きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

やり直し!

2020-01-28 12:21:00 | 染色
朝6時、目覚まし時計のアラームで起こされた。⏰

昨夜、床に着くのが遅かったので、
目標の7時間睡眠には、
足りない気がしたが…起きた。

まだ、眠い!

Mさんのブログを開いた。

庭に水仙の花が咲いた…と、書かれていた。
父が亡くなって、今年の1月20日で丸3年…

父は、家の周りに、たくさんの植木や草花を育てていた。

父のいなくなった庭にも、
水仙の花は咲いただろうか?…

まだ日が昇らない闇の向こうから、
豊潤な水仙の香りがしてくる気がして…

そこからしばらく、時間が止まっていた。

昨日も、一日中染色
昨日はHMさんが来られる予定だったが、
キャンセルになり、
一人で染色を頑張っていた。

1週間頑張って染めた浴衣、
やっとミシン絞りの糸を解く工程まで進んだ。

夕方、糸を解き始めた。
(絞りは糸を解くまで中の様子がわからない)

どうなっているだろうか?
頭の中のイメージ通りに染まっているだろうか?

半分期待と半分不安…

イマイチ…微妙…

絶対失敗とは、思えなかったが、
納得がいく染めではなかった。







最初の予定では、
この後、すなご染料で色差しをするつもりだったが…

このまま、進めても良いものか?
判断出来なかった。

写真を撮り、LINEを送り
佐竹先生に相談した。

私としては、
縦に色差しした線が思うような細いラインにならなかったのが、一番気になっていた。

先生からは、
四角に入れたデザインの事、
最初に刺したすなご染料が薄すぎて、汚れたように見える事、
折り畳んだ布の端に、端布をつけてない事、
ミシン絞りの糸をシルク糸で縫ってない事…(これは基本中の基本なのに…)
…等を、指摘された。

手抜きは、命取り…だ。

結果、2メートルほどほどいた浴衣は、
全て(13m)糸を解き、
端布をつけて、もう一度畳み直し、
縦にミシン絞りを入れる事に…

1週間…の動力は、
無駄だっだと思うか?
勉強だったと、思うか?…

30年染色をやっていても、
まだまだ、分からないことが多い…

カルチャーセンターの生徒だった私は、
カルチャーでの染色を学び、教えて来た。

私が30年やって来た染色は、
「それはカルチャーでの染色」と、
先生に言われた。

私が、カルチャーの先生で終わる気なら、
短時間で、簡単に家庭でも染められる染色…  (それが売りだったのだが…)

で、いいのだろうが…

もっと深く突き詰めようと思えば、
まだまだ、勉強が足りない…


夜、11時まで掛かって、半分まで、解いた。

今日も、頑張って続きを解く…。

やり直しではない…
これも、工程の一つと、思えば…

そんなに簡単に、上手くは行かない事を、
何度も経験している。

この後、この浴衣が、どう変身するか?
楽しみでもある。




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