岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真 / 炎暑対策を施したPC(3) / 毎日新聞「余録:『65年後』の昔と今」に思う(12)

2010-08-28 04:02:30 | Weblog
 (今日の写真は、テングタケ科テングタケ属の「シロオニタケ(白鬼茸)」だ。これは生え始めたばかりの「幼菌」だが、時には20cmにもなる大きな傘を開く大型のキノコだ。
昨日、ミズナラ林の中で出会ったものだ。
 実は昨日、久しぶりに「30℃以下」という涼しさの中、岩木山の「姥人沢」の右岸を登り、かなり登ったところから、尾根を横切って毒蛇沢に向かった。毒蛇沢の左岸に降りる少し手前から、左岸沿いに登って行ったら、一昨年の「踏み跡」を辿る山行で苦労してやっと探し当てた「毒蛇沢」上部の沢取り付き点に辿り着いた。
 これで、「毒蛇沢上部の沢取り付き点」までの「石切沢」からのものとこれを加えた2つのルートが分かったことになった。
 分かったところで、降りて下部の徒渉場所に出た。すぐ下に「治山ダム」工事用の道路が見える。そこに出ないで、青森県が管理する「重力ダム」の堤頂を渡って毒蛇沢を渡った。それから、右岸に登り、尾根を横切って「滝の沢」に向かった。最後は「滝の沢」左岸沿いに降りて「環状線」に出たのである。
 この行程は、沢を渡る以外はすべて「林」の中の移動である。杉やカラマツ、ヒバなどの「植林地」もあるが、その大半はミズナラを中心とした、いわゆる「雑木林」である。 昨日は「猛暑」ではなかったが、それをより実感させてくれたのは、やはり「葉」で覆われた「林」であった。
 今日の写真、「シロオニタケ」は「雑木林」での発生量が多いキノコである。薄くらい林床では非常に目立つキノコである。それゆえに「数も多い」という思いを持たせるのかも知れない。
 地方名も「多彩」で、「おにごろし、おにたけ、しろいぼたけ、しろとっくり」などと呼ばれているらしい。
 傘は白色で、細かい刺状のいぼが多数ある。この尖った疣状の突起を「鬼の角」として名前をつけたものだろうか。
 夏から初秋にかけてアカマツ、ミズナラ、コナラ林で発生して普通に見られるものだ。ただし、有毒で食用にはならない。毒成分は胃腸系と神経系に作用するといわれている。 今日の写真は「シロオニタケ」の子どもである。坊主頭の子どもだ。
 まるで、暗い森の中のとげ坊主、小鬼坊主、いたずら坊主たちという風情ではないだろうか。可愛いだろう。)

◇◇ 炎暑対策を施したPC(3) ◇◇

(承前)… ただ、購入した時には、パッケージされていてファン回転数の機能のあるVRスイッチが同梱されていることが分からなかったのだ。私は、最初から「BIOS書き換え」で操作しようと考えていたし、このくそ暑い中で、一々バックパネルに取り付けた可変スイッチを回すのも億劫だったので、その配線をカットした。
 ただ、カットしただけでは、回転数は「最少」でしか動作をしない。ケーブルをプラス・マイナスと短絡させなければいけない。
 9枚羽根の威力は凄い。筐体内から熱い風がどんどんと出されてくるのだが、うるさくはない。それもそうだろう。「SpeedFan」で計測するとSystemFanは1205RPM、CPUFanは1172PRM、Aux1Fanは1103PRM、Aux2Fanは1940PRMであった。
 それにもう1つ、GPU「GeForece GTX 295」の上部に、この「GPU」本体の「熱」を外部に排出するための「シロッコファン」を、ほぼ3cmの間を保って設置したのである。
 ところが、2日ほど前から、気温は下がりだした。26~27℃だろう。だが、このファン換装で、「コンピュータ」が妙な動きをすることはもはやないことだけは、確かである。
 これから気温が下がっていくだろうから、それにあわせて「BIOS書き換え」をしていくといいわけである。ファンの回転数を「スタンダード」、「サイレント」、「ターボ」の3段階で制御出来るのだ。冬場になったら「サイレント」に切り替えてしまえばいいわけだ。 まさに、「無音」に近い「コンピュータ」になるというものだ。そうなると、「GPU」のファンの音が気になるかも知れないが、そのような時は「iTunes」でInternet Radioでも聴いて、そのノイズを「聴覚的」に排除するしかないだろう。
 このブログを書いている今現在も、私は音量を下げて、「Internet Radio」で、「Mostly Classical-SKY.FM」を聴いている。「音楽」を聴きながらという「ながら族」には「Internet Radio」を勧めたい。いいものだ。

 マイクロソフト社が自作者など(実は誰でもいい)に無料配布している「Joulemeter」というソフトがある。これを使うと自分のコンピュータが今どのくらい電力を消費しているかすぐ分かる。因みに、私の場合は「Base-65.00Watts、CPU-2.00Watts、Disk-0.14Watts、Monitor-50.00Wattsで、Totalが118.00Watts」となっている。
 Diskが0.14Wattsと極端に低いのは、「SSD」だからである。大きな電力を必要とせず、高速で動き、発熱もない。その上、動作音もなく非常に静かである。
 ただ、高価である。私は256GBのものを使っているが、この値段で2TBのHDDは6~7個は買えるかも知れない。

◇◇ 毎日新聞2010年8月15日付電子版 「余録:『65年後』の昔と今」に思う(12) ◇◇
(承前)…この稿を今書きながらも、また怒りと悲しみの涙が私を襲っている。

 …8月15日。中国人に襲撃され、敗戦も知らずに逃げ出した。一団は約1500人。ほとんどが女性と子どもと老人。歩けなくなった人は置いていくしかなかった。途中、日本兵たちに出会った。ゆっくり歩いてほしいと懇願したが、「ついてこられない者はついてくるな!子どもを泣かすな」と怒鳴られた。…

 「大日本帝国の軍隊は、天皇の兵隊、天皇の軍隊である。決して『国民の命や安全と安心』を守る軍や兵士ではなかったのだ。その『事実』が『ついてこられない者はついてくるな!子どもを泣かすなと怒鳴られた』ということに凝縮されているだろう。
 関東軍(大日本帝国陸軍)は、ソ連との前線守備を、いち早く放棄して『前線守備や防備』を満蒙開拓団に押しつけたのである。関東軍や政府関係者、満鉄などの『高官や高級官僚』などは陸軍の飛行機で、さっさと日本本国に帰還して、呑々としていた。この『生き残りたち』が1945年以降の日本の政治や経済の中心にいたのだから、戦後65年経っても、反省のない『日本国』の精神的土壌は変わりようがなかったのである。」(明日に続く)