きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

そろそろ山頂は紅葉だろう

2015-10-08 11:27:30 | 田舎日記
秋晴れのいい天気が続いている。

今朝読んだ新聞に、
三好町の山間の畑に、赤いそばの花が満開になり、
畑1面をルビー色に染めている写真や、
山頂の高原のススキの穂が、陽光を受け、
銀色に広がっている写真が載っていた。

そうだ!ちょうど今頃だったなぁ~
昨年までは、Mちゃんの車で、紅葉を見に、
または、秋の草花を摘みに、よく山まで連れて行ってもらっていた。

2週間田舎に帰っている間に、2~3回は外出できていたが、
今年になり、父の体力は目を見張るほど、急激に衰え始めていた。
1回買い物に連れて行ってもらうのも、
2~3時間留守にするのが限度で、
到底、山に連れて行ってもらうこと等、叶わなくなった。
その1回の買い物も、急に父の具合が悪くなり、キャンセルすることもある。

きれいだろうなぁ~秋山は…。
行けないと思うと、会えない恋人のように逢いたくなる。

山頂に登り、雲海の中の高原に立った時の、なんとも言い難い不思議な体験も、
山栗をバックいっぱい拾って帰り、1個づつ剥いて炊いた栗ご飯の、
あの栗の甘かったことも、
そんな昔の話で無いのに、遠い日のことのように思えてしまう。

山頂では、そろそろ紅葉が始まっているだろう。

紅葉するという事は…
木々の葉は、太陽光を浴び光合成をする
秋になり、太陽光が弱くなると、光合成で得られるエネルギーが、
葉を維持するエネルギーより少なくなると、落葉するそうだ。
(ネットの受け入れ)
葉が落葉する前に、来年の春に芽を出す為に、紅葉することは大切な仕事なのだそうだ。

父が今日まで、長寿でいられるのは、若い時からの生き方や、
食生活にあるとしたら、大いに見習わなければならない。
そして、老いて行くことが、紅葉と同じなら、
きれいに紅葉して欲しい。
その為、私も太陽光になり、優しい風にならなければ…。

こうして、青空の下で、父の布団を干せる幸せに、なんの不服が有ろうか…
もう1度、自分の胸に問い返した。

ちなみに、草木染めでは、紅葉直前の葉を採取して、染めていたが、
なんと酷なことをしていたのだろうと思う





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