たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

急に涼しくなった8月の夜に・・・

2014年08月28日 21時56分27秒 | 日記
平日はやっぱりヘンな感じで相変わらず慣れません。
一生懸命に走り続けてきたので、ためこんできたものをひたすら整理する日々。
何カ月も気持ちが少しも落ち着かず休まっていません。
たぶんかなり疲労がたまっているんだろうと思います。
でも今はこのまま行くしかありません。

長時間労働の毎日が自分にとって正解だったのか、不正解だったのか
それはわかりません。生活のために歯を食いしばり続けました。
食いしばりすぎて歯がボロボロ。
よくしてくださる知り合いの旦那さん(歯医者さん)に心から感謝です。

月末になってきたので家賃を払うとみるみる・・・・。
出かければ交通費もばかになりませんが、でもずっと部屋にいることはできない。
かといって、納得できるかたちがみえてこなければ、やっぱり身動きをとることは
できないんだとわかりました。
考えが甘いかもしれませんが、どこまで自分が納得できるか、まずはそこをきちんと
やり通すことを目指します。
きついですが、このまま辛抱、辛抱・・・。

夏のプリンス・エドワード島への旅_三日目

2014年08月28日 13時48分56秒 | プリンスエドワード島への旅
2009年7月14日(火)

PEI3日目。ベッドが合わず、あまり眠れなくて相当きつい。
ここは不思議な所だ。
昨日は朝どしゃぶり。昼間は晴れて紫外線もかなりきつい。
かと思うと、夜8時過ぎ、夕暮れをみに出かけると、夕立ち。
今日も晴れわたっているのに、天気雨がふる。
一人で徒歩なので、緊張する。
春も夏も秋もいっしょくたにくる感じで、雲がでてくると、寒くなる。
アンの時代、電気もなく、暮らしていくのは大変だったのではないだろうか。
でも、モンゴメリさんはこよなくこの島を愛した。
モンゴメリさんと同じ風の音、木のささやき、海のざわめき、リンゴの木の葉がゆれる音・・・
モンゴメリさんがみた時と変わらないであろう景色を身体で感じて、アンに込められたその息使いを
いくらかでも感じとれているのではないだろうか。
PEIの、しかもキャベンディッシュにいることで、モンゴメリさんの世界がぐっと近くなった。
昨日は、モンゴメリさんが結婚するまで暮らした家の跡を歩いていたら、なんとNHKに登場された
親戚のマクニールさんにお会いした。
庭の花をのぞきにこられた上品な女性がそうだった。
ひどい英語、一緒に写真をとっていただいたり、ちょっと失礼なことをしてしまったのではないかと
反省している。ていねいに話してくださっているのに、ちゃんとはききとれない。
自分のことばもでてこない。
もどかしい。それでもいくらかは伝わったかな。
モンゴメリさんと同じ自然を体験することの大切さを話してくださったように思う。
私は非常にラッキーだったのではないだろうか。
いいこともあるかな。

モンゴメリさんが愛したリンゴの木の葉は、雨上がりの風にざわざわと揺れていた。
何をささやいていたのだろう。
モンゴメリさんが歩いたのと同じ道を歩いた。

お昼をとったあと、再びグリーンゲイブルズをウロウロして、陽射しの中、コーヒーを飲みながら、
お化けの森の風の音をきいた。
しつこく、お化けの森と恋人たちの小径を往復する。

夜は再び夕陽が沈むのをみようと海辺へ。
Hollowをくだって、のぼって、けっこう歩く。
ここPEIは本当にあちらもこちらもHollowのある丘の島だ。
向こうがみえない。

銀色の海に沈んでいく夕陽は、夕立でいったんホテルの部屋に帰ったが、再び出かけて、
橙色からあかね色へとゆっくり変わっていき、水平線が空と海の間にくっきりとみえてきた
様もみた。
赤土も陽が落ちてくると、色が変わってきて、海と空と赤土と緑、他ではみられないようなコントラストをみることができる。
これからモンゴメリさんの大げさとも思える自然描写がリアルに感じられるのではないだろうか。

それにしても本当に何もない。
食料を買えないのはきつい。
レトルトのごはんで食いつないでいる。
栄養のあるものは殆ど食べていない。
わかめスープと春雨スープの持参を忘れた。
不覚。避暑地だからコテージが多いんだな。
こういう経験もまた大事か。
本当に何もない。
ただ自然があるだけ。



上の写真は、マクニールさんのお庭です。

暗いですがモンゴメリさんが使ったタイプ・ライターです。



モンゴメリさんのスクラップブックの複製です。



グリーンゲイブルズです。