人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

体は財産(1)

2004-10-04 01:00:28 | 趣味・その他
先月友達になった栄養士さんと食事する機会がありました。実は昨年飲食業を始めようかと検討していたことと、2年前には筋トレのトレーナー栄養士をつけて1ヶ月で8キロ増量したという経緯があり、少し栄養や生化学についての勉強をしていました。そこで、みなさんに少しずつその知識を共有できればと思います。

まずは、ちょっとマイナーですが「精神労働」について。

「何それ?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。精神労働とは、知的活動による労働、すなわち社会人の皆さんがなさっているデスクワークや、学生の皆さんがなさっている勉強などのことです。「どうしたら、あの子は振り向いてくれるんだろう?」と考えるのも精神労働(のはず)です。

すごく頭を使うと、疲れますし、体力も消耗されるように感じますね。では、頭を使うと痩せるのか。

実は、あまり痩せません。なぜなら、精神労働の付加を増加してもそれに比例する脳のエネルギー(カロリーと考えてください)消費の増加が伴わないのです。むしろ、脳は前進の酸素消費量の20%を消費すると言われますが、ある一定のレベルの消費を保つのです。

そして、脳の主なエネルギー源はグルコース。コーヒーに砂糖を入れて飲むと脳が活性化されるのはカフェインだけの効果ではないということです。しかし脂肪酸をグルコースに変換できないので、これらを消費するまでは行かないようです。

ということで、やはり身体の運動も必要になるわけですね。結論は当たり前のことですが、そこまでの理論がわかっていなければただ噂に従っていることになり、危険です。

オフィス・教室で冷汗を掻くだけではなく、青空の下で普通の汗も掻きましょう!