きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

淡路島の紅葉は

2016-10-30 09:15:37 | 田舎日記
9時20分の高速バスに乗った。

日曜日なので、バスの待合室は、いつもより大勢の人がいた。
私が乗るこの路線も、いつもよりは乗客が多めのようだが、
それでも、合席になる事はなかった。

昨日、木枯らし1号が吹いたそうだ。
もうすぐ、冬がくるよ…の便りだね。

今日は良いお天気だが、
バスの窓から見える空は、真夏のような青空では無い。

海も空も、紗を1枚掛けたように、
白っぽく柔らかい色をしている。

木々の紅葉は、まだまだ、1ヶ月ほど先だろう。
ほんのり黄色がかって、
今日私が首に巻いている、マフラーと同じカーキー色をしている。

2週間後、淡路島を反対に走って、
帰ってくる頃には、
少しは黄色や赤が見られるだろうか?

昨年のように、
もうMちゃんに、山に連れて行ってもらう余裕も無くなった。

心配しすぎなのだろうが、
留守にしている間に、父が転んだり、体調が急変したりしないかと…思うと、
1時間ほどの外出も、心配で躊躇する。

いよいよこれからが、本当の介護なのだろう。

先日
「もう生きたく無いのに、死ねないもんだな」と、父がもらした。

医療が発達して、高額ながん治療薬も出来たそうだ。
金で命も買える時代になったのかも知れないが…
(それはほんの一部の金持ちだけ)

死にたくても、死なせてもらえない。
生きたくても、生かせてもらえない。

自分という人間の根源の命
最後まで、神に委ねるしか無いね。

そこまで書いて、ふと命名という言葉が頭に浮かんできた。
命に名前をつける。
私の命に、私の名が付いている。
私の命が消えれば、私の名も消えるのか…

そんなことを思っていたら、
バスは、父の元へと近づいた。









コメント
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