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●日の丸訴訟、君が代判決

2012年02月06日 00時00分40秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011601002160.html)と社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012011702000065.html)。ついでに、zakzakの記事も(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120117/plt1201171243003-n1.htm)。

 〝ハシズム橋下徹市長と〝空疎な小皇帝石原慎太郎都知事の対応や如何に。〝小皇帝〟の忠実なシモベ、悪名高き東京都教委はどう出るか?

 最近おぞましい記事、おぞましい映像ニュースが続いている。〝ハシズム〟市長と〝空疎な小皇帝〟知事が新党を結成するだの、〝老人党〟や「みんなの党」も参画するだの、全く気持ち悪い限りだ。それを煽るマスコミもどうかしているし、この件では、亀井静香氏もどうかしている。好きにしてくれっ~、という投げやりな気分。それに有権者が乗っかるようでは、この国は、小泉純一郎政権に続き、再び政治的にオシマイだな。最後の記事が言うような野田政権が「トホホ」である以上に、〝ハシズム〟が中心のそんな世の中になった方がよっぽど「トホホ」だと思うけれども。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011601002160.html

日の丸訴訟、停職と減給は慎重に 最高裁、一部処分取り消し
2012116 2022

 学校行事で校長の職務命令に反して日の丸へ向かっての起立や君が代の斉唱などを拒否し、地方公務員法に基づく停職や減給、戒告の懲戒処分を受けた東京都の公立学校の現・元教職員ら計約170人が処分取り消しなどを求めた訴訟3件の上告審判決が16日、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)であった。

 判決は「戒告を超える減給以上の処分の選択には慎重な考慮が必要」との考えを示した上で、停職の2人のうち1人と、減給の1人については「処分は裁量権の乱用で違法だ」と処分を取り消した。停職の別の1人と残る原告の戒告は妥当と判断した。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012011702000065.html

君が代判決 過剰な処分に歯止めを
2012117

 君が代を歌わなかっただけで、停職処分としたのはやりすぎ-。東京の教職員らが処分撤回を求めた裁判で、最高裁はそう判断した。過剰処分を断行し、国歌斉唱を強いる風潮の歯止めとなろう。
 卒業式での君が代斉唱は、戦後も一般的に行われている。一方で、「戦時中の軍国主義のシンボルだ」と考える人々が少なからずいることも、また事実だ。
 東京都は職務命令として国歌斉唱を強いているが、信念として歌えない教員らがとった行動が「不起立」である。その結果、多くの教員らが懲戒処分を受けた。
 斉唱の職務命令が憲法違反かどうかの決着はすでについている。昨年五月以降、最高裁が「合憲」判断を続けて出している。
 その後の君が代訴訟は、命令に従わなかったことが、戒告や減給、停職などの懲戒処分に相当するかが焦点だった。最高裁は「戒告は都の裁量の範囲内」としたものの、停職など重すぎる制裁には、一部原告の訴えを認め、処分取り消しの判決を出した。
 ある教員のケースをチェックしてみよう。最初は卒業式で起立しなかったから戒告。二回目は不起立で減給。三回目も不起立だったから、減給のうえ、三回繰り返したという加重処分の方針に従って、停職となったのである。
 積極的に式典の進行を妨害したわけではない。最高裁が停職処分を取り消したのは当然だろう。規律や秩序の必要性と、処分の不利益をてんびんにかけてみると、「処分の重さが社会観念上、著しく妥当性を欠く」からだ。
 ただし、「戒告は許容範囲」とする多数意見について、宮川光治判事は反対した。「思想・良心の核心と密接に関連しており、精神的自由は憲法上保護されねばならない」という考えからだ。
 確かに戒告は軽くない。懲戒処分だから、昇給の遅れ、さらに退職金や年金額への影響もあり得る。宮川判事は「戒告がなされると、こうした累積処分が機械的にスタートする」と懸念した。
 そもそも職務命令を「合憲」とした三つの小法廷でも、思想・良心の自由の制約になるなどとして、判事の二人が反対意見を書いた。その事実は重い。
 大阪府で君が代斉唱条例が成立し、大阪市でも条例化が進む。強制と厳罰は、さらに教育現場に深刻な対立を生みかねない。自然で自発的な国歌斉唱こそ望ましい姿ではないだろうか。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120117/plt1201171243003-n1.htm

野田より橋下市長!“日本のリーダー”でトホホな結果
2012.01.17

 大阪市の橋下徹市長(42)に、全国規模の期待があることが分かった。産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が14、15両日に行った合同世論調査の「日本のリーダーとして最もふさわしい人は」との質問で、橋下氏が断トツの21・4%だったのだ。与野党党首級が相手にならない圧倒的な数字に、衆院選が近いとされる中央政界はざわめいている。

 「(自分を)『ハシズム』と言って批判している人に、(今回の調査結果について)どう思うのか聞いてくださいよ」

 橋下氏は調査結果を受け、こう語った。「近い人間関係の中では、僕はまったくリーダーシップを発揮できる人間ではない」と謙遜したものの、手応えを感じているようだ。

 調査では、橋下氏に次いで東京都の石原慎太郎知事が2位(9・6%)。昨年12月の前回調査では、与野党の政治家から「首相にふさわしい政治家」を選んでいたが、橋下、石原両氏が選択肢に入ったとたんに、ワンツーフィニッシュとなった。

 一方で、野田佳彦首相は3・6%の9位で、民主党の小沢一郎元代表(4・4%)の後塵(こうじん)を拝した。自民党の谷垣禎一総裁に至っては13位(1・0%)だった。国政の現状に対する有権者の不信感や失望は頂点に達し、地方首長に受け皿を求めているのかもしれない。

 橋下氏は自らが率いる「大阪維新の会」から次期衆院選に近畿圏で70人の擁立を検討している。石原氏も新党構想を練っているとされ、両氏の連携もささやかれている。これに既存政党が損得勘定で距離を測るとは、あまりにも情けない構図だ。
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