も多い。
素朴な味わいの中に、南国と長崎のハイカラな歴史を感じさせる。
私には、幼い頃、祖母に連れて行かれた、武生の街中のハイカラな洋館作りの写真館の中2階の窓辺で見た、不思議な光景を思い出す。祖母の実家か、兄弟の家だった。その写真館の主が、当時は、薄いプラスティックにたくさん小さな穴が開いたものにガーゼを挟んでマスクにしていたが、そのマスクに10円玉ほどの開閉できる蓋を考案して、マスクをしながら、タバコが呑めるというものを考えて、写真付きで新聞に載った。その新聞の写真を、なぜか鮮明に覚えている。
祖母が元気な時に、その写真館と祖母の関係をなぜしっかり聞いておかなかったのか、後悔する。
マスクと枇杷と銭湯の高窓が65年以上の時の彼方の記憶にある。
枇杷の糖度をあげることは、相当に難しいのだろうと思えるが、枇杷がメジャーになるには、糖度をあげて、タネを小さくして果肉を増やすしかないだろうが、それは、きっと過去の思い出は語らない。
素朴な味わいの中に、南国と長崎のハイカラな歴史を感じさせる。
私には、幼い頃、祖母に連れて行かれた、武生の街中のハイカラな洋館作りの写真館の中2階の窓辺で見た、不思議な光景を思い出す。祖母の実家か、兄弟の家だった。その写真館の主が、当時は、薄いプラスティックにたくさん小さな穴が開いたものにガーゼを挟んでマスクにしていたが、そのマスクに10円玉ほどの開閉できる蓋を考案して、マスクをしながら、タバコが呑めるというものを考えて、写真付きで新聞に載った。その新聞の写真を、なぜか鮮明に覚えている。
祖母が元気な時に、その写真館と祖母の関係をなぜしっかり聞いておかなかったのか、後悔する。
マスクと枇杷と銭湯の高窓が65年以上の時の彼方の記憶にある。
枇杷の糖度をあげることは、相当に難しいのだろうと思えるが、枇杷がメジャーになるには、糖度をあげて、タネを小さくして果肉を増やすしかないだろうが、それは、きっと過去の思い出は語らない。
そうだね~・・・食べ物にまつわる記憶って、どこかで必ず思い出したりする・・・母上も何気に記憶に残っていないかなぁ・・・なんて思ったりした。聞いてみるといいのに・・・ダメもとで・・なんてね、遠い記憶は遠いから懐かしめる・・・ね(^_-)-☆無粋でした・・