65オヤジのスタイルブック

オリンピックエンブレムのデザイン性

佐野研二郎氏のオリンピックエンブレムのパクリ疑惑に端を発したエンブレムが昨日決定しました。僕の予想に反し、最も日本的なデザインの野老朝雄氏の組一松紋が最終審査で圧倒的な票を獲得して採用されることになりました。

決定に至る透明性に立って、白紙の状態から始まったエンブレム。審査結果をオープンし、国民投票までしたことが裏目となって、未だに今回決定してエンブレムに賛否両論が噴出しています。

選考過程を見る限り、公平性と透明性は十分に感じられ、初めての選考方法に一定の基準を確立したように思います。

今回の選考において唯一の問題点を挙げるならば、4作品を公開し、非公式でながら国民参画にこだわるあまりアンケートに踏み切ってしまったことでしょう。

最終選考は、エンブレム委員会メンバーによって決定と言っても、アンケートとまったく逆の結果になれば当然投票した人々の不満は募ります。今回は国民参画にこだわるならば、アンケート結果に決定したほうが納得はいきます。結局アンケートが透明性にこだわるあまり公平性を欠いた結果を生んだのではないかと思います。

ともあれ個人的には、決定した作品に対して、何の不満も批判もありません。各種報道により、デザインの多様性も良く理解できましたし、過去のオリンピックエンブレムを観るても、斬新さなデザインで、三候補の作品に比べて、デザイン性においては抜きんでていると思います。

これからは、開催に向けて、国民が一体となったオリンピックの成功へ議論を重ねてほしいと思います。

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過去のオリンピックエンブレム。意外とシンプルなデザインが多い。


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