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政治の季節

 来月8日からの六中全回を前に、激動と呼んでかまわないだろう動き。

中国:上海市トップを解任 社会保障資金不正流用に関与
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060926k0000m030051000c.html

「失脚」した陳良宇は、単に地方政治閥トップというだけではなく、中央委員、中央政治局委員をも兼任する大物政治家。これは立派な政治事件といえる。
 25日に失脚し、翌26日には地元紙が胡錦濤支持を表明するなど「非常によく仕組まれた政変」だといえる。
 政治的なカリスマに欠ける胡錦涛がどのように陳良宇を追い落としたか、27日付けのネット版解放軍報トップに分かりやすく書いてある。

胡錦涛:軍装をより早くより良いものに -解放軍報 2006.09.27 06:23 CST-
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-09/27/content_601451.htm

<<抄訳>>
中共中央総書記、国家主席、中央軍事委員主席である胡錦涛は26日会見で~

中共中央政治局委員、中央軍事委員副主席である郭伯雄
中共中央政治局委員、中央軍事委員副主席、国務委員兼国防部長である曹剛川
中共中央書記処書記、中央軍事委員会副主席である徐才厚
中央軍事委員会委員である李継耐、廖錫竜、陳炳徳、喬清晨、靖志遠、が会見に参加した。

 胡錦涛を入れて11人の中央軍事委員のうち9人が揃いましたよと、つまり軍は胡錦涛を支持していますので粛清されたい人はいくらでもいってくださいと、実に分かりやすい。
 こういった時、分かりやすくする為に馬鹿丁寧に肩書きを書き込むのがスタイルである。

 さて、このような上の方の動きが、経済的に豊かになっている「人民」にどう受け止められるか、六中全回での決議も含めて追跡対象である。
 残る梁光烈と張定発がなにをしていたかが気になる。

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