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●鮎川哲也さん『死者を笞打て』 ――― 《ディーゼル車》規制以外、何か《功》がありましたっけ、《空疎な小皇帝》氏に? 10・23通達etc.…

2022年02月09日 00時00分23秒 | Weblog

(20220206[])
中曽根康弘元首相の時も、そうだったのだですが、まず頭に浮かんだのは「死者を笞打て」。鮎川哲也さんの推理小説のタイトル。内容はとうの昔に忘れてしまったので、調べてみると:

 『死者を笞打て』(https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000161668)《著:鮎川哲也 解説:権田萬治 その他:吉原澄悦 その他:岸顯樹郎 デザイン:菊地信義》《鮎川哲也の作品「死者を笞打て」に盗作の嫌疑がかかる。10年前に謎の女流作家が書いた作品そっくり、というのだ。世間は非難し、仕事は途絶える。身の潔白を証明するため鮎川は女流作家を探し出し、対決しようとする。さてその意外な結末は?実在推理作家の名が頻出する仕掛けも楽しい、軽妙推理長編。》

 そして、鮎川哲也さん(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AE%8E%E5%B7%9D%E5%93%B2%E4%B9%9F)《(あゆかわ てつや、1919年2月14日 - 2002年9月24日)は、日本の小説家。本名、中川 透(なかがわとおる)。東京府に生まれ、大連に育つ。拓殖大学商学部卒。アリバイ崩しを得意とし、『ペトロフ事件』『黒いトランク』『人それを情死と呼ぶ』など、鬼貫警部を探偵役とする本格推理小説を発表。ほか『りら荘事件』『死者を笞打て』などの長編小説や多数の短編小説を執筆し、さらにはアンソロジーの編纂や、新人の育成などにも力を尽くした》。

 さて、《ディーゼル車》規制以外、何か《功》がありましたかね?、《空疎な小皇帝》氏・石原慎太郎元東京「ト」知事に? 数多の《罪》しか思い出せません。ここ最近で思い出されるだけでも、「10・23通達」と教育破壊の大罪。

   『●ト知事たちのハタとウタ
    「強制して何になる! ハタとウタで内心をひっかきまわす人たち。
     …両「都」知事の「と」はトンデモの」だ。選挙で選び、
     トンデモな通達や条例を支持している東京ト民や大阪ト民の皆さん、
     ホントに大丈夫ですか、そんなことしてて?」
    《「日の丸・君が代」強制を合憲とした最高裁判決に抗議し
     東京都教育委員会「10・23通達」と
     大阪府「君が代条例」案の撤回を求める》

   『●「国家と教育」『週刊金曜日』
      (2013年3月22日、936号)についてのつぶやき
    「樫田秀樹氏【「自分の信条を貫きたい」 猪瀬都政下初の卒業式】、
     田中聡史さんや根津公子さんらと、小皇帝氏お抱えの都教委による
     「10・23通達」。一方、あの元大阪「ト」知事の…
     村上恭介氏【「不起立は生徒の未来と自分への責任
     それでも「君が代」に屈せぬ教師たち】」

   『●「福島原発事故の今」 『週刊金曜日』
      (2014年3月7日号、982号)について
    「永尾俊彦氏【東京は今 舛添新知事は石原・猪瀬路線を引き継ぐのか 
     最高裁で取り消された不起立による処分を出し直した都教委】、
     「起立斉唱は当然…だが「10・23通達」については、「検討課題」…
     記者会見で話した」」

   『●「10・23通達」と教育破壊: 「石原都政では、
        教育行政も歪められた。…愛国心教育を強制」
    「「10・23通達」と教育破壊。ソコから急加速に教育が破壊。
     今も「通達」は生き残り、ハタやウタを強制し、教師や生徒の内心を
     かき乱す。着々と、いまや最高学府の教育も破壊。」

   『●ハタやウタを強制…根津公子さん《控訴審勝訴判決…私はうれしかった
       ですが、それが最高裁で維持されるとは全く思っていませんでした》
   『●根津公子さん「ますます国家主義に向かう日本、モノが言えなくなる
     学校、奪われる教育の自由。…これは私だけの問題ではないと思った」

 自身はハタやウタに大した思い入れも無かったようなのに…。

   『●日弁連声明: 都教委を擁護する東京高裁
   『●石原慎太郎元東京「ト」知事の都市伝説はどうやら正しかったらしい

 もう一つ。大砲でベトナムの人々を殺そうとした件。


   『●〝腰ぬけ〟で結構、害悪老人よりは!!
    「「戦争の体験があるぼくたちはこのままじゃ死ねない」というのは、
     戦争をしないと気が済まないのでしょうね。いや、
     腰ぬけ小皇帝ですから、自らあるいは身内が行くのではなく、
     若者を戦争に行かせないと気が済まないということでしょう。
     あるいは、ベトナム戦争の際に石川文洋さんに咎められなかったら
     大砲の引き金を引いていたように、安全地帯に居て、罪なき民衆を
     殺すためのミサイルのスイッチを押すような卑怯者でしょう。
     哀しい精神構造です。城山三郎さん・佐橋滋さん・中山素平さん・
     石田禮助さんらの反戦派の気骨ある〝老人〟たちに学ぶ能力の無い、
     哀しい老害人です。エイジズムに加担する気はありません。
     でも、この都知事は「ババア」発言に見られるようなエイジズムの権化
     ですし、差別主義者ミーイズムの塊ですからね」

 東京新聞の記事【排ガス規制、尖閣諸島問題新銀行失敗…大胆な行動、副作用も大きく 石原都政の功罪】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/157665)。
 リテラの記事【石原慎太郎死去で差別丸出し発言を朝日までが“石原節”と称える異常! 一方、差別批判にはネトウヨが「死者への冒涜」と的外れ攻撃】(https://lite-ra.com/2022/02/post-6157.html)によると、《2月1日に死去した石原慎太郎・元東京都知事をめぐり、またぞろ「不謹慎」「死者への冒涜だ!」といった声が噴出している》。

 こんな人を長きにわたり東京「ト」知事としてしまったこと、また、彼らの親和性の強さから当たり前なのですが、お維による大阪「ト」知事との醜悪な烏合…。
 (リテラ)《障害者差別や優生思想、外国人差別による排外主義の煽動、ジェノサイドの肯定、女性や性的マイノリティへの攻撃、歴史修正主義、自己責任の強調や生活保護バッシング──。石原氏の暴言・差別発言、ヘイトスピーチを挙げればはっきりとするように、石原氏は差別主義者以外の何物でもない。しかも、石原氏の問題は、彼一人のものではない。その存在は、安倍晋三・元首相をはじめとするネトウヨ・極右のベースとなり、橋下徹氏や維新的ポピュリズム、優生思想の跋扈を生み、社会的弱者への攻撃、民族差別、障害者差別が堂々とまかり通る土壌をつくり出した》。

   『●パンダの方が働いているとは!
    《いまや破綻寸前の新銀行東京に1400億円を投入。
     150億円を使って招致失敗に終わっても、懲りずに五輪招致基金を
     4000億円も積んでいます。移転ゴリ押しで大モメの
     築地市場移転の総事業費は、
     4316億円に達する見込みです。
     これだけでも計1兆円のムダづかいです》
    《都民にすれば石原に払ってきた報酬の方が、よほど高くついている

   『●恥ずかしくないんでしょうか?
   『●都民じゃないが、宇都宮健児さんに真の都知事に
   『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」
   『●『核狂信者を新当主(党首)に迎える元大阪〝ト〟知事党』についてのつぶやき
   『●「我欲」だけの人の高嗤い
   『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(1/3)
   『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(2/3)
   『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(3/3)
   『●覆土していれば土壌・地下水汚染問題は解決していた?…
              「空疎な小皇帝」石原慎太郎元「ト」知事のドブ金
   『●《空疎な小皇帝》石原慎太郎元東京「ト」知事による五輪招致が間違い
        だった…小池「ト」知事「コロナとの戦いで金メダル取りたい」…

 《石原節》ねぇ? もう一人《〇〇節》で名の挙がる醜悪な自民党議員がいますよね…《麻生節》なるド「アホウ節」。あぁ、情けない…。

 《石原慎太郎という人物を容赦なく剔抉(てつけつ)し、彼に期待を寄せる最近の世の風潮の危うさをも同時に撃つといった評論集》が『空疎な小皇帝』、著者は斎藤貴男さん(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/cf1359005e05b9334231eb6ef76704de)。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/157665

排ガス規制、尖閣諸島問題、新銀行失敗…大胆な行動、副作用も大きく 石原都政の功罪
2022年2月2日 06時00分

 「東京から日本を変える」と訴え、東京都知事を13年半務めた石原慎太郎さん。過激な発言で物議を醸しながらも、大胆な行動で都政を動かし、国政を巻き込んでリードした。一方、結果が伴わない功罪相半ばの一面もあった。(原昌志

【関連記事】<評伝>演じ続けた「ポピュリスト」 激しい言動の裏に柔軟な思考 石原慎太郎さん死去


◆黒いすすをまき散らして…

     (2002年10月、ペットボトルに入った黒い粉じんを会見場に
      まき散らし、国の排ガス規制の無策ぶりを批判する
      石原慎太郎東京都知事(当時)=東京都庁で)

 「ディーゼル車NO作戦」。初当選直後の1999年8月、公約の排ガス規制にさっそく手を付けた。「こんなのが1日12万本もばらまかれている」と黒いすすが入ったペットボトルを振り回して訴え、2000年12月には国に先行して独自のディーゼル車排ガス規制を盛り込んだ条例を制定した。

 排ガス中の粒子状物質(PM)の排出基準を満たさない車は03年10月から都内の走行が禁じられ、首都圏3県にも広がった。国も01年に法改正で規制を強化し、都が大気環境改善をリードした。


◆世論味方に銀行やり玉

 00年に条例施行した大手金融機関に対する外形標準課税(銀行税)も世間を驚かせた。公的資金を受けながら、赤字を理由に法人事業税を納めない銀行をやり玉に挙げ、世論を味方につけた。

 銀行側と訴訟になり、最終的な和解では銀行側に計2344億円を返還した。事実上の敗訴だったが、都の動きによって国は地方税法を改正し、04年度から都道府県税の外形標準課税を導入。結果として、都道府県の貴重な財源となった。

 待機児童の増加に対応するため、都独自で認証保育所制度を01年に導入。07年に始まった東京マラソンは、世界有数の大会に育った。

 広大な空域が米側の管理下にあることなどの問題を訴え続け、在日米軍横田基地(福生市など)の「軍民共用化」も目指した。だが、実現には至らなかった。


◆甘い審査で不良債権拡大、「おわび」も

 石原都政の後半では、批判される政策も目立った。

 「貸し渋りに悩む中小零細企業の救済」を掲げ、都が1000億円を出資して05年に設立した新銀行東京。無担保無保証で融資を伸ばしたが、甘い審査で不良債権が拡大し経営が悪化の一途をたどった。

 批判が高まる中で08年に都が400億円を追加出資した際には、石原氏が都議会予算委員会で「深くおわび申し上げる」と謝罪に追い込まれた。最後は東京都民銀行などと合併し都は完全撤退。都幹部は「都が乗り出す必要があったのか。明らかに失敗。『敗戦処理』の職員は気の毒だった」と漏らした。

 中国が領有権を主張する尖閣諸島の都による購入構想も、日中関係に影を落とした。12年4月、石原氏は「東京が尖閣諸島を守る」と表明し、購入資金の寄付募集を始めた。

 これをきっかけに国が同年9月に所有者から20億5000万円で購入し、国有化した。中国国内で大規模な反日デモが続発するなど、副作用も軽くなかった。尖閣周辺では近年も、中国公船が頻繁に確認されている。
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https://lite-ra.com/2022/02/post-6157.html

石原慎太郎死去で差別丸出し発言を朝日までが“石原節”と称える異常! 一方、差別批判にはネトウヨが「死者への冒涜」と的外れ攻撃
2022.02.03 06:00

     (石原慎太郎Twitterより)

 2月1日に死去した石原慎太郎・元東京都知事をめぐり、またぞろ「不謹慎」「死者への冒涜だ!」といった声が噴出している。

 たとえば、政治学者の山口二郎・法政大学教授が訃報を受けて〈改めて、彼が女性や外国人など多くの人々を侮辱し、傷つけたことを腹立たしく思う。日本で公然とヘイトスピーチをまき散らしてよいと差別主義者たちを安心させたところに、彼の大罪がある〉とツイートすると、共感する意見が集まった一方で、〈亡くなったばかりの人に言うことではない〉〈人間の屑〉〈死者を侮辱〉〈日本人の感覚とは、かけ離れている〉などという非難も殺到。挙げ句、自民党の長島昭久衆院議員にいたっては〈こういうのこそヘイトスピーチと言うのではないか〉とまで言い出した。

 辟易するほかないが、ヘイトスピーチとは人種、民族、国籍、性などの属性を有するマイノリティの集団もしくは個人に対してその属性を理由とする差別的表現のことであり、山口氏のツイートはヘイトスピーチでもなんでもない。山口氏が指摘するように、生前、ヘイトスピーチをはじめとする数々の差別発言を連呼しつづけてきたのが石原氏だ。そんな当たり前の指摘をしただけで「死者への冒涜だ!」と騒ぎ立てるほうがどうかしているだろう。

 しかし、このような筋違いの非難が起こるのもある意味当然かもしれない。というのも、肝心の大手メディアの報道自体、石原氏が繰り返してきた差別発言をほとんど取り上げずワイドショーだけではなく大手新聞やニュース番組までもが石原節などと報じているからだ

 実際、1日夜の『報道ステーション』(テレビ朝日)では、「歯に衣着せぬ石原節が人々の心を掴んだ」などと表現。新聞も同様で、2日の朝刊では朝日新聞が「石原都政、直言も放言も」、毎日が「「石原節」物議醸す」、東京新聞までもが「硬軟巧み 慎太郎流」などと伝えた。

 いや、それどころか、朝日新聞デジタルにいたっては、1日夕方に「「外国人が凶悪な犯罪」「参拝して何が悪いの」数々の石原節」として記事を配信。「外国人が凶悪な犯罪」という石原氏の発言はヘイトスピーチそのものだが、それを「石原節」などと表現したのである。

 この朝日の記事は批判が集まったためか、その後、「数々の石原節」という部分が「主な発言」と修正されたが、このように大手メディアの報道では、石原氏の差別発言が「差別」としてほとんど検証・批判されていないのだ。

 本サイトでは繰り返し指摘してきたが、政治家や学者、芸術家らが鬼籍に入っても、過去の言動や表現、作品をきちんと検証・批判するのは当然の行為だ。とりわけ石原氏は「芥川賞作家で昭和の大スター・石原裕次郎の兄」として脚光を浴びてきただけでなく、その抜群の知名度を活かして政治の世界に進出し大臣を歴任したほか、13年ものあいだ東京都知事を務めた公人中の公人である。

 そして、政治家による差別発言は差別を許容・肯定していいものだという社会の認識を生み出すものであり、その意味でも石原氏の生前の発言は悪質極まりなく、亡くなったからといって免罪されるものではない。むしろ、訃報に際してその功罪はしっかり検証されなければならないものだ。にもかかわらず、よりにもよって差別発言を「歯に衣着せぬ石原節」「放言」と矮小化するとは……。


■水俣病患者の抗議に「IQが低い」、「テレビにも同性愛者の連中が平気で出てる」と性的マイノリティ攻撃

 当然、そのような差別礼賛報道を看過するわけにはいかない。石原氏の発言が「石原節」「放言」などとは到底言いようもない、いかに卑劣なものだったか、以下に代表的なものを挙げていこう。

 たとえば、石原氏が剥き出しにしてきたのが障害者に対する差別であり、その差別発言によって“障害者排斥論”をさんざん煽ってきた。実際、環境庁長官だった1977年には、水俣病問題で「ニセ患者もいる」などと言い放った上、熊本に現地視察した際、水俣病患者が手渡した抗議文に対して「これを書いたのはIQが低い人たちでしょう」と発言。さらに都知事時代の1999年には重度障害者の治療にあたる府中療育センターを視察後に「ああいう人ってのは人格あるのかね」「ああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」とも発言した。さらに、政界引退後の2016年に起こった相模原障害者殺傷事件についても、「文學界」(文藝春秋)での対談内で「あれは僕、ある意味で分かるんですよ」とよりにもよってジェノサイドに理解を示し、2020年に元厚労省医系技官ら2名の医師がALS患者の女性に薬物を投与し殺害した事件が起こると、Twitterに〈業病のALS〉〈武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳も知らぬ検察の愚かしさに腹が立つ〉と投稿している。

 女性に対する差別も酷かった。田中真紀子氏への「更年期じゃないの」発言や小池百合子氏への「大年増の厚化粧」発言など枚挙に暇がないが、とくに大きな問題となったのが、都知事時代の2001年、「週刊女性」(主婦と生活社)の「石原慎太郎都知事吠える!」という記事内においての発言だ。石原氏は当時東京大学教授だった松井孝典氏からの伝聞だとした上で、「“文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ”なんだそうだ。“女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪です”って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって……。なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね(笑い)」と述べたのだ。

 この発言の謝罪・撤回を首都圏の女性113人が求めた裁判では、請求は棄却されたものの、一審の東京地裁、二審の東京高裁ともに「教授の話を紹介する形だが、知事個人の意見を表明した」と認定、「女性の存在価値を生殖能力面のみに着目して評価する見解は個人の尊重などを定めた憲法と相いれない」と指摘したが、石原氏に反省はなく、2005年には「私が司法の対象になるのは分からない。裁判のための裁判であの人たちのパフォーマンス」「変な左翼」「シャケだって(中略)産卵したら死ぬわけでしょ」と差別を上塗り。そして、女性差別を繰り返してきた石原都政下では、男女平等担当部局が部から室へ格下げされ、平等を求めて女性が裁判を起こした場合に経済的な支援をおこなう訴訟支援・制度の打ち切り、東京女性財団や男女平等推進基金が廃止されるなど、男女平等実現のための施策が後退に追い込まれたのである(しんぶん赤旗2005年6月29日付)。

 また、石原氏が女性同様に標的にしたのが性的マイノリティだ。2000年には東京都が策定中だった「人権施策推進のための指針」の骨子から、原案にあった「同性愛者」を施策の対象から削除。これについて石原氏は会見で「特殊な性状を持っている人は見た目ではわからないから、どういう形で人権が棄損されるケースがあるのか想像が及ばない」「私は純粋なヘテロだから」と発言。2010年には、性描写規制を進めようとする都青少年健全育成条例改正案に関連して「男のペア、女のペアがあるけど、どこか足りない感じがする。それは遺伝とかのせいでしょう。マイノリティで気の毒ですよ」「テレビにも同性愛者の連中が平気で出てる。日本は野放図になり過ぎている」などと発言。これにはマツコ・デラックスが、東京都が株主である東京メトロポリタンテレビ(TOKYO MX)の『5時に夢中!』において「言ってみれば狂ってるよ、この発言は」「すべて信憑性なくなるよね。あの発言は狂ってますよ」と批判した。


■「三国人」発言に代表される排外主義、東日本大震災では「これはやっぱり天罰」

 さらに、石原氏が煽ってきたのが排外主義、外国人差別だ。そもそも石原氏といえば、1983年衆院選の選挙期間中、立候補していた故・新井将敬氏のポスターに石原氏の公設秘書が「(新井氏は)66年に北朝鮮から帰化」と書いたシールを貼り付けるという事件が起こったこともあるが(石原氏は「秘書がやった」と主張)、石原氏の外国人差別発言として忘れてはならないのが、2000年の陸上自衛隊の観閲式でおこなった「三国人」発言だろう。

 このとき石原氏は、「不法入国した多くの三国人、外国人が非常に凶悪な犯罪を繰り返している」「すごく大きな災害が起きた時には大きな騒擾事件すら想定される」「三国人が騒擾事件を起こせば治安出動していただく」と発言。「三国人」という差別用語を持ち出しただけではなく、関東大震災時に起こった朝鮮人虐殺を正当化するかのような物言いで外国人に対する偏見を煽ったのだ。

 しかも、この卑劣な石原氏の発言には賛同の声があがり、実際、「日本会議」と自民党・民主党所属の議員らが都庁内で石原発言を支持する集会を開催。こうした支持の声を背景に、その後も石原氏は「(中国人の犯罪は)民族的DNAを表示するような犯罪」(産経新聞の連載にて)などと直球のヘイトスピーチを繰り返した

 このほかにも東日本大震災の発生からわずか3日後に「津波をうまく利用して、我欲を洗い落とす必要がある」「これはやっぱり天罰だと思う」などと発言するなど、石原氏の暴言、差別発言は挙げだすとキリがないが、このように、石原氏は障害者や女性、性的マイノリティ、外国人といった人びとの人権を侵害して侮辱し、貶め、攻撃を煽ることで危険にさらしてきたのだ。

 いや、差別発言だけではない。石原氏が尖閣諸島の購入計画をぶち上げたことがその後の国有化をもたらし日中関係をさらに悪化させたが、それ以外にも南京大虐殺や旧日本軍「従軍慰安婦」の強制連行を否定するなど歴史修正主義を全開にしたほか、「核兵器を保有すべき」だの「徴兵制で若者を鍛え直す」だのと軍事力増強を主張したり「支那(中国)と戦争して勝つ」といった好戦的発言を連発。また、イラク人質事件が起こった際には自己責任を振りかざし、リーマンショックの影響で「年越し派遣村」に数多くの生活困窮者が集まった際にも求職者の姿勢や生活保護を「甘え」と切って捨てた

 障害者差別や優生思想、外国人差別による排外主義の煽動、ジェノサイドの肯定、女性や性的マイノリティへの攻撃、歴史修正主義、自己責任の強調や生活保護バッシング──。石原氏の暴言・差別発言、ヘイトスピーチを挙げればはっきりとするように、石原氏は差別主義者以外の何物でもない

 しかも、石原氏の問題は、彼一人のものではない。その存在は、安倍晋三・元首相をはじめとするネトウヨ・極右のベースとなり、橋下徹氏や維新的ポピュリズム、優生思想の跋扈を生み、社会的弱者への攻撃、民族差別、障害者差別が堂々とまかり通る土壌をつくり出した

 だからこそ、石原慎太郎という政治家の言動については徹底した検証と批判がなされなければいけないのである。

 何度でも言う。石原慎太郎への批判は「死者への冒涜」などではない。この国でこれ以上の「人権侵害」「差別」の広がりを食い止めるために、絶対に必要なことなのである。

(編集部)
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●根津公子さん「ますます国家主義に向かう日本、モノが言えなくなる学校、奪われる教育の自由。…これは私だけの問題ではないと思った」

2021年06月04日 00時00分40秒 | Weblog

(20210529[])
松原明さんによる、レイバーネットの記事【心が震えっぱなしの放送〜「あるくラジオ」で根津公子さん大いに語る】(http://www.labornetjp.org/news/2021/0508radio)。

 《「私はいま一番幸せです!」こんなことをはっきり言える人は少ないだろう。根津公子さん(写真)、元中学教員。卒業式・入学式のたびに「君が代不起立」を貫いて、そのたびに処分を受け最後は「停職6ヶ月処分」を3回も。あとは「解雇」しかなかった。仲間の友人から「卒業式だけ休めばいいじゃないか」と言われ、心が揺れた。「一度、逃げようと思ったこともある。しかし自分が許さなかった。自分をごまかしたらその後の人生を生きていけないと思った。ますます国家主義に向かう日本、モノが言えなくなる学校、奪われる教育の自由。それを考えると、これは私だけの問題ではないと思った」。そして根津さんは踏みとどまった。6つの裁判をたたかい2勝4敗だった。「私は本当に幸せです。なぜなら自分を裏切らずに生きることができたから」。最高裁決定では「停職6ヶ月」は重すぎるとして取り消された。根津さんのたたかいが「君が代処分」に「歯止め」をかけることになったのだ。(松原明)》

 すごいなぁ、根津公子さん。「私は本当に幸せです。なぜなら自分を裏切らずに生きることができたから」…なかなか言えないです。本当に尊敬に値する人。

   『●ハタやウタを強制…根津公子さん《控訴審勝訴判決…私はうれしかった
       ですが、それが最高裁で維持されるとは全く思っていませんでした》

 根津公子さん「09年「君が代」不起立停職6月処分取り消し訴訟の控訴審勝訴判決が維持されました! ...控訴審勝訴判決が出されたとき、私はうれしかったですが、それが最高裁で維持されるとは全く思っていませんでした」。
 内心をかき乱し、ハタやウタを強制…一体どうしたことか、最「低」裁が《控訴審勝訴判決》維持する司法判断を下す、奇跡! 《本件は最高裁第2小法廷に係属されました。第1小法廷には安倍元首相が選んだ木澤克之裁判官、山口厚裁判官がいます。第1小法廷に係属されていたら、「裁判官全員一致の意見で決定」とはならなかった、処分適法とされたかもと思います。ラッキーでした》。
 《「最後まで、子どもたちの前で信念を曲げず、教育者として立つことはできないとして、貫きとおしたことのすばらしさ」…希望の光を灯してくれました。最大の教訓は、教育者としての信念を曲げずに勝利したこと…。全国の皆さん、「継続こそ力」です》!

   『●ト知事たちのハタとウタ
    「強制して何になる! ハタとウタで内心をひっかきまわす人たち。
     …両「都」知事の「と」はトンデモの」だ。選挙で選び、
     トンデモな通達や条例を支持している東京ト民や大阪ト民の皆さん、
     ホントに大丈夫ですか、そんなことしてて?」
    《「日の丸・君が代」強制を合憲とした最高裁判決に抗議し
     東京都教育委員会「10・23通達」と
     大阪府「君が代条例」案の撤回を求める》

   『●「国家と教育」『週刊金曜日』
      (2013年3月22日、936号)についてのつぶやき
    「樫田秀樹氏【「自分の信条を貫きたい」 猪瀬都政下初の卒業式】、
     田中聡史さんや根津公子さんらと、小皇帝氏お抱えの都教委による
     「10・23通達」。一方、あの元大阪「ト」知事の…
     村上恭介氏【「不起立は生徒の未来と自分への責任
     それでも「君が代」に屈せぬ教師たち】」

   『●「福島原発事故の今」 『週刊金曜日』
      (2014年3月7日号、982号)について
    「永尾俊彦氏【東京は今 舛添新知事は石原・猪瀬路線を引き継ぐのか 
     最高裁で取り消された不起立による処分を出し直した都教委】、
     「起立斉唱は当然…だが「10・23通達」については、「検討課題」…
     記者会見で話した」」

   『●「10・23通達」と教育破壊: 「石原都政では、
        教育行政も歪められた。…愛国心教育を強制」
    「「10・23通達」と教育破壊。ソコから急加速に教育が破壊。
     今も「通達」は生き残り、ハタやウタを強制し、教師や生徒の内心を
     かき乱す。着々と、いまや最高学府の教育も破壊。」

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http://www.labornetjp.org/news/2021/0508radio

心が震えっぱなしの放送/「あるくラジオ」で根津公子さん大いに語る

心が震えっぱなしの放送〜「あるくラジオ」で根津公子さん大いに語る

YouTube(1時間)「あるくラジオ」HP

 
https://youtu.be/oCX33YrAQZM

 「私はいま一番幸せです!」こんなことをはっきり言える人は少ないだろう。根津公子さん(写真)、元中学教員。卒業式・入学式のたびに「君が代不起立」を貫いて、そのたびに処分を受け最後は「停職6ヶ月処分」を3回も。あとは「解雇」しかなかった。仲間の友人から「卒業式だけ休めばいいじゃないか」と言われ、心が揺れた。「一度、逃げようと思ったこともある。しかし自分が許さなかった自分をごまかしたらその後の人生を生きていけないと思ったますます国家主義に向かう日本、モノが言えなくなる学校、奪われる教育の自由。それを考えると、これは私だけの問題ではないと思った」。そして根津さんは踏みとどまった。6つの裁判をたたかい2勝4敗だった。「私は本当に幸せです。なぜなら自分を裏切らずに生きることができたから」。最高裁決定では「停職6ヶ月」は重すぎるとして取り消された。根津さんのたたかいが「君が代処分」に「歯止め」をかけることになったのだ。

     (*パーソナリティささきゆみさん(左)と根津公子さん)

 5月8日に放送された「あるくラジオ」で、根津さんは約1時間、その人生と歩みをリアルに語った。良妻賢母をめざしたという根津さんが、なぜ教員の道を選び、社会に向き合うようになったのか? 1970年代、当時の自由な学校の雰囲気のなかで、教員は「広島見学」などの平和教育を実践し、子どもたちは伸び伸びと育っていた。日教組が強く「日の丸君が代」反対があたりまえだった職場。しかし90年代以降社会の右傾化が進み、石原都知事の強権政治(2003年「10.23都教委通達」)からガラガラと崩れ抵抗する教員は数えるほどになってしまった。そして職場は萎縮した。2006年、鶴川2中のエピソードが紹介される。自民党の市議が「ルールを守らない教員はやめろ」と学校に圧力をかけた。生徒たちも扇動され、根津さんを階段で突き飛ばす事件まで起きた。非国民とまで言われたという。

 しかし後日、根津さんのたたかいをYouTubeなどで知った生徒たちの中には、応援する人も現れた。シールズの福田和香子さんもその一人。「鶴川2中」で根津さんの「停職出勤」の様子を見て、「声を上げてもいいんだってこと」を学んだという。日本のファッショ化を体で受けとめてきた根津さんの話から、見えてくるものがたくさんあった。(報告=松原明

     (*リモート参加のパーソナリティ・しまひでひろさん)

 以下、感想が続々と寄せられているので一部紹介する。「根津さんと兵士だった父親との葛藤。子どもたちとのエピソード。心が震えっぱなしの放送でした」(H)。「パーソナリティの丁寧で自然なインタビューが、根津さんにしっかり語ってもらう方法でしたので、たった1時間でしたが、貴重なドキュメント・物語になっていました。多くの人に聞いてほしい」(O)。「内容がとてもよかった。根津さんの声が艶やかなのに驚いた。やっぱりラジオってテレビと違う特別のメディアだと思った」(R)。
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●ハタやウタを強制…根津公子さん《控訴審勝訴判決…私はうれしかったですが、それが最高裁で維持されるとは全く思っていませんでした》

2021年05月07日 00時00分22秒 | Weblog

(20210425[])
レイバーネットの二つの記事【根津公子「君が代」不起立 : 最高裁「停職処分6月取り消し」の高裁判決を維持】(http://www.labornetjp.org/news/2021/0219nezu)と、
【教育者としての信念を曲げずに勝利〜「君が代」判決最高裁確定勝利集会】(http://www.labornetjp.org/news/2021/1618701455522staff01)。

 《09年「君が代」不起立停職6月処分取り消し訴訟の控訴審勝訴判決が維持されました! 最高裁から書面が届きました(2月17日付)。控訴審勝訴判決が出されたとき、私はうれしかったですが、それが最高裁で維持されるとは全く思っていませんでしたますます政権に忖度した最高裁判決が出されていたからです。最高裁で覆されても、根津控訴審勝訴判決が出されたのは紛れもない事実。その事実を消すことはできない。裁判体の人物によって処分を適法とも違法ともすることができる「日の丸・君が代」処分の事実、でたらめさの事実これを後世に残していこうと思っていました、つい、数時間前まで。今回、09年事件も処分取り消しになったことで、大阪の職員基本条例職務命令に違反する行為の内容が同じ場合にあっては、3回…で免職完全に破綻したことが、とっても嬉しいです。(根津公子)》。
 《4月17日、東京・八王子に於て『09年「君が代」判決最高裁確定勝利集会』が開かれ、主催者の予想を超える50人余りが参加しました。同時に、ライブ配信の視聴数も350を超えました。冒頭、根津さんの闘いがまとめられたビデオ(21分)が流されました。20年を超える長く厳しい闘いでした。次いで、岩井弁護士から「この裁判で何を訴えたかったのか」という報告がありました。根津さんの弁護を20年以上やってきた萱野弁護士は、「最後まで、子どもたちの前で信念を曲げず、教育者として立つことはできないとして、貫きとおしたことのすばらしさ」を讃えました。根津・河原井さんの裁判闘争勝利は、困難な中に置かれている私たちにとって、希望の光を灯してくれました。最大の教訓は、教育者としての信念を曲げずに勝利したことだと思います。全国の皆さん、「継続こそ力」です。私たちもともに闘い続けましょう。(渡部通信)》。

   『●ト知事たちのハタとウタ
    「強制して何になる! ハタとウタで内心をひっかきまわす人たち。
     …両「都」知事の「と」はトンデモの」だ。選挙で選び、
     トンデモな通達や条例を支持している東京ト民や大阪ト民の皆さん、
     ホントに大丈夫ですか、そんなことしてて?」
    《「日の丸・君が代」強制を合憲とした最高裁判決に抗議し
     東京都教育委員会「10・23通達」と
     大阪府「君が代条例」案の撤回を求める》

   『●「国家と教育」『週刊金曜日』
      (2013年3月22日、936号)についてのつぶやき
    「樫田秀樹氏【「自分の信条を貫きたい」 猪瀬都政下初の卒業式】、
     田中聡史さんや根津公子さんらと、小皇帝氏お抱えの都教委による
     「10・23通達」。一方、あの元大阪「ト」知事の…
     村上恭介氏【「不起立は生徒の未来と自分への責任
     それでも「君が代」に屈せぬ教師たち】」

   『●「福島原発事故の今」 『週刊金曜日』
      (2014年3月7日号、982号)について
    「永尾俊彦氏【東京は今 舛添新知事は石原・猪瀬路線を引き継ぐのか 
     最高裁で取り消された不起立による処分を出し直した都教委】、
     「起立斉唱は当然…だが「10・23通達」については、「検討課題」…
     記者会見で話した」」

   『●「10・23通達」と教育破壊: 「石原都政では、
        教育行政も歪められた。…愛国心教育を強制」
    「「10・23通達」と教育破壊。ソコから急加速に教育が破壊。
     今も「通達」は生き残り、ハタやウタを強制し、教師や生徒の内心を
     かき乱す。着々と、いまや最高学府の教育も破壊。」

 根津公子さん「09年「君が代」不起立停職6月処分取り消し訴訟の控訴審勝訴判決が維持されました! ...控訴審勝訴判決が出されたとき、私はうれしかったですが、それが最高裁で維持されるとは全く思っていませんでした」。
 内心をかき乱し、ハタやウタを強制…一体どうしたことか、最「低」裁が《控訴審勝訴判決》維持する司法判断を下す、奇跡! 《本件は最高裁第2小法廷に係属されました。第1小法廷には安倍元首相が選んだ木澤克之裁判官、山口厚裁判官がいます。第1小法廷に係属されていたら、「裁判官全員一致の意見で決定」とはならなかった、処分適法とされたかもと思います。ラッキーでした》。
 《「最後まで、子どもたちの前で信念を曲げず、教育者として立つことはできないとして、貫きとおしたことのすばらしさ」…希望の光を灯してくれました。最大の教訓は、教育者としての信念を曲げずに勝利したこと…。全国の皆さん、「継続こそ力」です》!

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http://www.labornetjp.org/news/2021/0219nezu

根津公子「君が代」不起立 : 最高裁が「停職処分6月取り消し」の高裁判決を維持

 根津公子です。

 09年「君が代」不起立停職6月処分取り消し訴訟の控訴審勝訴判決(写真)が維持されました!

 今日(2/18)、09年停職6月処分取り消し訴訟の件で、最高裁から書面が届きました(2月17日付)。

 都が「処分の裁量権は都にあるから処分は適法」と受理申し立てをしたことに対して、最高裁第2小法廷は、「本件を上告審として受理しない」と決定したというものです。「最高裁第2小法廷の裁判官全員一致の意見で決定した」と明記しています。

 09年処分取り消し訴訟は地裁では処分適法でした(2018年5月24日判決 春名茂裁判長)が、昨年3月25日の控訴審判決(小川秀樹裁判長)は、次に示すア~ウを根拠に、処分を取り消してくれました。ア.停職6月処分の次の処分量定は免職のみであり、被処分者への心理的圧迫の程度が強い。イ.過去に懲戒処分や訓告処分の対象になった、根津のいくつかの行為は、平成18年3月の懲戒処分において考慮されている(から、同一の件で処分を加重してはならない)。ウ.根津不起立は河原井不起立と同じに消極的不起立行為。

 最高裁に当方及び都の書面が届いたと最高裁から報告があったのが昨年10月1日でした。当方は控訴審で処分は取り消されているので、最高裁に上告及び上告受理申し立てができるのは、控訴審で敗訴とされた損害賠償請求ですから、それを求めました。都は、根津の処分適法を求めたわけです。

 控訴審勝訴判決が出されたとき、私はうれしかったですが、それが最高裁で維持されるとは全く思っていませんでしたますます政権に忖度した最高裁判決が出されていたからです。最高裁で覆されても、根津控訴審勝訴判決が出されたのは紛れもない事実その事実を消すことはできない。裁判体の人物によって処分を適法とも違法ともすることができる「日の丸・君が代」処分の事実、でたらめさの事実これを後世に残していこうと思っていました、つい、数時間前まで。

 私の「君が代」不起立については、同じ行為であるにもかかわらず、07年停職6月処分が取り消された以外は、「減給を超える処分は違法」が適用されてきませんでした。しかし今回、09年事件も処分取り消しになったことで、大阪の職員基本条例職務命令に違反する行為の内容が同じ場合にあっては、3回…で免職完全に破綻したことが、とっても嬉しいです。

 本件は最高裁第2小法廷に係属されました。第1小法廷には安倍元首相が選んだ木澤克之裁判官、山口厚裁判官がいます。第1小法廷に係属されていたら、「裁判官全員一致の意見で決定」とはならなかった、処分適法とされたかもと思います。ラッキーでした。いやいや、私たちはもっともっと、「日の丸・君が代」を職務命令違反で処分する、公教育の非教育・反教育について議論を起こしていかねばならないですが、ひとまず、ご報告まで。

2021-02-19 09:15:29
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http://www.labornetjp.org/news/2021/1618701455522staff01

渡部通信(4/17 : 教育者としての信念を曲げずに勝利

●渡部通信(4/17 : 明けない夜はない(41)<教育者としての信念を曲げずに勝利>

 本日(4月17日)東京・八王子に於て、『09年「君が代」判決最高裁確定勝利集会』(主催:河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会)が開かれ、主催者の予想を超える50人余りが参加しました。同時に、ライブ配信の視聴数も350を超えました。

(アーカイブ)⇒ https://youtu.be/4kYrdfqv_VI


 冒頭、根津さんの闘いがまとめられたビデオ(21分)が流されました。20年を超える長く厳しい闘いでした。

 次いで、岩井弁護士から「この裁判で何を訴えたかったのか」という報告がありました。

 そこでは特に、

①単なる個人の「思想・良心の自由」ではなく「君が代」強制が「教育の自由への侵害」であること、
②そのために教育者としての人格をかけての闘争であったこと、
③根津さんと河原井さんの不起立は「人格的触れ合い」による教育実践であったこと、

が強調されました。

 根津さんの弁護を20年以上やってきた萱野弁護士は、「最後まで、子どもたちの前で信念を曲げず、教育者として立つことはできないとして、貫きとおしたことのすばらしさ」を讃えました。また、「2人の闘いを次の世代に引き継ぐために本を出すことを考えている。できれば中・高・大学生など若い世代に読んでもらいたい」と述べました。

 次に、彼女らの裁判に「鑑定意見書」<教育公務員の懲戒処分に関する裁量権の逸脱・濫用の遺法について>を書いてくれた岡田正則早大教授(学術会議被任命拒否者)は、判決の意味について、「教育者としての信念を子どもに伝えることが一番大事だった将来世代からの呼びかけに答えられてきた」と述べました。
 また、任命拒否問題について、「拒否された6人が内閣府に、4月26日午前中、自己情報(拒否判断根拠資料)開示をする」と述べました。

 その後、和久田弁護士は、「この勝利を出発点として、若い人たちに引き継ぎ、新しい世の中を作って行かなければならない」と述べました。

 根津さんは<私の教育活動と『日の丸・君が代』、そして裁判>という文書(B5版10ページ+資料2ページ)を配布しましたが、その最後には次のように書いてありました。「私の裁判は終了しましたが、『君が代』不起立の戒告処分は適法であり、子どもたちが『国旗に正対し国歌を起立し斉唱』させられている限り闘い続けねばと思う。闘いを通して、『日の丸・君が代』・天皇制を排斥し、この国に民主主義を定着させていきたい。」

 また、河原井さんも<『終わり』ではなく、新しい一歩へ! 『やっぱりあきらめない』>という文書(A4版表)を配布しました。そこには、次のようなことが書いてありました。

(1)「大同団結」をふりかえる~そしてこれからも~
   ・・組織、各裁判の主義主張を越えて共闘できるところは
   共闘していくことが今不可欠です。・・・
(2)全国雑木林行脚は終りのない旅・・・
   ・・2003年から「STOP東京の教育」の想いを
   大きなリュックに背負い、北は北海道から
   南は沖縄まで歩き続け、いまも未踏の地へ
   「雑木林行脚」を続けています。・・
   ・・青年たちとスタートした「味噌づくりと憲法学習会は、
   朝鮮学校無償化裁判と繋がり、現在は朝鮮学校美術部(中・高)
   と合同学習になっています。・・
(3)おわりに~さらなる共闘を~
  ・・五次訴訟が「戒告処分の取り消し判決」を目指し動き出します。
  さあ!!新しい一歩へ。・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 根津・河原井さんの裁判闘争勝利は、困難な中に置かれている私たちにとって、希望の光を灯してくれました。最大の教訓は、教育者としての信念を曲げずに勝利したことだと思います。
 弁護士たちは、この闘いを若い世代に受け継いでもらうための本を作ることになりました。そして、根津さん、河原井さんは、闘いを継続することを述べており、新たな一歩を踏み出そうとしています。
 全国の皆さん、「継続こそ力」です。私たちもともに闘い続けましょう。


 以下に、この夏の取り組みを紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『全国から集う!全国で闘う!
  第11回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会』
~コロナ下で進行する学問と教育の国家支配はゴメンだ!~
<講演>岡田正則さん(早大大学院法務研究科教授>
<発言>東京・大阪を含め全国から
<日時>2021年7月18日(日)10:30~17:00
<場所>日比谷図書文化館コンベンションホール
            (旧日比谷図書館地階)
 ◎集会後銀座デモ
 ◎文科省交渉 7月19日(月)
<主催:集会名の実行委員会>
<連絡先>090-7015-3344(永井)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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(このメールはご迷惑を承知で多くの方々に発信します。ご迷惑な方は止めますのでご連絡下さい。)
*******************************************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
  http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
  http://hinokimi.web.fc2.com/

2021-04-18 08:17:36
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●「10・23通達」と教育破壊: 「石原都政では、教育行政も歪められた。…愛国心教育を強制」

2016年11月07日 00時00分18秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【石原慎太郎 腐敗の13年/愛国心教育で日の丸・君が代強制 当の本人は「歌わない」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/192764

 《石原都政では、教育行政も歪められた。「心の東京革命」と称して、愛国心教育を強制したのだ。…慎太郎は、過剰な体罰で知られる「戸塚ヨットスクールを支援する会」の会長も務めている。こういう偏った思想の持ち主が、トップダウンで都の教育行政を変えていったのである》。

 「10・23通達」と教育破壊。ソコから急加速に教育が破壊。今も「通達」は生き残り、ハタやウタを強制し、教師や生徒の内心をかき乱す。着々と、いまや最高学府の教育も破壊。

   『●ト知事たちのハタとウタ
    「強制して何になる! ハタとウタで内心をひっかきまわす人たち。
     …両「都」知事の「と」はトンデモの」だ。選挙で選び、
     トンデモな通達や条例を支持している東京ト民や大阪ト民の皆さん、
     ホントに大丈夫ですか、そんなことしてて?」
    《「日の丸・君が代」強制を合憲とした最高裁判決に抗議し
     東京都教育委員会「10・23通達」と
     大阪府「君が代条例」案の撤回を求める》

   『●「国家と教育」『週刊金曜日』
      (2013年3月22日、936号)についてのつぶやき
    「樫田秀樹氏【「自分の信条を貫きたい」 猪瀬都政下初の卒業式】、
     田中聡史さんや根津公子さんらと、小皇帝氏お抱えの都教委による
     「10・23通達」。一方、あの元大阪「ト」知事の…
     村上恭介氏【「不起立は生徒の未来と自分への責任
     それでも「君が代」に屈せぬ教師たち】」

   『●「福島原発事故の今」 『週刊金曜日』
      (2014年3月7日号、982号)について
    「永尾俊彦氏【東京は今 舛添新知事は石原・猪瀬路線を引き継ぐのか 
     最高裁で取り消された不起立による処分を出し直した都教委】、
     「起立斉唱は当然…だが「10・23通達」については、「検討課題」…
     記者会見で話した」」


 日刊ゲンダイの《石原慎太郎 腐敗の13》シリーズ…タイトルを見るだけで悍ましいい。

   【血税1400億円がパー 「新銀行東京」大失敗にも減らず口
   【公金で一晩数十万円の散財 超グルメ生活は舛添氏も真っ青
   【カラス退治に血まなこ 動機は「ゴルフ場で頭つつかれた」
   【四男を重用「トーキョーワンダーサイト」で税金を私物化
   【血税5億円で地球7…“公私混同トンデモ豪華出張
   【呆れた親バカ…三男・宏高議員の選挙をめぐる「裏金疑惑」
   【ぼったくり店を増やしただけだった「歌舞伎町浄化作戦」
   【尖閣購入計画も頓挫 寄付金14億円はいまだに宙ぶらりん
   【愛国心教育で日の丸・君が代強制 当の本人は「歌わない」
   【銀行税敗訴 国への個人的リベンジで都民に巨額の損失
   【森元首相にそそのかされ…都知事4選と東京五輪再立候補
   【「海の森」プロジェクト 東京湾の孤島に消える億のムダ金

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/192764

石原慎太郎 腐敗の13
愛国心教育で日の丸・君が代強制 当の本人は「歌わない」
2016年10月29日

     (「奉仕」を必修教育化(C)日刊ゲンダイ)

 石原都政では、教育行政も歪められた。「心の東京革命」と称して、愛国心教育を強制したのだ。

 慎太郎のウェブサイト「宣戦布告」を見ると、「心の東京革命」というタイトルでこんなことが書かれている。

   〈動物行動学者コンラート・ローレンツの主張の中に非常に
    興味深いものがある。それは「幼い頃に肉体的な苦痛
    味わったことのない子供は、成長して必ず不幸な人間になる」
    というものだ〉

 だから、子供に苦しさやひもじさに対する我慢を覚えさせる必要があると説く。スパルタ教育を信条とする慎太郎は、過剰な体罰で知られる「戸塚ヨットスクールを支援する会」の会長も務めている。こういう偏った思想の持ち主が、トップダウンで都の教育行政を変えていったのである。

 2001年、まずは都教育委員会の「基本方針」「教育目標」から日本国憲法及び教育基本法の精神に基づき文言を削除し、代わりに「わが国の歴史や文化を尊重し」と加えた。国が教育基本法改正で目指す愛国心教育を先取りしたのだ。

 その真骨頂が、日の丸君が代強制だろう。03年10月23日の都教委通達で、入学式や卒業式などの行事の際は「国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する」ことを指示。違反者は処分するという強権で、式典で起立しない生徒がいた場合も含め、担任や校長を大量処分。この通達は現在でも生きていて、都教委によれば「平成27年度の卒業式までに、のべ450人の教職員が処分を受けた」という。

 ところが、当の慎太郎は「文學界」(14年3月号)のインタビューで「僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」と話していた。他人には強制しておきながら、こんなフザけた男が教育に介入する資格があるのかどうか。

 07年度からは、すべての都立高校に「奉仕」が必修教科として導入された。年間35単位時間。ボランティア活動などを通して、「奉仕活動の理念と意義を理解させる」というものだ。「公(国家)に奉仕する」という国家主義的なイデオロギーを公教育で叩き込むものだと批判されたが、教育現場に右翼的な思想を押し付けていくやり方は、現代版の教育勅語とも言える。

   「『奉仕』の時間は、現在の高校1年生から『人間と社会』という
    新教科に移行しました。道徳的な内容や生き方について
    考える時間です」(都教委)

 

 右翼教育の“負の遺産”は教育現場に今なお残っている
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●教員イジメ: 元東京「ト」知事の顔色をうかがってばかりいた東京「ト」教委、敗れる

2015年05月30日 00時00分22秒 | Weblog


東京新聞の記事【再雇用拒否 都に賠償命令 君が代不起立元教職員勝訴】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015052602000117.html)。

 「「都教育委員会は裁量権を逸脱、乱用しており、再雇用を認めなかった判断は違法」と指摘し、全員に一人当たり約二百十万円~約二百六十万円の賠償を都に命じた・・・・・・吉田徹裁判長は「思想信条などに従って行われた行為を理由として不利益を課す際には特に慎重な考慮が求められる」と指摘。その上で都教委の判断を「職務命令違反があったことだけを不当に重視して教職員としての長年の経験や意欲を全く考慮しておらず、再雇用への期待を違法に侵害した」と判断」!
 東京「ト」教委、敗れる・・・・・・たかがハタやウタを強制し、教員イジメ。こんな「ト」な教育委員会なんて要らない。

   『●日弁連声明: 都教委を擁護する東京高裁
   『●ハタとウタと東京都教委:
       強制しておいて、その記述を問題視するとは・・・

   『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?
   『●音圧計でも持ち出しそうな勢い、
     たかがウタに「口パク」禁止令・監視命令・・・アホらしい

   『●石原慎太郎元東京「ト」知事の都市伝説はどうやら正しかったらしい

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015052602000117.html

再雇用拒否 都に賠償命令 君が代不起立元教職員勝訴
2015年5月26日 朝刊

 卒業式や入学式で君が代斉唱時に起立して歌わなかったことを理由に定年後に再雇用しなかったのは違法として、東京都立高校の元教諭二十二人が都に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は二十五日、「都教育委員会は裁量権を逸脱、乱用しており、再雇用を認めなかった判断は違法」と指摘し、全員に一人当たり約二百十万円~約二百六十万円の賠償を都に命じた。

 訴えたのは二〇〇七~〇九年に定年などで退職し、再雇用を求めたが、都教委から不合格とされた二十二人。いずれも卒業式などで君が代斉唱時に起立することを命じた学校長による職務命令に従わず、戒告などの懲戒処分を受けていた。

 吉田徹裁判長は「思想信条などに従って行われた行為を理由として不利益を課す際には特に慎重な考慮が求められる」と指摘。その上で都教委の判断を「職務命令違反があったことだけを不当に重視して教職員としての長年の経験や意欲を全く考慮しておらず、再雇用への期待を違法に侵害した」と判断した。

 原告団によると、同様の再雇用拒否をめぐっては、元教職員側の敗訴が最高裁で確定した訴訟が、これまでに三件ある。

 判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した原告の永井栄俊(えいしゅん)さん(68)は「学校現場は都教委の言うことを聞かなければ定年退職後に採用されないと萎縮している。今回の判決が現場に与える影響は非常に大きい」と語った。

 ◆中井敬三・東京都教育長の話 大変遺憾だ。判決内容を精査して今後の対応を検討する。
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●石原慎太郎元東京「ト」知事の都市伝説はどうやら正しかったらしい

2014年06月14日 00時00分27秒 | Weblog


CMLの記事【[CML 031811] 石原慎太郎、衝撃発言「皇室は日本の役に立たない」「皇居にお辞儀するのはバカ」(『Business Journal 』)】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-June/031843.html)。

   『●日弁連声明: 都教委を擁護する東京高裁
    「これに関しては、都知事の顔色をうかがってばかりの都教委が問題でしょう。
     小皇帝都知事は、祝日に国旗を掲揚していないとの都市伝説があります。
     その一方で、教員に踏み絵させてるわけ。酷いものです。四選を阻止しなくて
     いいんですか、都民の皆様。それじゃなくても、三度も、世界に恥をさらした
     のですよ。出馬も許されるべきじゃないでしょう。
      裁判所(東京高裁)までがそれになびくのですから、救い難いです」

 立場の弱い教師に「ウタハタを強制しておきながら・・・・・・都市伝説は事実だった・・・・・・「老化とともに、単なる独りよがり思いつき政治家に・・・・・・二枚舌が過ぎますが、特権意識の塊」。それにしても「「わがひのもとは(私の日本は)」」だそうですよ、「たみがよ(民が世)」ならまだしも。それから、大阪市教委大阪「ト」教委橋下徹元大阪「ト」知事に、この件を、是非、インタビューしてもらいたいですね。もちろん、東京「ト」教委にもね。

   『●ハタとウタと東京都教委:
       強制しておいて、その記述を問題視するとは・・・
   『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?

   ●音圧計でも持ち出しそうな勢い、
     たかがウタに「口パク」禁止令・監視命令・・・アホらしい

==============================================================================
http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-June/031843.html

[CML 031811] 石原慎太郎、衝撃発言「皇室は日本の役に立たない」「皇居にお辞儀するのはバカ」(『Business Journal 』)

・・・・・・
2014年 6月 7日 (土) 09:11:21 JST

前田朗です。
6月7日

・・・・・・さん
ご苦労様です。

この話は、右翼の間でも以前から知られた話です。
三島由紀夫江藤淳と比べて、石原慎太郎の独自性、特異性です。
青嵐会の時代から、石原は、保守でも、民族派でも、天皇派でもなく、
過激な「革新派」でした。
それが老化とともに、単なる独りよがりの思いつき政治家になってきました。
ご指摘の通り、二枚舌が過ぎますが、特権意識の塊というべきでしょう。

----- Original Message -----
> ・・・・・・です。

> 他の方が紹介されていたのですが、石原慎太郎氏が意外な発言をしているとのこと。
>   
> 石原慎太郎、衝撃発言「皇室は日本の役に立たない」「皇居にお辞儀するのはバカ」
> http://biz-journal.jp/2014/03/post_4279.html
> (『Business Journal 』) 
>
>  
> それによると、
>     
> ●石原氏「国歌は歌わない
> 「文學界」(文藝春秋/3月号)に「石原慎太郎『芥川賞と私のパラドクシカルな関係』」
> と題されたインタビューが掲載されているのだが、そこで石原氏は「皇室について、ど
> のようにお考えですか」と聞かれ、次のような発言をしているのだ。
>   
> 「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときには
> ね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」
>  つまり、石原氏は国歌を歌わないばかりか、仕方なく歌う場合には歌詞を「君が代
> は(天皇の世は)」ではなく「わがひのもとは(私の日本は)」と歌詞を変えてしまうとい
> うのだ。
>
>  
> (中略)
>   
> ●国歌斉唱時の起立義務付けをしながら、自分は斉唱拒否
>  先に紹介した「文學界」インタビューでも、石原氏は戦時中、父親から「天皇陛下が
> いるから皇居に向かって頭を下げろ」と言われた際、「姿も見えないのに遠くからみん
> なお辞儀する。バカじゃないか、と思ったね」と語っている。
>  もちろん思想信条は自由だし、最近は反韓反中がメインで天皇に対しては否定的
> という右派論客も少なくない。だが、石原氏は都知事時代、都立高教員に国歌斉唱
> 時の起立を強制し、不起立の教師を次々に処分していたのではなかったか。また、
> 日本維新の会の共同代表で石原氏のパートナー・橋下徹氏も大阪府知事だった11
> 年、国歌斉唱時に教職員の起立を義務付けた、いわゆる「君が代条例」を大阪府で
> 成立させている
>  一方で国民に愛国心を強制しながら、自分は平気で「国歌が嫌い」と斉唱を拒否す
> るというのは、いくらなんでもご都合主義がすぎるのではないか
>     
> この記事でも指摘するように、自分は「国歌が嫌い」と斉唱を拒否しながら、都知事
> 時代、都立高教員に国歌斉唱時の起立を強制し、不起立の教師を次々に処分した
> のは、いくらなんでもご都合主義がすぎる!  
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●「福島原発事故の今」 『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号)について

2014年03月11日 00時00分36秒 | Weblog


2011年3月11日から今日で3年が経ち、4年目を迎えた。民主党政権は冷温停止「状態」を宣言し、民意を無視して関電と結託して大飯原発を再稼働。アベ自公政権は、原子力「推進」委員会(核推進委員会)とともにあの東京電力柏崎刈羽原発さへも再稼働しかねない勢いで、原発輸出という恥さらしなことも強行しそうだ。ネズミモグラエレファント等々が走り回る東京電力原発人災の現場を「コントロール」「完璧にブロック」と世界に向けて宣言し、ウラアリな東京五輪でオモテナシするそうだ・・・・・・。
 この3年間は一体何だったのでしょう?

 『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、横田一さん【利権構造の再現を狙う 巻き返しはかる原発推進派の策動】と平舘英明氏【大阪は今 「君が代」強制、公募校長、幼稚園の民営化・・・・・/政治主導で迷走する橋本教育改革】。

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■①『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 「東日本大震災から3年 福島原発事故の今」。岩崎眞美子氏【ヘイトスピーチに対抗して、80人が結集 「差別らくがき消し隊」始動】。「恥」「恥ずべき行為」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e4fff2e56d3ac71449d6db42a0892483

■②『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 宇都宮健児さん【風速計/都知事選を闘って】、「・・16回も公開討論会が中止になったことは、極めて残念」「こつこつと市民運動を広げていく地道な努力でしか達成できないことを学んだことも・・重要な教訓」

■③『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 横田一さん【利権構造の再現を狙う 巻き返しはかる原発推進派の策動】、「経済産業相官僚の擁立 狙われた「脱原発知事」」「影響力強める関西電力 財界と自民党が一体に」。電気事業連合会という悪(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8df2490ecdeab9c15ffa0f23ca6e91f8

■④『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 木野龍逸さん【相次ぐ単純ミスなぜ起きる 1Fで不足気味の熟練作業員】、「4年目を迎えるいま・・事故直後から収束作業に携わってきたベテラン作業員が、100ミリシーベルトの上限に近づいて現場から抜けるケースが増えてきている」

■⑤『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 和田秀子氏【大金を投じても疑わしい効果 崩壊した「除染で復興」という神話】、「「除染をすれば元の福島に戻れる」という神話は、もはや崩壊している」。もっと別の使い道があったのでは?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c2cde4cc4d21d95dead53c9899b5ecb4

■⑥『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 平舘英明氏【大阪は今 「君が代」強制、公募校長、幼稚園の民営化・・・・・/政治主導で迷走する橋本教育改革】、「「口元チェック」の委縮効果」、「不祥事つづく公募校長」。本当にお気の毒だ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2252fd9141128687a0a307594aaf9cc8

■⑦『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 永尾俊彦氏【東京は今 舛添新知事は石原・猪瀬路線を引き継ぐのか 最高裁で取り消された不起立による処分を出し直した都教委】、「起立斉唱は当然・・だが「10・23通達」については、「検討課題」・・記者会見で話した」

■⑧『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 山口正紀さん【虚偽自白の作り方〝証言〟 氷見冤罪事件国賠】、「警察に逮捕された無実の人は実名で、冤罪を作った警察官は匿名、という報道の仕方は、権力に甘すぎる」。柳原さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b3dcf4342cd9148737d4b995a3dbf31c
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●「希望を紡ぐ人」 『週刊金曜日』(1月10日号、974号)についてのつぶやき

2014年01月13日 00時00分14秒 | Weblog


週刊金曜日』(1月10日号、974号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、【アンドリュー・デウィットの経済私考/安倍政権は「武力衝突へ誘導する」のか 世界各地で示される日本政府への危機感】、野中大樹氏【官邸が民主主義を歪めてまで勝ちたい名護市長選 首相官邸、自民党、『産経新聞』 東京からのおぞましい「一本化」圧力】。

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■①『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 「希望を紡ぐ人」。横田一さん【近づく東京都知事選挙、リベラル派結集がカギ 東京から国政は変わるのか】、「・・宇都宮健児氏。「安倍政権による原発再稼働や秘密保護法の強行採決などの暴走にストップをかける」と訴えた」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/50d159a28c4946d9759456c534ac1910

■②『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 藍原寛子氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/bd873c475f16e8d42a5dc5c999644275)【原発事故の被曝と甲状腺がん 因果関係は本当にないのか?】、「知る権利や報道の自由に安易に制約を加える会議の問題点も露呈」

■③『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 永野厚男氏【〝君が代〟不起立関連訴訟 都教委の処分は違法】、「完全勝利判決・・一方的に命じられた懲罰研修への参加よりも授業が優先されると、東京地裁(古久保正人裁判長)が認めた」。腐った「ト」知事達に腐った「ト」教委http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d92dfb2834d9b1c533560c511be9c3af

■④『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 野中大樹氏【官邸が民主主義を歪めてまで勝ちたい名護市長選 首相官邸、自民党、『産経新聞』 東京からのおぞましい「一本化」圧力】、「知事の「承認」と「一本化」・・『産経』の突出した動き・・仲井眞知事は「沖縄の代表」ではない」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c5fdaf0a587b0056d0e858d9e7b27d2d

■⑤『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 【アンドリュー・デウィットの経済私考/安倍政権は「武力衝突へ誘導する」のか 世界各地で示される日本政府への危機感】、「・・「孤立する国へ」向かう安倍氏らの“狂気”に対峙することが肝要」。そう「狂気」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/50d159a28c4946d9759456c534ac1910

■⑥『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 【新春特別企画対談(上)白井聡×中島岳志 「戦後レジーム」をどう終わらせるのか】、「辺野古移設・・靖国神社参拝・・秘密保護法の成立・・「戦後レジームからの脱却」を掲げる安倍政権は、対米追従の戦後レジームを皮肉にも、逆に強化」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/28f2776c14d6c2da79a0c4220d510a79

■⑦『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 山口正紀さん【報道されない〈裁判所の犯罪〉 大高さんの控訴棄却】、「「裁判所前の男」・・を刑事被告人に仕立てた「事件」で、控訴棄却の判決を読み上げる井上弘道裁判長・・このひとはもう憲法三七条をきれいさっぱる忘れた・・」

■⑧『週刊金曜日』(12月10日号、974号) / 砂川浩慶氏【3代連続で財界人! 会長人事は「安倍様のNHK」の布石?】、「国家権力が望むのは問題提起をしない「花鳥風月のNHK」。新会長がそれを目指せば、名実ともに「安倍様のNHK」となる」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/17805ddd0f6938e48cc216110537ba94
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●「今、福島の森と川で何が起きているのか」 『週刊金曜日』(9月13日、959号)についてのつぶやき

2013年09月16日 00時00分53秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年9月13日、959号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、石坂啓さん【初めて老いった!?/やったねアベちゃん!!】と明石昇二郎さん【東電福島事故「刑事告訴&告発」はなぜ「不起訴」なのか】。

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■①『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / ようやく開封。「福島県浜通りエコツアーガイドブック 今、福島の森と川で何が起きているのか」。もちろん、横田一さん【東京五輪開催決定と放射能汚染水問題 世界に嘘をついた安倍首相】。ウソ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/060c22aa9939913740ad6aaaa7acd5df

■②『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 武馬怜子氏【排外主義デモにカウンター攻撃 新宿大久保公園でデモ隊が激突】、「憲法で保障された「表現の自由」に則ったデモを、警察が止めることはできない」。う~ん・・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f00bcec5ab16103b4852ed458cc72bf3

■③『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 根津公子さん【「君が代」不起立・不伴奏処分訴訟 最高裁が全員一致で上告棄却】。最高裁「裁判官全員一致の意見」だそうだ。最高裁国民審査最高裁を裁く」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/847fa3c946d3f82f2514522b061ab670

■④『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 真野きみえ氏【大阪がれき脱原発派の裁判初公判 逮捕は「狙いうち」と主張】、「市民への不当な弾圧がなかったかが、今後の裁判の中で争われることになろう」

■⑤『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 永野厚男氏【会議傍聴者の言動を記録 都教委が異常な監視】。本当!? 「ト」教委は何をやってんだ?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb

■⑥『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 明石昇二郎さん【東電福島事故「刑事告訴&告発」はなぜ「不起訴」なのか】、「告訴団が暴いた「汚染水」の新事実はどうなる?」。五輪で浮かれる最中の9月9日に発表(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5249cf40b271f31f6c550bb75d9379a7

■⑦『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 【大村アスカの政治時評/大阪都構想を支持するか否か 堺市長選での市民の選択が橋下徹氏の未来も左右する】。【竹野三恵子の経済私考/安倍政権による雇用規制の緩和は「ナチス流だ」 唯一の公約実現は「世界一企業が活躍しやすい国」】

■⑧『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 宇都宮健児さん【主権を脅かすISD条項】、「TPP・・投資家対国家紛争解決条項・・外国企業(投資家)が損害を被った場合・・世界銀行傘下の・・に提訴して賠償を求めることができる」。メモ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ffeb37f2332f233ad4b25e13236e914d

■⑨『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 永六輔さん【無名人語録】、「美しい国日本、総理が近頃よく使うけれども、美しい福島って言えるかい?」。浅賀行雄氏のイラストが秀逸、聖火リレーをしている人が完全防備?、あるいは、作業員が走者??

■⑩『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 矢崎泰久さん【発言2013】、「それにしても安倍・猪瀬のペテン師コンビにも私は唖然とさせられた。放射能列島日本を安全・安心と喧伝し、赤字国債一千兆円を抱えながら財政危機は無いと主張する」。ウソ吐http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/060c22aa9939913740ad6aaaa7acd5df

■⑪『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 根岸恵子氏【今夏、森村誠一氏とともにロシア公演 加害を歌い続ける「悪魔の飽食」合唱団】。「戦争できる国」の現実(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7408a0a5477439ac334576823e23618chttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/cbf304c495f35f9e47c7032e10872883

■⑫『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号)/山口正紀さん【全力で反対キャンペーンを 特定秘密保護法案】、「メディアは、「戦争の出来る国」に向けた「新・国家機密法」と存在をかけ、全力で闘う時だ」。城山三郎さん曰く「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7408a0a5477439ac334576823e23618c

■⑬『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 高嶋伸欣氏【不勉強と自主規制! 問題点だらけの教科書採択報道】、「東京都と神奈川県の教育委員会が、強引に採択から排除」。ハタとウタを強制しておきながら・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb

■⑭『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / ピョンタ、再登場!、石坂啓さん【初めて老いった!?/やったねアベちゃん!!】、「・・『金曜日』のみなさんがどうせシケた顔してるんじゃないかと思って励ましにさー。だから言ってたじゃん、早いとこ転向してこっち側においでって」。笑読
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●「社会が変わる ・・・」『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号)についてのつぶやき

2013年08月27日 00時00分31秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年8月23日、956号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、木野龍逸さん【責任不明確な福一原発の事故処理体制 再稼働よりも汚染水対策を!】、そして、古川琢也さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4c1828721a3d68184a6c912ea1bcc1a4)【「ブラック企業大賞」が決定 対象はワタミに】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f1e885dc585518267b1a1994bc49115f)。さらに、粟野仁雄さん【今中哲二助教と行くチェルノブイリ原発(上)】。

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■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 大雨後晴れの中、到着。「社会が変わる 障害者差別解消法を知っていますか?」。木野龍逸さん【責任不明確な福一原発の事故処理体制 再稼働よりも汚染水対策を!】。まさに同感だ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3aa14f857a33a8df6740e40de8ab7b59

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 野中大樹氏【商工団体などが9月に反対集会開催 消費税八%増税をストップ!】。最悪の税制・消費税の増税ありきで、上げる時期の議論が既定路線化しているが、消費税増税そのものに反対だ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d435ba4950c1d381994c047fc001d0d9

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 永野厚男氏【「君が代不起立の懲罰研修 教員に思想転向迫る?】。相変わらずの東京「ト」教委の暴走(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb)、実教出版の高校日本史教科書の二重検定でも暴走、ハタとウタを強制しておいて何を考えているのか?

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 先日一部で大きく取り上げられたとおり、古川琢也さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4c1828721a3d68184a6c912ea1bcc1a4)【「ブラック企業大賞」が決定 対象はワタミに】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f1e885dc585518267b1a1994bc49115f)、渡邊美樹氏はいまや自民党議員に

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 【西川伸一の政治時評/内閣法制局長官人事への懸念表明するのは引退議員ばかり 自民の現職議員は皆だんまり】。情けない議員ばかりだし、マスコミもだらしない、そして自公に投票してしまった有権者も(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/63ae1160a669df27f0dd5ba09fd68e85

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 島田健弘氏【反原発へ〝いやがらせ〟の歴史】、「中傷、怪文書、なりすましに盗撮・ストーキング行為・・・・・・」。SLAPPなんていうのも究極の嫌がらせ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0e01abd31e7ba8eb17b953f4c1a9c529

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 横田一さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/66d1c73e9008096863a06abf91754edd)【参院選圧勝の自民党を追い詰めた「山形の乱」とTPPの影 JA山形への強制捜査は「報復措置」か】、「「自民党に逆らう者は報復的措置を受ける」という恐怖心を抱かせることによって、非自民勢力を潰しておこうという狙いが透けて見えはしまいか」

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 山秋真氏【上関原発建設に伴う漁業補償金、受け取り賛成になるまで採決か 補償金を拒む祝島に山口県漁協が強要?】。東京電力人災が「収束」していないというのに、電力会社や国は一体何をしているのか!(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3aa14f857a33a8df6740e40de8ab7b59

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 粟野仁雄http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/074bd299a37fab16c426dc8754e8f277)さん【今中哲二助教と行くチェルノブイリ原発(上) 4号機を覆う第二石棺 ここは25年後の福島第一原発だ】。「熊取6人組」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f4618f1153c07bdf5eb2472912d7c270

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 編集部【新わたしと憲法シリーズ 米倉斉加年】、「平和を愛し、憲法を尊ぶ戦中派個性俳優」、「戦争で愛する人を失った人々や死なねばならなかった人々の思いがこの憲法には込められている」。そう、壊憲させてはイケナイ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7408a0a5477439ac334576823e23618c

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 青木理http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3a85028ac13f9d5517b8c50e10eaaf06)さん【司法を正す第5回 集団申告漏れ事件で一審無罪となった八田隆さん 検察と国税の無謬の砦に穿たれた貴重な判決】

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 中嶋啓明さん【出来レース捜査を許すな 原発事故不起訴方針】。裁判所も含めて本当に関係者全員が無責任、そして出来レース(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/181a64f0eff47cbc59c4731cf7667f69

■『週刊金曜日』(2013年8月23日、956号) / 岩本太郎氏【ヘイトデモの次段階 個人や各自治体が攻撃の新たな矛先に】、「そこでさっそく表面化したのが、松江市の・・『はだしのゲン』閲覧制限問題。背景には、高知市の在特会関係者による松江市教委への抗議活動があった・・」
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●「国家と教育」『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号)についてのつぶやき

2013年03月24日 00時00分50秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年3月22日、936号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 ブログ主の注目は、所謂「高知白バイ事件」についての記事。

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■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 珍しく金曜日に到着。ようやく開封。「国家と教育/暴走する自民党の「懲罰」路線」。横田一さん【自民党内は「6項目遵守」を決議/TPP、公約違反か交渉離脱か】。自民党選挙公約ポスター: 「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」!!

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 真野きみえ氏【水谷建設の新証言「5000万円の授受はなかった」!? 新証拠申請を却下した高裁】。東京高裁の飯田喜信裁判長の無茶苦茶さは「ゴビンダ氏に逆転有罪を科した」ことでも明白(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e7af4667d7aa977a9aef5d9d752cf599

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 黒島安央氏【教科書採択を巡り義家政務官が〝恫喝〟 竹富町に是正措置する構え】。義家弘介文部科学大臣政務官の言う、これこそ「見せしめ指導」という「体罰」かな(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B5%C1%B2%C8)?? 

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 伊田浩之氏【「右傾化保守化ではなく集団化」 排外・人種侮蔑に抗議】、とても口にしたり、書いたりできない口汚いデモ。「とある暴力集団」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%A4%C8%A4%A2%A4%EB%CB%BD%CE%CF%BD%B8%C3%C4)ことウ「ざい特会」を中心としたレイシスト集団

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 田中龍作さん【「なかよくしようぜ」の風船500個を沿道に!! 東京・新大久保のヘイトデモに市民が対抗】、前記のレイシスト集団によるヘイトデモ、ヘイトスピーチに対して、木野寿紀氏らがツイッターなどで呼びかけたカウンター行動。平井康嗣編集長後記にも

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 本多勝一さん【風速計/『狂った果実』の延長線上の人生】、「ひたすら「売名」の手段としての〝政治家〟であり・・・」。小皇帝氏について、なかなかそれを皆さんが理解して下さらないのが哀しい(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BE%AE%B9%C4%C4%EB

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 【西川伸一の政治時評/「札付き」保守派たちの情念に由来する「主権回復の日」で連休が始まるかと思うと憂鬱】。石原昌家氏【どこまで日本は沖縄を迫害するのか なぜ「屈辱の日」を「主権回復の日」に】、「「日本」が自分たちとは無縁な加害者としての存在としてしか意識できない心情の反映・・・」

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 【谷村智康の経済私考/昨年と変わりばえのない「震災から2年」報道 マスコミは被災地と復興計画の真実を見よ】、「パンダの子づくり報道には失笑した。だって、その前の日(3月11日)には、どのテレビ局も沈痛な面持ちで「震災から2年経ち・・・」」

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 樫田秀樹氏【「自分の信条を貫きたい」 猪瀬都政下初の卒業式】、田中聡史さんや根津公子さんらと、小皇帝氏お抱えの都教委による「10・23通達」。一方、あの元大阪「ト」知事の・・・村上恭介氏【「不起立は生徒の未来と自分への責任」 それでも「君が代」に屈せぬ教師たち

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 横関寿寛氏【堺市長の叛旗は橋下氏凋落の始まりか 橋下「大阪都構想」が嫌われる理由」】、「「都構想」の「ダークサイド」」、「大風呂敷のツケ」。元大阪「ト」知事の「ト」はトンデモの」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C2%E7%BA%E5%AD%E0%A5%C8%AD%E1%C3%CE%BB%F6

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 高遠菜穂子http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B9%E2%B1%F3%BA%DA%CA%E6%BB%D2)さん【死刑か終身刑か、「反テロ法」の撤廃求めて広がるデモ 負の遺産「宗教対立」が激化】、「厳しいメディア規制」、「共存社会に戻るには」

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 平田剛士氏【福島の森と海は今 第5回最終回/「福島の幸」を取り戻すまで】、「生物界の24の重要機能」、生態系サービスの変化。11の供給サービス、10の調整サービス、3つの文化サービス。内在的価値http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ba81cad971a91108269e4a1ba8870cf7

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / きんようぶんか「本」、中村富美子氏「煮えたぎる怒りを遺志として」、中沢啓治http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C3%E6%C2%F4%B7%BC%BC%A3)さん『はだしのゲン 私の遺書』(朝日学生新聞社)書評

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 永尾俊彦氏【風力発電 エコか公害か?】、「「隠される」被害」、「二酸化炭素を削減?」、「コンバインドサイクルやコジェネ」、「バイオマスが有望」。低周波音被害について、飯田哲也氏の歯切れがいまいちかな??

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 今週の一押し記事、粟野仁雄さん【再審請求中の高知白バイ事故 「高知県警の証拠は偽造」とする決定的な鑑定書】、片岡晴彦さん。  中学生らの目の前で繰り広げられた冤罪事件http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B9%E2%C3%CE%C7%F2%A5%D0%A5%A4)、捏造事件

■『週刊金曜日』(2013年3月22日、936号) / 中嶋啓明さん【「左右を超えた」対談 本誌の明仁礼賛記事を批判する】は、930号(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a0551b61a3f01433c38cf01ad2412d31)の坂本龍一×鈴木邦夫の両氏の対談について。「論争」は、例の【森美術館問題を考える】
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●日の丸訴訟、君が代判決

2012年02月06日 00時00分40秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011601002160.html)と社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012011702000065.html)。ついでに、zakzakの記事も(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120117/plt1201171243003-n1.htm)。

 〝ハシズム橋下徹市長と〝空疎な小皇帝石原慎太郎都知事の対応や如何に。〝小皇帝〟の忠実なシモベ、悪名高き東京都教委はどう出るか?

 最近おぞましい記事、おぞましい映像ニュースが続いている。〝ハシズム〟市長と〝空疎な小皇帝〟知事が新党を結成するだの、〝老人党〟や「みんなの党」も参画するだの、全く気持ち悪い限りだ。それを煽るマスコミもどうかしているし、この件では、亀井静香氏もどうかしている。好きにしてくれっ~、という投げやりな気分。それに有権者が乗っかるようでは、この国は、小泉純一郎政権に続き、再び政治的にオシマイだな。最後の記事が言うような野田政権が「トホホ」である以上に、〝ハシズム〟が中心のそんな世の中になった方がよっぽど「トホホ」だと思うけれども。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011601002160.html

日の丸訴訟、停職と減給は慎重に 最高裁、一部処分取り消し
2012116 2022

 学校行事で校長の職務命令に反して日の丸へ向かっての起立や君が代の斉唱などを拒否し、地方公務員法に基づく停職や減給、戒告の懲戒処分を受けた東京都の公立学校の現・元教職員ら計約170人が処分取り消しなどを求めた訴訟3件の上告審判決が16日、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)であった。

 判決は「戒告を超える減給以上の処分の選択には慎重な考慮が必要」との考えを示した上で、停職の2人のうち1人と、減給の1人については「処分は裁量権の乱用で違法だ」と処分を取り消した。停職の別の1人と残る原告の戒告は妥当と判断した。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012011702000065.html

君が代判決 過剰な処分に歯止めを
2012117

 君が代を歌わなかっただけで、停職処分としたのはやりすぎ-。東京の教職員らが処分撤回を求めた裁判で、最高裁はそう判断した。過剰処分を断行し、国歌斉唱を強いる風潮の歯止めとなろう。
 卒業式での君が代斉唱は、戦後も一般的に行われている。一方で、「戦時中の軍国主義のシンボルだ」と考える人々が少なからずいることも、また事実だ。
 東京都は職務命令として国歌斉唱を強いているが、信念として歌えない教員らがとった行動が「不起立」である。その結果、多くの教員らが懲戒処分を受けた。
 斉唱の職務命令が憲法違反かどうかの決着はすでについている。昨年五月以降、最高裁が「合憲」判断を続けて出している。
 その後の君が代訴訟は、命令に従わなかったことが、戒告や減給、停職などの懲戒処分に相当するかが焦点だった。最高裁は「戒告は都の裁量の範囲内」としたものの、停職など重すぎる制裁には、一部原告の訴えを認め、処分取り消しの判決を出した。
 ある教員のケースをチェックしてみよう。最初は卒業式で起立しなかったから戒告。二回目は不起立で減給。三回目も不起立だったから、減給のうえ、三回繰り返したという加重処分の方針に従って、停職となったのである。
 積極的に式典の進行を妨害したわけではない。最高裁が停職処分を取り消したのは当然だろう。規律や秩序の必要性と、処分の不利益をてんびんにかけてみると、「処分の重さが社会観念上、著しく妥当性を欠く」からだ。
 ただし、「戒告は許容範囲」とする多数意見について、宮川光治判事は反対した。「思想・良心の核心と密接に関連しており、精神的自由は憲法上保護されねばならない」という考えからだ。
 確かに戒告は軽くない。懲戒処分だから、昇給の遅れ、さらに退職金や年金額への影響もあり得る。宮川判事は「戒告がなされると、こうした累積処分が機械的にスタートする」と懸念した。
 そもそも職務命令を「合憲」とした三つの小法廷でも、思想・良心の自由の制約になるなどとして、判事の二人が反対意見を書いた。その事実は重い。
 大阪府で君が代斉唱条例が成立し、大阪市でも条例化が進む。強制と厳罰は、さらに教育現場に深刻な対立を生みかねない。自然で自発的な国歌斉唱こそ望ましい姿ではないだろうか。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120117/plt1201171243003-n1.htm

野田より橋下市長!“日本のリーダー”でトホホな結果
2012.01.17

 大阪市の橋下徹市長(42)に、全国規模の期待があることが分かった。産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が14、15両日に行った合同世論調査の「日本のリーダーとして最もふさわしい人は」との質問で、橋下氏が断トツの21・4%だったのだ。与野党党首級が相手にならない圧倒的な数字に、衆院選が近いとされる中央政界はざわめいている。

 「(自分を)『ハシズム』と言って批判している人に、(今回の調査結果について)どう思うのか聞いてくださいよ」

 橋下氏は調査結果を受け、こう語った。「近い人間関係の中では、僕はまったくリーダーシップを発揮できる人間ではない」と謙遜したものの、手応えを感じているようだ。

 調査では、橋下氏に次いで東京都の石原慎太郎知事が2位(9・6%)。昨年12月の前回調査では、与野党の政治家から「首相にふさわしい政治家」を選んでいたが、橋下、石原両氏が選択肢に入ったとたんに、ワンツーフィニッシュとなった。

 一方で、野田佳彦首相は3・6%の9位で、民主党の小沢一郎元代表(4・4%)の後塵(こうじん)を拝した。自民党の谷垣禎一総裁に至っては13位(1・0%)だった。国政の現状に対する有権者の不信感や失望は頂点に達し、地方首長に受け皿を求めているのかもしれない。

 橋下氏は自らが率いる「大阪維新の会」から次期衆院選に近畿圏で70人の擁立を検討している。石原氏も新党構想を練っているとされ、両氏の連携もささやかれている。これに既存政党が損得勘定で距離を測るとは、あまりにも情けない構図だ。
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