自分はドラムを叩いていたが、こんなにも楽しく叩いていたことがあるだろうか...。抑えるところは抑え、出すところは思い切り出す! 今日のライブで見たセンチメンタル・シティー・ロマンスのドラマーは余裕綽々で、譜面を見ながら、最高のリズムを刻んでいた。ギターも、ベースも、キーボも、サックスも...みんな実に楽しそうに堯之さんと最高の音を出していた。
プロは80%の力で120%のアウトプットを出せる。そして、本気になったらきっと150が出るんだろう。
そんな光景を見ながら、今日会社を出る前に掛けた電話を思い出した。初めてのこととはいえ、ルールに違反した人間にはそれなりの措置をとらなければならない。それが組織のルールであり、必要なときにはそれを執行するのが自分の役割だ。
案の定、逃げる相手を捕まえることはできず、留守番電話にメッセージを残す。ここまでは想定の範囲内。でも...必要なことこそ告げたが、少なくとも自分では納得がいく出来ではなかった。そう、僕が残したメッセージにはとても余裕などなかったのだ。
どんなことにも80%の力で余裕綽々で対応できること。それがプロであり、その結果こそがプロの仕事なんだろう。そんなことにあらためて気付かされた。
すごくいいライブだった。誘ってもらえたこと、この出会いに感謝したい。