たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ウクライナ侵攻により影を潜めた新型コロナ関連報道

2022年03月27日 15時44分11秒 | 気になるニュースあれこれ
「ウクライナ侵攻により影を潜めた新型コロナ関連報道 ーそもそも連日の報道は意義あるものだったのか?」

https://comemo.nikkei.com/n/n1c1c010f5b5d



 2021年度のコロナ予算、77兆円、国民ひとりあたり60万円という勘定になるそうです。そして得られたのは、社会の分断、世代間格差の助長、少子化の促進、こどもたちの健全な心身の成長の阻害、マスクをはずせなくなった社会・・・。このツケを背負わなければならないのは、コロナの感染源として行動制限をいちばん強く課されてきている世代。どうやら本当に参議院選挙で投票してもえないと困るので、コロナの特別扱いを6月までつづけるっぽい。ワク○○4回目の前倒しも選挙対策?でしょうか。日本という船、自ら強い経済制裁を課して沈んでいこうとしています。

「検証 コロナ予算 77兆円」

https://www3.nhk.or.jp/news/special/covid19-money/post/index06.html?msclkid=5c0d1c1aad9111ecb36b9ee4a39f9653




「【新型コロナワクチン】接種後の長期間の体調不良 厚労省が全国の都道府県に患者サポートを通知」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5f336d7f66b92e98bb0614506c467fb2596e476


遷延(読み)せんえん
=物事がのびのびになって、はかどらないこと。長引くこと。また、のびのびにすること。
(コトバンクより)

 聞きなれない、難しそうな言葉を使ってくるところが、いかにも的で巧みだと思います。

厚労省HPより、
「遷延する症状を訴える方に対応する診療体制の構築について」

https://www.mhlw.go.jp/content/000918573.pdf

2022年『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』-「窓辺で手紙を読む女」

2022年03月27日 01時30分07秒 | 美術館めぐり
 ドレスデン国立古典絵画館所蔵『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』、上野の東京都美術館で1月22日から始まる予定でしたが、まんボウ延長により、2月10日からの開催となりました。閉幕までのこすところ一週間。3月25日(金)、足の痛み止めをのんで、不安神経症にうちかち、なんとか無事に観覧することができました。上野までの往復、久しぶりで長時間電車に乗りました。優先席にすわることができましたが、隣がものすごく強いにおいを出す方とかタブレット端末で動画みるのにイヤホン使わない方とかだったりで緊張しました。身軽に動くことはできないので気になってもとにかくじっと我慢するしかありませんでした。もはや公共交通機関に乗るのももこわいなというのはまた別の話・・・。


ヨハネス・フェルメール
《窓辺で手紙を読む女》
1657-59年頃、
油彩、カンヴァス

-修復前-



-修復後-
 


 「17世紀オランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作です。

 1979年のX線調査で壁面にキューピッドが描かれた画中画が塗りつぶされていることが判明、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきました。

 しかし、その画中画はフェルメールの死後、何者かにより消されていたという最新の調査結果が、2019年に発表されました。本展では、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドの画中画が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった《窓辺で手紙を読む女》を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でのお披露目に次いで公開します。所蔵館以外での公開は、世界初となります。」

 フェルメールが最初に「手紙」を描いた作品、当初は、同世代のレンブラントのものとされました。修復によって鮮やかによみがえったキューピッドは仮面をふみつけています。「欺瞞や良心の欠如に打ち勝てるのは誠実な愛だけだ」という警句を表現している、女性が読んでいるのはおそらく恋文という解説が書かれていました。

 混みあっていましたが、時間指定制により激込みということはなく、少し離れたところから全景をみることができました。目の前はライトでみづらいこともあり、少し離れてみるとキュービッド、窓ガラスに映る女性の顔、カーテンの陰影などがくっきりとわかってきれいでした。閉ざされた空間の中に、明るい光が窓辺からさしこむフェルメールの優しい絵、穏やかな時間が流れていました。

 《窓辺で手紙を読む女》、この世にいる間に会えて幸せでした。フェルメールの原画にもどつく複製画も展示されていました。細部まで見事にされていてびっくりでした。

 こんな時によく来日してくれました。このあと北海道、大阪、宮城と巡回するようです。これから観覧する方々が無事楽しめますように、そして作品たちが無事ドイツに帰国することができますように・・・。

                                     ⇒続く

 
 





 2011年12月-2012年3月、東急文化村『フェルメールからのラブレター展』で出会った、アムステルダム国立美術館所蔵「手紙を読む青衣の女」も、修復が施されたあとの来日でした。東日本大震災、原発事故が起こって半年余りの日本によく来てくれました。

2011年『フェルメールからのラブレター展』_「手紙を読む青衣の女」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e05e8dc9b34ad4002fa1eb376ce7d5df


2011年『フェルメールからのラブレター展』_「手紙を書く女」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/9bee299f674a8965d5ff7bd381f44b95


一昨年の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』を最後にリニューアル工事中の国立西洋美術館、
4月9日リニューアルオープン予定。







まんボウが終り、再開した上野動物園、どうして閉園しなければならなかったのか、ものすごくもやもやします。



国立科学博物館、遠景。手前左のスタバで足を休めてから帰ってきました。