たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

日比谷シャンテステージ衣装展-雪組

2021年07月05日 23時28分59秒 | 宝塚
2020年9月30日(水)、日比谷シャンテのステーション衣装展より、

『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』『はばたけ黄金の翼よ』の衣装。

望海風斗さん、かっこいい、真彩希帆ちゃんのドレス、素敵。


























東京宝塚劇場の望海風斗さんのコンサートの前に立ち寄ったんだと思います。
すっかりうもれてしまっていました。
一縷の望みを信じて歩みだそうとしていた前日でした。結果的にそれは自分に負荷をかけすぎることになりました。それでもあの時はやるしかありませんでした。
わたしにまだ望みがあるのか今はまだわからず、あると信じるしかありません。
最後につまらない自分語りでした。





花組『アウグストゥス』『Cool Beast!!』東京宝塚劇場千穐楽-ライブ配信

2021年07月05日 00時50分32秒 | 宝塚
またここに来るために生きる
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b9a3e2a22337f61b1eed8c0d29b33535

 6月2日(水)に2階席てっぺんで観劇してからほぼ一か月、花組『アウグストゥス-尊厳あるあるもの-』『Cool Beast!!』東京宝塚劇場千穐楽、ライブ配信で見届けました。ショーのエピローグ、マイティ(水美舞斗くん)が爆踊りを始めたあたりに、たぶんパソコンがぼろくなってきているせいで配信がとぎれてしまいちょっと場面がとんでしまいましたが、タブレット端末も使ってなんとか無事に視聴することができました。

 東京公演は無事に全日程完走、満員の客席が見守る中で千穐楽を迎えられたこと、心からおめでとうございます。わたしは見送りましたが、5月10日(月)の大劇場千穐楽は無観客ライブ配信、観客の拍手がない劇場でのサヨナラショーと大階段挨拶はいかばかりの気持ちであったろうかと思います。退団挨拶後の瀬戸かずや氏と華優希ちゃんが、当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかった、貴重な経験をしたという内容のことを話していたと思います。瀬戸かずや氏は最後までザ・ダンディ、華優希ちゃんは昭和の少女漫画から抜け出たようなプリンセス、本物の妖精さん。あったかい気持ちに包まれたサヨナラショー、素敵でした。

 華優希ちゃんサヨナラショー、わたしが認識できた範囲で、宝塚100周年記念『宝塚花詩集』『青い薔薇の精』のシャーロット、『はいからさんが通る』の紅緒ちゃん。

 瀬戸かずや氏が登場して、最初の曲、知っていると思ったのにすでに思い出せず、次がわたしはオンデマンド配信で視聴した『蘭陵王』のお姉キャラのわたし皇太子、バウホール公演初主演『アイラブアインシュタイン』、赤い薔薇の花をつけたキラキラ燕尾服に身を包み、大階段センターのでスポットライトから男役を率いての群舞は18年にわたって花組を支えてきたことへの最高のはなむけ、美しいカゲソロは音くり寿ちゃんだったと思います、くり寿ちゃんのソロからカゲコーラスへの流れもとっても素敵な場面でした、曲は『マスカレードホテル』かな、歌詞とあきらさんの宝塚人生が重なているようにきこえて胸があつくなりました。

 退団者4名(冴月瑠那さん、美花梨乃さん、更紗那知さん、澄月菜緒音くん)で『シャルム』。
柚香光くんが登場して華ちゃんと『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』かな、タップダンスを披露、二人のハッピーミュージカルの、弾けるような幸せに満ちた笑顔、素敵でした。花組の代名詞となった『EXCITER!!』であきらさんも再び登場。組子全員での『はいからさんが通る』の曲が続いたのかな。明るく幕をおろした、楽しいサヨナラショーでした。



 華ちゃんの退団メッセージの中で印象的だったのは、高校生の時宝塚の舞台をみたときここに 立ちたいと思った、歌も芝居もダンスもなにもできなかった、バレエは先生から根性と言われた、相手役への感謝の言葉は、明日海りおさんはその大きな胸に飛び込ませていただいた、柚香さんはわたし以上にわたしを信じてくれた、だったかな。

 柚香光くんの華ちゃんへの言葉、「自慢のお嫁さんですから」で華ちゃんが退団ブーケで顔を隠したのは照れと涙がでそうになったのと両方なのかな、顔かくれていても途方もなく可愛くてきれいでした。トップコンビになってから(コロナ禍で)いろいろなことがあり絆は深まっていった、タイミングが少し違っていたら二人は出会えなかった、同じ時期に宝塚にいられてよかった、などなど。大切な相手役を見つめる表情はやさしさと愛おしさに満ちていました。

 瀬戸かずや氏の退団メッセージ、なんの取り柄もないわたしが宝塚の舞台に立ちたいと思った時から他のやりたいことを全部捨ててここまでやってきた、下級生の頃はなかなか役がつかなかった、上には朝夏まなとさん、望海風斗さんという偉大な二人がいらっしゃり、下からは鳳(真由さん)に抜かれそうになった、上級生からもっとがんばりなさい、もっとがんばりなさいと言われた、がんばったつもりだったけれど今ならもう少しやれたことがあったかもしれないと思う、言葉はすべてニュアンスですがこんな内容だったと思います。そのあとの高翔みずき組長が読み上げるメッセージと退団挨拶をききながら、努力、努力、努力につぐ努力だったであろう宝塚人生にやり抜いて悔いなしと感じました。2004年雪組『スナノオ』『タカラヅカ・グローリー』で初舞台、同期からのお花渡しは、同じく2004年初舞台の冴月瑠那さんに芽吹幸奈さん、瀬戸かずや氏に梅咲衣舞さん。同期OGは先日ママになった蒼乃夕妃さん、宇月颯さん、如月連さんら、現役が雪組副組長の千風カレンさん、星組副組長の白妙なつさん、宙組の花音舞さん。入団18年目、もう少し早く気がついていればトップスターになれたのかもしれないというのはあるかもしれませんが、『ハンナのお花屋さん』『ポーの一族』の低音男役ボイスとダンディぶりは見事でした。その男役像は間違いなく大きな足跡を残し、また次の世代へと、あこがれからあこがれからへとバトンは受け継がれていくと思います。

 オンデマンド配信中のナウオンステージで、瀬戸かずや氏に対して、柚香光くん、ショーで「最後にリフトするのがわたしで申し訳ない」、芝居でクレオパトラを演じた凪七瑠海さん、「最後の相手役がわたしで本当に申し訳ない」、いやいや劇団からの最高のはなむけだったと思います。サヨナラショーの最後に瀬戸かずや氏が柚香光くんに耳元でなにかささやいていました。どんな言葉をかわしていたのか、気になります。

 芝居は史実にフィクションを織り交ぜて、ポンペイアがオクタヴィウスをローマ初の皇帝へと導く女神のような存在、アントニウスの動に対してオクタヴィウスは静、といったふうに描かれていたのかな。二度目もむずかしくて十分には入り切っていませんが、とにもかくにも劇場の生オケで観劇したという体験が大切、またゆっくりと復習しながら振り返っていければと思います。

2021年6月2日(水)の東京宝塚劇場より、