きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

染色のお稽古日

2016-03-21 07:40:04 | 染色
お彼岸の中日の昨日は、いいお天気になった。
染色のお稽古日だったが、
皆さん、御墓参りやお仕事でお忙しいようで、
HYさん、一人が来られた。

ちょっと淋しいお稽古となったが
HYさんは、先月注染したピカソ染を、仕上げられた。

シルクのストールに、浸染用防染糊と染料を混ぜ、注染。
先月はここまで…。


昨日は、ここからの作業。
蒸しを40分して、色を固着させる。
熱湯と染料液を同時に用意する。
80度の熱湯にストールを入れ、糊を固める。
その後、引き上げて直ぐに、50~60度の染料液に入れ、浸染する。

この工程の中で、大事なポイントがいくつかある。
段取りを、間違わないように、十分準備を整えてから染め始める事。

染め上がり

少し、シックなストールになました。

染色工程での反省点は、
注染の時、板に貼った事、
面倒でも、伸針に貼るべきでした。
ストールが、目の粗い生地だったので、
色が乗らなかった事など

その後、HYさんは、Tシャツも染められました。

私は着物を制作する準備
反物を、淡い淡い黄色で、下染めをした。

佐竹先生から、何度もサンプルを作って、試す事が大事だと
助言を頂いた。

何事も、準備は大事。
準備は、本番への大事な助走、

力を抜いては、いい結果が出ない。
頭に入れて、制作に取り掛かろう、







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彫嵌細工の世界

2016-03-18 20:30:15 | 日記
暖かい!…を通り越して、暑いくらいの気温になった昨日、
友人に、京都に連れて行ってもらった。

久し振りの京都

方向音痴の私は、今回も友人に負んぶに抱っこに、その上、肩車状態

友人が、ネットで調べておいてくれたお店で、昼食

焼きおこわの茶碗蒸し

デザートは、みつ豆とほうじ茶

優しい味で、ホッコリして、
そのあと街をブラブラ

平日なのに、なんと人の多い事か⁉︎
ブラブラしてたら、ぶつかりそうで、
避けながら歩いた。

すれ違い越しに聞こえてくる話し声は、
アジア系の観光客の様だ。

それと、華やかな着物姿の女の子達。
日本人の着物離れを危惧されて、久しくないが、
ここには、その心配は無用に見えた。
着物を新しいフッションの様に着て歩く女の子がいっぱいだ

急な3年坂を息を切らしながら登っていくと、
今日の目的地の、3年坂美術館に到着

“彫嵌細工の世界”が開催されている。


彫嵌細工とは…
パンフレットの説明では、
木や象牙などの素地に、図柄にあわせて、彫り込んだ貝や牙角、金属などを
嵌め込んで装飾する技法…とある。

とにかく、繊細で細かい…

作品の数個には、拡大鏡が置かれていて、
それを通して見ても、非常に細かい

よくもこんな物が、人の手で作り上げられたものだと…感心する。
1ミリほどの貝や象牙を彫り、嵌め込んで行く…
気の遠くなりそうな手間と、高度な技術。


そして、日本画の様なデザインは、
木彫をする私にも、大いに勉強になると…
目を凝らし、脳裏に焼き付けようと、試みるが、
余りにもレベルが違いすぎて、真似など、できそうにない。

いにしえの世に、神業とも思える技術を持った人が存在していた事。
そして、残された作品の素晴らしい事。

大きな感動を、目にも心にも、刻み付けられた1日でした。





















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金魚が増えた

2016-03-13 21:35:02 | 田舎日記
3匹の金魚で大騒ぎしたのは昨日のこと、
1日経った今日、金魚が増えた。

昼過ぎのこと、
玄関のチャイムがなり、出てみると、
Mさんが、バケツを持って立っていた。

また、3匹頂いた。

60センチの水槽に、3匹では少し寂しかったが、
6匹になって賑やかになった。


1日中、テレビの前の椅子に座り、
殆ど動くことをしなかった父が、
水槽の前まで金魚を見に来るようになった。

椅子から離れる回数が、少しでも増えることは良いことだ。

先日、訪問してくれた介護師さんに、
「最近の楽しみは?」と聞かれて、
「何にも無い」…と答えた父の言葉が気になっていた。

もう、菊作りも、サツキもできなくなった。
何か楽しみを探してあげなければ…と思っていたが、
意外や意外、こんな感じで見つかるとは…


昨日は、癒される処ではなかったが、
優雅に、尾びれを揺らしながら、泳ぐ姿は、見ていても飽きない。

「これとこれは、種類が違うぞ」と、いう父に
「ほんとだね、模様も違う!」と、大袈裟に驚いてみせる。

遠い昔、父は父親で、私は小さな娘だった頃のように、
二人並んで水槽を覗き込んでいた。

赤いベベ着た 可愛い金魚
おめめをさませば、ご馳走するぞ

幼少の頃覚えた歌だが、覚えているものだね。
繰り返し、その歌詞が口から出て来た。












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金魚で大騒動!

2016-03-12 20:58:59 | 田舎日記
数日前、父の傷痍軍人会の戦友のMさんが、父を訪ねて来てくれた。

傷痍軍人会は、2013年に解散し、
町内に、数人いた会員も、今はMさんと父だけになった。
二人共90歳を超えている。


そのMさんから今朝、電話があり、☎︎
「この前、話した金魚、いるで?、3匹持って行こうか?」と…
先日来られた時、そんな話をしていたらしい。
父に代わると、
「ほな、持ってきてくれるで?」と、返事をしていた。

さあ大変‼︎

玄関に置かれたままの60センチの大きな水槽は、
熱帯魚がいなくなってから、
もう5~6年、水を張ったままの状態で放置されていた。

急いで洗い始めたが、
水槽に繁殖したは、5年分の頑固な水苔は、
簡単には、取れそうに無かった。
焦っていると、
父が出てきて、
「あぁ~せぇ!、こぅ~せぇ!」と指示を始める。
その内、歯がゆくなったのか、
声が大きくなり、言葉が荒くなってくる。

久しぶりに、元気な父が戻って来たと…
腹立たしく思いながらも、少し安心したのだが…

まだドタバタの真っ最中に、
Mさんが金魚を3匹バケツに入れて持って来てくれた。

それから2時間かかって水槽の掃除を終え、金魚を入れたが、
水を吸い上げて、ろ過するポンプが壊れているのか、
モーター音はするのに水を吸い上げない。
2個ある両方とも、そんな調子。

父は、コンセントを抜いたり、モーターを外したり、
動きそうも無い濾過器を、諦めきれないのか?しつこくいじくっている。

「もう、5年も放ったらかしにしていたので、壊れたのでしょう」と、
言っても、聞く耳を持たない。
水槽の周りは水浸しになっていた。

機嫌の悪い父をなだめ、
昼食後に、自転車を走らせ、新しい濾過器を買って来た。
急いで組み立て、水槽に装着すると、
機嫌の悪かった父に、やっと優しい笑顔が戻ってきた。
やれやれ


タダで頂いた3匹の金魚
新しく購入した水の濾過器4,000円の出費と、
多くの時間と労力と…

タダより高いものは無い…とは、こう言う事か?

大騒動の1日だった。











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母のヤクルト

2016-03-10 21:21:25 | 田舎日記
2日前は5月の気温
今日は2月の気温
ジェットコースターの様に激しく上下する気温に
95歳の父の体調が心配だったが、
お陰で、元気にしてくれている。

今朝、ヤクルトレディーさんが、ヤクルトを持って来てくれた。
1週間に1回、7本をまとめて持ってきてくれる。

黙って箱に入れてくれるのではなく、
こうして、顔をあわせると、たわいない話をしたり、
ヤクルト以外の商品をもらったりもする。
今朝は、ヨーグルトを買った。

ヤクルトレディーさんには、もう15~6年、配達してもらっている。
母の元気な頃からになる。

その頃から、父はヤクルトと牛乳を飲み続けている。
飲み続けることが、健康に良い事なのだと、
95歳になる父を見ていると、
それを疑う余地など、無い様に思える。

「15年前、朝の配達時に、デイサービスに出掛けるお父さんとお母さんに会って、
お母さんに、ジョアをよく買ってもらいましたよ。
デイサービスに持って行き、みんなに飲んでもらうと言って…」と、
ヤクルトレディーさんが、
私の知らないエピソードを教えてくれた。

母はよく気の付く、気遣いのできる人だった。
(残念だが、私はそんな母に似なかったようだ

二人揃って、デイサービスに出掛ける姿が
目の前に見えるようで、
15年前の、父と母の幸せな日々が感じられ、嬉しかった。

実は、ヤクルトが好きだったのは、母の方だった。
母が亡くなってからも、ヤクルトを配達してもらうのは、
母の仏壇にお供えする為。

毎朝、仏壇に、暖かいご飯とお味噌汁、お茶とヤクルトを1本
1日も欠かした事が無い。

もちろんその後は、父や私が飲むのだが…。

配達してもらっているのは、母の為のヤクルトだと、話すと。
「初めて聞きました」と、びっくりされていた。

母が亡くなって14年、
これからも、母のヤクルトの配達お願いします。
















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