駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

リサイクル将棋駒 3 玉山作 天童上彫駒 その1

2010年06月02日 | リサイクル駒
縁あって小生の手元に訪れました玉山作天童上彫駒です。

あ、「たまやま」さんじゃないですよ!

それじゃ、隣のオジサンと変わらなくなっちゃいます。

「ぎょくざん」です!

玉山というより「久徳」と言った方が分かりやすい

かも知れませんね。

そうです。巨匠久徳こと伊藤孝蔵氏は

玉山という号でも駒を作っていらっしゃいました。

小生が師事しています大澤富月師は、

伊藤孝蔵師に盛上を習っていますので、

真に勝手ながら小生は、

「孫弟子」ということになりますか~?

ま、押しかけ弟子ですので、大澤師匠から弟子と

認知されているかは怪しいですけどね。。。

師匠の師匠を何と言えばいいか分かりませんが、

分かりやすく言えばおじいちゃんが作った駒を

一度手にしてみたかった、という訳です。

かなり昔の作品で、駒は一回り小ぶりな「旧サイズ」、

当時流行っていたのでしょうか、駒の厚みは

かなり薄い感じです。

木地は、産地は不明ですが本黄楊ですね。

うーん。。。模様の感じ、

目の詰まり具合から「薩摩」と言えそうです。

例によって、くたくたの状態から洗浄をかけて、

写真の状態まで戻しました。

ただ、今回は木地の「反り」が散見され、

修復は苦労しそうです。

修理ができなきゃプロじゃないと言われますので、

これも修業の一環です。

最後まで責任持ってやり切ります。

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