goo

どうみても対抗措置です

【社説】中国消費市場には「曇りのない眼」で臨め -サーチナ 2006.09.27 21:22-
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0927&f=column_0927_006.shtml

 日本製の食品や化粧品から中国の基準を超える有害物質が検出されたとして、中国の検疫当局が日本製品の輸入・販売を相次いで差し止めるという事態が発生した。これに対しては、日本が5月に残留農薬規制(ポジティブリスト制)を導入したことによって中国産農水産物の対日輸出が減少したことへの対抗措置であるという見方がある。しかしながら、中国の基準を厳格に適用すれば、なにがしかの問題があったという可能性を全面的に否定することはできない。

 わざわざ【サーチナの視点】と括弧書きにして始めた社説ではあるが、裏を取る限り少なくともSK-Ⅱに関しては対抗措置以外の何者でもない。

さらに化粧品4ブランドから禁止成分検出 香港  -人民網日本語版 2006.9.26-
http://japanese.china.org.cn/japanese/262988.htm

SK-IIの禁止成分含有問題が波紋を広げる中、香港の検査機関は25日、エスティ・ローダー、クリニーク、ランコム、クリスチャン・ディオールなど、欧米の4ブランドの化粧品からもクロムとネオジムが検出されたと発表した。

四大ブランドとSK-Ⅱの運命は同じではない -東方網 2006.09.27 08:49-
http://news.xinhuanet.com/health/2006-09/27/content_5142365.htm

 同じ問題が発生しているにも関わらずP&Gの製品については売り場から撤去を要求し、それ以外については沈黙。これは【サーチナの視点】が否定している「規則はあっても運用がいい加減」という常識に他ならない。
 結局「曇りのない目」で市場の成熟度を見極める必要があるのだろう。その意味「情報が錯綜し市場が混乱している」「保安上のトラブル」(●中国におけるSK-II に関する報道についてhttp://www.sk2.com/jp/info/index.jhtml)を理由にさっさと販売を停止したP&Gは果断である。

 もっとも、今回の失脚劇について
共産党上海市トップ解任、公金流用に関与
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0925&f=politics_0925_001.shtml
上海共産党トップ解任、掲示板「悪者追放で気分爽快」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0926&f=politics_0926_002.shtml
程度の分析しかできない(公表できない?)「中国情報局」に目くじら立てるのも大人げないといったところ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )