たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

雪組『フォルティッシッシモ』『シルクロード』-東京宝塚劇場公演(9)

2021年07月02日 14時40分21秒 | 宝塚
雪組『フォルティッシッシモ』『シルクロード』-東京宝塚劇場公演(8)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/322835be2257124c30745bf3889dd4d4

2021年3月13日(土)15時30分~、2階B席、

 幸せ時間を断片的にまた少しだけゆっくりと思い出し、

ショー『シルクロード-盗賊と宝石』、

8場千夜一夜物語異聞・シェラザードと黄金の奴隷

「シェヘラザードを傍らに侍らせたシャフリヤールが、その奴隷たる宝石達に、私の為だけに舞い踊れと歌う。そこへ両腕を鎖でつながれ、黄金の奴隷に仕立てられた盗賊達が引きずりだされる。シェヘラザード(宝石)は黄金の奴隷に惹かれ、黄金の奴隷もまたシェへラザードを求めるが、シャフリヤールによって二人は引き裂かれてしまう。シャフリヤールは寵姫に手を出した黄金の奴隷を裁こうと剣を振り上げ・・・」

 シェヘラザード@真彩希帆ちゃんをはべらせたシャフリヤール@朝美絢くんが、オラオラと登場したのが印象的でした。『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』ではキャロルを演じたあーさ、男役としては小柄な方かなと思います。大きく見えるようにがんばっていたのかなと。ナウオンステージは「最初歌がすごくむずかしかった」と話していました。新生雪組となり二番手の大羽根を背負うのかな。最近オンデマンド配信された作品で月組時代のあーさをみますが、芝居力は月組育ち。期待大だと思います。咲ちゃんを支えてがんばってほしいです。

10場インド・神々の饗宴A・ロケット

「数々の神による神話が残るインド。太陽神・スーリヤと月の神々チャンドラが極彩色の孔雀の精たちを率いて、神々の饗宴の始まりを告げる。」

 綾鳳花くんと星南のぞみちゃん、縣千くんと夢白あやちゃんのカップルが登場してからのロケット、次の雪組を担っていく二人を印象づける場面でもあったと思います。

11場神々の饗宴B

「神像が見守る中、ヴィシュヌ、ラクシュミーを中心にインド神話の神々が居並ぶ饗宴に招かれる。眩い光の中、神々が華やかに歌い繋いでいくサイケデリック・マサラ・カーニヴァル!」

 ロケットに続いて大階段に登場したヴィシュヌのだいもん(望海風斗さん)が終盤に向けて客席に「楽しんでますか~」と声をかけて大いにも盛り上がった場面。七福神よりもたくさんの神様が登場した賑やかな場面。だいもんと組長の奏乃はるとさんの対談ではお正月の大劇場公演を前に「みなさんこれみたら初詣にいかなくていいですからね」と話していた場面。組子総出?で色とりどりの華やかな衣装をみているだけでも気持ちがあがりました。ヒンドゥー語?で歌われた挿入歌が全くわからなかったのは残念でした。インドの神様たちを題材にした絵本をどこかのなにかの展示でみたことがあったと思います。ハプスブルク展だったかな。いつか読めたら楽しいだろうなと思います。ガンジス川に抱かれたインドの思想に触れてみたいという想い。

 こうして振り返ってみると演出家の退団者と組子への愛、想いがたっぷり詰まった盛りだくさんなショーでした。お正月の大劇場公演から東京宝塚劇場ではどんどん熱を帯びていったと思います。こうして賑やかなインドの神様たちに劇場で二度も会うことができたのだから、ご利益もあるかも。気がつけば今年半分終わりました。苦しいことのあとにはそうではないことも待っている、今年はまだ終わらないのでそう信じて少しずつ、少しずつ・・・。

 劇場という空間での観劇はなにものにも替えがたいライブ感。てっぺんの席でもぞんぶんに楽しめました。新生雪組がすでに始動していますが、半分自分語りみたいな思い出し日記、もう
少し続いていいくかな。

 ささやかなブログへの訪問、ありがとうございます。

巨大な時の砂時計。
雰囲気を存分に伝える舞台装置も毎公演手抜かりなし、すばらしいです。