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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

秋のプリンス・エドワード島への旅_キャベンディッシュ・ビーチのサンセット(13)

2014年08月05日 22時24分41秒 | プリンスエドワード島への旅
橙色の陽は名残惜しげにいつまでも残り続けます。
体は芯から冷え切っていましたが心から幸せな時間でした。

下の2枚は車の中から撮っているのであまりきれいではありませんが載せます。


秋のキャベンディッシュ・ビーチのサンセットは後一回で終わります。
そのあと、始めての島への旅日記と大草原の小さな家への旅日記のどちらを先に書くか、
迷っているところです。

このようなブログへの訪問、ありがとうございます。




ミュージカル『回転木馬』第一幕

2014年08月04日 13時24分13秒 | ミュージカル・舞台・映画
一昨日の絵本を囲む会では、事件遺族の方がご自身の悲しみの体験を語られ、貴重なお話をきかせていただく機会となりました。自分の気持ちに正直に向き合い、その想いを語っていくことはとてもきついことですが、大切なことだとあらためて感じました。

私が自分自身の立場を語れるようになったのは、昨年5月このブログを始めてからでしょうか。それまでは限られたほんの少しの人にしか言えなかった、言ってはいけないことのように心のどこかでずっと思い続けていました。
こうしてブログを通してやっと語れるようになりました。
もしこのブログがだれかの励みになっていることがあれば嬉しいです。

グリーフケア-私にやれることがあるでしょうか。
漠然とですが思っています。


7月18日付のブログに書いたミュージカル『回転木馬』のことを少し書いてみようと思います。

1995年帝国劇場上演のチラシとプログラムが手元に残っています。


私が観劇した1995年7月15日(土)夜の部のキャスト

ジュリー:涼風真世
ビリー:石川禅
キャリー:吉岡小鼓音
スノウ:岸田智史
ジガー:市村正親
ネティ:荒井洪子
ミセス・マリン:大空真弓
バスコム:金田龍之介
スターキーパー・ドクターセルドン:滝田裕介
ルイーズ(バレエ):渡辺美咲
F・ボーイ(バレエ):李波

宝塚を退団されたばかりの涼風さんをみたくていったんだと思います。


プロデューサーは、キャメロン・マッキントッシュ、訳詞は岩谷時子さん。
(『レ・ミゼラブル』と同じです。)


プログラムを久しぶりに読み返していて、その頃の私自身のことが蘇ってきました。
妹とのお別れから11カ月、かなり情けない状況でしたが、現実をどう受け入れたらいいのか
わからず必死にもがいていました。
今思えばまだかなりきつい頃でしたね。


第一幕ストーリー(平成7年5月19日、東宝株式会社発行のプログラムより引用します。)

「ビクトリア朝の大きな時計が仕事も終わる6時に向かって時を刻んでいる暗い紡績工場。6時の合図とともに工員たちは外へ飛び出し、暗い色合いの舞台は、心はずむ鮮やかなカーニバルの色彩にかわっていく。

 ビリー・ビグロウは、アメリカはニュー・イングランドの小さい街で、回転木馬(カルーセル)の呼び込みをしている。小粋でハンサムなビリーは若い娘たちの憧れの的だ。「マリンの回転木馬」と呼ばれているこの回転木馬の経営者マリン夫人は嫉妬深く、ビリーが、友達のキャリーと一緒にやって来た工場で働く美しい娘ジュリー・ジョーダンを、ただで乗せてやったことを見逃さなかった。ジュリーとキャリーに二度とここへは来るなと迫るマリン夫人。
そこへやって来たビリーは、マリン夫人と言い争いになり、クビになってしまった。あきらめの早いビリーは、荷物をまとめに行く。彼を待っている間、ジュリーとキャリーは恋の話を。キャリーには恋人がいる。ニシン漁の船に乗っている漁師のイノック・スノウ。ちょっと魚臭いが、キャリーにとっては最高の男。

 ビリーが戻って来たが、ジュリーもキャリーも工場の寮の門限ギリギリの時間になっていた。ビリーに出会い、胸のときめきを感じたジュリーは恋のはじまりに心ふるえた。彼といるこの時がなによりも大切で、ジュリーはもう寮に帰る気持ちはない。

 そして、ふたりは、ジュリーの従姉妹のネティ・ファウラーの家で暮らし始めた。時は6月、花々が一斉に咲き香る季節。

 この季節の楽しみは浜辺での蛤パーティー(クラムペイク)。男たちも女たちも、6月を謳歌し、歌い踊る。

 一緒の生活を始めたビリーとジュリーだったが、今ひとつ上手くいっていない。愛は溢れるばかりなのに、お金がなかったのである。そのことがふたりの間をぎくしゃくさせ、短気なビリーはジュリーをなぐってしまうこともあった。そんなジュリーの話を聞いていたキャリーは話題を変えようと、スノウからプロポーズされたことを話す。そこへスノウがプレゼントを持って登場。そして、キャリーとつくる家庭のこと、人生の夢を語る。

 スノウとキャリーが帰るのと入れ違いに、ビリーとジガーが鯨獲りの仲間たちとやって来る。ビリーの悪友ジガーには、ひとつの企みがあった。クラムベイクの夜、紡績工場の経営者で漁船の持ち主であるバスコム氏を襲い、船員の給料を強奪しようというもの。その話をビリーに持ちかけるが断られる。家に帰ったビリーは、ジュリーから子供ができたことを聞き、心躍る。まだ見ぬ我が子を思い、男の子だったら逞しく育てよう、女の子だったら自分は何をしてやれるだろう、無一文のままでいいのか、と考える。ビリーの気持ちは複雑に揺れ動き、
生まれてくる子供のために金を作る決心をしてしまう。

 蛤パーティーに出発のため、忙しくしているネティたち。ジュリーと一緒にパーティーに行くことにしたビリーは、ジガーに強盗の手伝いをすることを告げる。」




語ること

2014年08月02日 23時05分00秒 | 日記
悲しみ、怒り、不安、苦しさ・・・合理性追求の企業社会の中では表現されることが許されないネガティブ感情。職場では一生懸命にフタをしてがんばってきたので、すごく息苦しかったなあとあらためて感じています。フタをしないで、ちゃんと向き合い受け入れて人に語っていく、語ることで受け入れることができていく、そんな場所・時間は必要だと思います。

今日はコミュニティハウスで絵本を囲む会があり、悲しいお話からのスタートでこんなことを感じました。

この機会に20年以上ぶりで手持ちの『つるのおんがえし』(松谷みよこ文、いわさきちひろ絵、偕成社刊)を読み返してみました。

子どものころからいつの間にか体にしみ込んでいるような民話の数々、ひとつひとつの物語の持つ悲しみ、慈しみ、生きること・・・、「かさ地蔵」の原典は『遠野物語』にあることを知ったのは最近のことでした。語り継がれてきた物語の奥深さをあらためて感じています。
長く生き続ける物語には、変わることなく人に訴えかけるものがあるんですね。
『遠野物語』などあらためて読んでみたいと思っています。

『つるのおんがえし』の絵本はコミュニティハウスに寄贈させていただきました。
ちょっと中途半端な文章になっていますが、今日はここまでです。
いわさきちひろさんことを以前にも書いていますが、また後日書きたいと思っています。






これからのことへと少しずつ・・・

2014年08月01日 22時18分11秒 | 日記
ねっとりと暑い毎日、突然雷が鳴ったりして、なんだかおかしいです。

平日は勤めていないことへの違和感と罪悪感をまだまだ持ち続けながらヘンな居心地で
過ごし続けています。少しは慣れてきたでしょうか。自分でもよくわかりません。
日中も人の出入りする音が聞こえたり、夜中の1時頃に洗濯機の回る音が聞こえてきたりすることがある住環境なのもあって、なんだか相変わらず落ち着きません。

もう何か月も体中のエネルギーを振り絞って、全身で緊張して過ごす日々が続いています。
心のお休み時間が必要な感じがしますが、今のところまだ許されません。
生活があるのだし、もっと焦るべきだと思いますが、今はまだエネルギーを使い果たしてしまっていて、どこへ向かえばいいのかわかりません。

今漠然とイメージしていることでは、生活できないし、実現していくことは甘いのかもしれません。でも社会が必要としていることであれば、実現していけるのかもしれません。
自分の思いを言葉にして伝えていこうとすることは、大変なエネルギーが要ることで
簡単ではありません。自分の気持ちと向き合っていくことは簡単ではありません。
私にやれるでしょうか。今はまだわかりません。
断捨離して、色んな意味で区切りをつけてやり直して行きたいです。
今はまだイメージが漠然とし過ぎています。
人からみれば甘過ぎるのでしょうが、これから私に何ができるのか、何をするべきなのか、
答えをさがし続けています。
まだ実感をもって現実を受け入れることができていないのが正直なところです。
気持ちと向き合う日々は続いていきます。


また恋人たちの小径を歩いて、小川のせせらぎの音をききに行きたいです。