人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

体は財産(2)

2004-10-05 00:12:27 | 趣味・その他
今回は、スポーツのときの水分補給の話です。

水は人にとって大事なもので、「人間の3分の2は水だ」と言われています。実際は、ただ大量の水が体の中にあるのではなくて、身体の体重の6割程度が水分であるということです。

水分を採るには水分を飲む。簡単ですが、怠り易いことでもあります。色んな状況で、友人などに「とにかく水を飲め」と勧めてきましたが、これを正当化する良い機会なので少し説明しましょう。

まず、人は汗を掻きます。極端に激しい運動の中では、なんと10リットルの汗を掻いてしまうこともあるのです。「じゃあなんで1日で10キロ痩せないんだよ」と思ったあなた。実は、それは不可能なことではないと思います。ただし、水分補給をしなければ先に倒れてしまうでしょう・・・。念の為:水分を減らすダイエットなど百害あって一利なしです。絶対やめましょう。

水分補給をしないと脱水症状になるのですが、それだけでなく低ナトリウム血症にもなるのです。汗の中にはビタミンや、ナトリウムを含む多くの成分が含まれているのですが、特にナトリウムは発汗により失われ易いのです。そこで、ポカリ or アクエリアスなどを飲むのです。ラベルを見てもらえれば一目瞭然なのですが、必ずナトリウムが含まれています。

水分が足りないと、汗をかけなくなったりします。そうすると、身体を冷ますことができなくなりますし、血流も悪くなる。めまいや痙攣なども起こるかもしれません。

対策は、前述のとおり水分を補給すること。運動のあと、ちょっと痩せた気になって「ここでポカリを飲んでしまうのはもったいない。またおなかが出てしまう」と思ってはいけません。継続的に運動し、少しずつダイエットしましょう。

ということで、ブログを読むのを休憩して、今すぐ水を飲んできてください。