『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、平井康嗣氏【編集長後記】、「「ショックドクトリン」とは、・・「惨事便乗型資本主義」と呼ばれ、・・惨事に便乗して進められる市場原理主義的な構造改革のこと」。
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■①『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / 「災害に便乗する「巨大復興」 東北ショックドクトリン」。武本泰・粟野仁雄氏ら【「3・11」から3年、各地で反原発集会 安倍政権の再稼働に「NO!」】。アベ自公政権の暴走を止めよう(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/beae3d2a65e99412fcb0e1b5d9e939a9)
■②『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / 丸山昇(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2f8a9767110f10e6864820abb7d2ed16)さん【国家総動員体制を想起させる異常さ 『琉球新報』に防衛省が訂正要求】、「日本新聞協会にまで〝防衛省事務次官名〟での申し入れ文書を送りつけ、波紋を呼んでいる」
■③『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / 三宅勝久さん【元法大生5人の無罪確定 看板破壊の嫌疑払拭】、「東京高裁・・井上弘道裁判長は「・・損壊行為に及んだとするには立証が不十分」として一審に続き無罪を言い渡した。検察側は上告せず、無罪は確定」
■④『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / まさのあつこ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2c91c3d8a53b5096a4a000c27c0e8683)氏【清流・最上小国川に〝環境にやさしいダム〟!? 山形県の宣伝文句にアユも漁協も騙されない】、京大防災研「竹門康弘准教授が、アユの産卵に好ましい環境は、年1回程度の洪水で・・」
■⑤『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / まさのあつこ氏【清流・最上小国川に〝環境にやさしいダム〟!? 山形県の宣伝文句にアユも漁協も騙されない】、「・・河床がかき回されることであり、穴あきダムで洪水が抑制されると、河床に有機物や細かい粒子がたまって、環境が劣化すると警告」
■⑥『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / 浅野健一さん【被逮捕者に肖像権はないのか 柏連続殺傷事件】、「メディアは行き帰りで、男性の顔を撮影し報道した。引き回し写真は〝晒し刑〟にあたる・・河野義行さんは・・「メディアは今も、警察が被疑者を逮捕したら・・」」
■⑦『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / 浅野健一さん【被逮捕者に肖像権はないのか 柏連続殺傷事件】、「河野義行さんは・・「・・犯人で決まりだ。テレビ報道では、人相が悪い写真を選んで伝え、怪しい人という情報しか報じない。・・速報性の競争をやめるべきだ」と提言」
■⑧『週刊金曜日』(2014年3月14日、983号) / 平井康嗣氏【編集長後記】、「「ショックドクトリン」とは、・・「惨事便乗型資本主義」と呼ばれ、・・惨事に便乗して進められる市場原理主義的な構造改革のこと」。災害につけ込んでの浅ましさ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2f873e632a47253114fa5adffa3bda69)
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asahi.comの記事【秘密法施行差し止め提訴へ ジャーナリストら30人】(http://www.asahi.com/articles/ASG375FDNG37UTIL02H.html?iref=comtop_list_nat_n03)と、
gendai.netの記事【「核と人は共存できない」 対談で語った吉永小百合の本気度】(http://gendai.net/articles/view/geino/148606)。
猛毒法・(非)特定秘密「隠蔽」法をなんとか止めないと・・・・・・「昨年末に成立した特定秘密保護法は表現の自由を侵害するとして、フリーのジャーナリストらが国を相手取り、違憲の確認と施行の差し止めを求める訴えを今月末にも東京地裁に起こす・・寺沢有さん(47)が2月末から原告の募集を呼びかけ、いずれもフリーのジャーナリストや映像関係者ら約30人が訴訟に加わる予定」だそうだ。
『●西山太吉さんが喝破、「うそをつく人たちが作ろうとしている危険な法案」』
『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、騙す阿呆に、騙される阿呆』
『●東京電力原発人災「被ばくに関する正確な情報が
伝えられなかった・・・身近で必要な情報が一層隠される」』
『●西山太吉さん密約事件が示すもの:
「一人歩きし、拡大解釈され、時の権力によって必ず乱用される」』
『●政治家の耳には市民の反対の声は届かず: 特定秘密隠蔽法案が衆院通過』
『●確信犯? ノー天気? 猛毒法に、
座長・渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長は断言「・・・賛成だ」』
『●「日米の核持ち込み密約」、
次は「非」特定秘密「隠蔽」法でその存在を隠蔽か?』
一方、「安倍政権への怒りと原発再稼働反対への思い」「憲法改正、特定秘密保護法などに動く安倍政権の危険性」「原子力の平和利用なんてない」「「核と人は共存できない」 対談で語った吉永小百合」さん、どうやら本気のようだ。フジのお昼の番組の最終回に出演して、(司会者も含めた)「サユリスト」に向けて強烈なアピールをしないかな! 「〈僕は戦争に行きますよ〉と、答える人もいて……。そう答えた人の頭の中にある戦争は、ゲームやコミックスで知っている戦争ではないかと思うのです」、そう、壊憲して戦争できる国にしようとしているアベ自公政権を早く倒さないと!
『●吉永小百合氏の原発廃止発言』
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【http://www.asahi.com/articles/ASG375FDNG37UTIL02H.html?iref=comtop_list_nat_n03】
秘密法施行差し止め提訴へ ジャーナリストら30人
2014年3月10日10時12分
昨年末に成立した特定秘密保護法は表現の自由を侵害するとして、フリーのジャーナリストらが国を相手取り、違憲の確認と施行の差し止めを求める訴えを今月末にも東京地裁に起こす。訴訟を通じて同法の問題点を浮き彫りにし、廃止に向けた世論喚起にもつなげたいとしている。
ジャーナリストの寺沢有さん(47)が2月末から原告の募集を呼びかけ、いずれもフリーのジャーナリストや映像関係者ら約30人が訴訟に加わる予定という。
警察や検察、自衛隊などを長く取材してきた寺沢さんは、「法律が施行されれば取材先が萎縮して特定秘密以外の事実も話さなくなったり、話してもらうよう説得する行為が秘密の漏洩(ろうえい)の教唆と見なされたりしかねない」と危惧する。
同法は「報道の業務に従事する者の取材行為は不当な方法と認められなければ正当な業務」とする。しかし、「従事者」には省庁などの記者クラブ加盟社や組織に所属しないフリーランスが含まれるのかどうか不明確な点が多く、恣意(しい)的な運用の恐れもある。
このため、原告はフリーの表現者に限定し、「誰によるどのような取材がどこまで可能なのかはっきりさせ、法律の問題点を明らかにさせたい」という。
代理人の堀敏明弁護士は「研究者や俳優など様々な立場の人たちが今後提訴していくきっかけになればいい。最終的には廃案を目指したい」と訴える。
寺沢さんらは15日午後2時から東京都豊島区の雑司が谷地域文化創造館で集会を開き、原告への参加を広く呼びかける。問い合わせは寺沢さん・・・・・・へ。(清水大輔)
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【http://gendai.net/articles/view/geino/148606】
「核と人は共存できない」 対談で語った吉永小百合の本気度
2014年3月11日 掲載
「女性自身」で瀬戸内寂聴と
(スポンサーに臆することなく/(C)日刊ゲンダイ)
吉永小百合(68)が本気のようだ。
11日発売の女性誌「女性自身」で瀬戸内寂聴(91)と対談し、安倍政権への怒りと原発再稼働反対への思いを改めて話している。
記事は全8ページの長文で、カメラ撮影は篠山紀信という豪華版。そこで吉永は、地震がないような国なら事情が違うと言いつつ、「原子力の平和利用なんてない、核というものは、人間とは共存できないものなんだということを、事故で初めて自覚した」と明言している。また、憲法改正、特定秘密保護法などに動く安倍政権の危険性にも目を向けるのだ。
「先日、テレビのニュースで見たのですが、〈集団的自衛権が
成立したとき、あなたは戦争に行きますか?〉と、若い人たちに
質問していたんです。すると躊躇(ちゅうちょ)なく、〈僕は戦争に
行きますよ〉と、答える人もいて……。そう答えた人の頭の中に
ある戦争は、ゲームやコミックスで知っている戦争ではないか
と思うのです」
吉永も戦争を知らない世代だが、ライフワークの原爆詩朗読会を通じ、平和への思いがさらに強まっているようだ。また、被災地の悲しみを忘れ、東京五輪に浮かれる世相にも疑問を投げかける。
彼女は、先の都知事選では反原発を訴える細川候補への支持を表明したばかり。政治色を嫌う女優が多い中、稀有(けう)な存在と言える。
だが、番組スポンサーから睨まれるのを避けるのなら、政治的な発言は控えるのが賢明だと思うが……。
芸能評論家の肥留間正明氏がこう言い切る。
「吉永さんの反戦、原子力否定の考えは、昨日今日のものではありません。
彼女は大震災のずっと前から同じことを主張している。他の俳優にも
続いて欲しい。スポンサーに気兼ねして発言を控えるようなケチな
芸能界にはなって欲しくありません」
吉永のこういった批判精神は、彼女いわく、「婦人画報」の元編集者で平和活動家だった叔母の川田泰代さんから受け継いだものだという。耳を傾ける価値は十分ある。
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asahi.comの記事【フィンランド、起業の聖地に 「ノキアの遺産」芽吹く】(http://www.asahi.com/articles/ASG2B3350G2BULZU118.html?iref=comtop_6_04)。
『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?』
なんか、彼我の差を感じるな~。フィンランド、ノルウエー、スウェーデン、デンマーク・・・・・・「教育」や「働くこと」に対する考え方の違い。
『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(4/4)』
「フィンランドのノキア。「・・・自らの利益率を上げることだけを見てきた
企業ではない・・・」(pp.212-213)。またしても北欧。教育においても
「「規制緩和」をおこなっている日本とは反対の方向を向いているのです。/
それでも日本より成績がいい、という点に注目してください。/・・・それを
受け入れる国民的コンセンサスがあるのです。/
・・・国民それぞれが共通して負担をおうことで、社会的な安定を
選んでいるということになります。/・・・自分の利益のためではなく、
公共のためとは何かということを考え行動しています。/
・・・ネオリベラリズム的な循環の中では、格差が拡大し、大が小を呑み、
少数の者に富と権力が集中してゆく、そうした中での人心の荒廃こそが
最も問題なのです。」(p.218)」
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【http://www.asahi.com/articles/ASG2B3350G2BULZU118.html?iref=comtop_6_04】
フィンランド、起業の聖地に 「ノキアの遺産」芽吹く
2014年2月14日13時34分
人口540万人、北欧の小国フィンランドが起業の聖地になりつつある。最大の理由は、巨大企業がもたらした遺産だ。
■大いなる解放?
かつてはベンチャー企業と言われた新興企業はいま、スタートアップと呼ばれる。そんな新しい企業が集まるイベント「スラッシュ(Slush)」が昨年11月、フィンランドの首都ヘルシンキであった。参加企業は1000社、参加者は5000人。情報通信やコンピューターゲームなどの企業が次々に生まれ、「欧州のシリコンバレーになるのでは」との声も聞かれるようになった。
スラッシュを運営する母体が、2010年にできたスタートアップサウナという起業支援団体だ。その運営にあたるミキ・クーシー氏(24)によれば、設立した当時のフィンランドの雰囲気は「起業に対して消極的だった」という。
風景が変わったきっかけは二つある。まずは若者たちが小さな会社で手がけてきたコンピューターゲームが世界で当たり始めたこと。人気ゲームのキャラクター「アングリーバード」は、いまやムーミンと並ぶほどの存在感になった。
もう一つは、巨大企業ノキアの衰退だ。携帯電話のシェアで14年続けて世界首位を誇ったが、米アップルのiPhoneに押されて業績が悪化。13年9月、米マイクロソフトに主力の携帯端末事業を売却することが決まった。その間、2009年から段階的にリストラを進め、国内だけで5千人以上がこの会社を去った。
クーシー氏は言う。
「ノキアはたしかに多くの才能を育ててきた。しかし同時に、大木が、ほかの木の日光を奪うようなことが起きた。最も優秀な人たちがノキアに入りたがったからだ。そのノキアが衰退したことで、人材が解き放たれた」
・・・・・・・・・。
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peacephilosophy.blogspot.jpの記事【ニューヨークタイムズ社説: 安倍氏の危険な修正主義(和訳)】(http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/03/japanese-translation-of-new-york-times.html)。
「安倍晋三首相の売り物となっている国粋主義は、日本の米国との関係に対する、かつてないほどの深刻な脅威となっている。彼による修正主義的歴史の使用は、すでに東シナ海、南シナ海の領土問題における中国の挑戦的なスタンスであつれきが生じている地域における、危険な挑発行為である」・・・・・・一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしい。海外の「世間の眼」はそんなものである。その自覚が、アベ首相自身やアベ自公政権、翼賛野党の議員に無く、加えて、そんな議員らに投票する「騙されることの責任」「無関心の責任」な投票民にも無いのが大問題。
『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任』
「1937年の日本軍による南京大虐殺がなかったといまだに主張」という記事に対して反論したそうです。ここの部分については歴史修正主義者ではないのかもしれません。世界に向けて発せられたその点のみは良かった。
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【http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/03/japanese-translation-of-new-york-times.html】
Tuesday, March 04, 2014
ニューヨークタイムズ社説: 安倍氏の危険な修正主義(和訳)
Japanese Translation of New York Times Editorial "Mr. Abe's Dangerous Revisionism"
3月2日のニューヨークタイムズの論説
(紙面には3月3日掲載)の和訳を紹介します。(訳文はより正確を期すため掲載後微修正することがあります)
原文は: Mr. Abe's Dangerous Revisionism
http://www.nytimes.com/2014/03/03/opinion/mr-abes-dangerous-revisionism.html?_r=0
安倍氏の危険な修正主義
論説委員会
2014年3月2日
安倍晋三首相の売り物となっている国粋主義は、日本の米国との関係に対する、かつてないほどの深刻な脅威となっている。彼による修正主義的歴史の使用は、すでに東シナ海、南シナ海の領土問題における中国の挑戦的なスタンスであつれきが生じている地域における、危険な挑発行為である。
しかし安倍氏は、この現実、そして条約の義務により日本を防衛するとコミットしており、中国と日本の間の紛争に引きずり込まれたくないという米国の国益を、気にも留めていないようである。
安倍氏の国粋主義は、理解に苦しむ。特定の国に向けられたものではなく、安倍氏が恥と感じている第二次世界大戦以来の自国の歴史に対して向けられている。彼が呼ぶところの、控え目であり続けた戦後レジームから脱却し、新たな愛国主義を再創造しようというのだ。
しかし安倍氏は日本の戦後文化を語る前に、戦争の歴史も歪曲している。彼と他の国粋主義者たちは1937年の日本軍による南京大虐殺がなかったといまだに主張している。先週の金曜、彼の政権は、日本軍によって性的奴隷状態を強制された朝鮮半島の女性たちへの謝罪を再検証し、場合によっては取り消す計画を語った。さらに安倍氏は、有罪判決を受けた戦争犯罪人たちを含む日本の戦死者に名誉を与える靖国神社を訪問することは、国のために命を犠牲にした人々に敬意を払うことに過ぎないと主張している。
今この時点における中国との敵対的な関係は、安倍氏にとって、平和主義に徹している人々に、防衛準備態勢を高める必要性を説得するのに役立っている。軍備態勢の強化を支持する人たちと歴史修正主義者が一致する傾向にあるのは、日本の特異性のように思える。安倍氏の国粋主義を別にしても、安倍氏も他の日本の主流派の指導者たちも、米国の同意なしでの軍事力の拡大をしようとはしていない。彼らは日米の安全保障同盟に深くコミットしているのだから。
(終)
参考:当ブログにおけるニューヨークタイムズ関連社説・記事翻訳:
2013年1月2日社説:
歴史を否定するさらなる試み
2013年4月24日社説:
日本の無用な国家主義
2013年10月29日社説:
自由主義とはいえない日本の秘密法案
2013年12月18日社説:
日本の危険な時代錯誤ぶり
2013年12月28日記事:
教科書闘争で、歴史の書き換えを狙う日本の指導者たち
2014年2月19日社説:
戦争と平和と法
(憲法を意のままに変えようとする安倍首相批判)
これらのリストはこのブログで訳を紹介したものという意味で、安倍政権の歴史認識を問題視した記事はもっとあります。
ワシントンポストで当ブログで訳したものは、
2013年4月27日社説:
歴史に向き合えない安倍晋三
投稿者 Peace Philosopher 時刻: 5:05 am
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【『石原氏、原子力協定で造反明言 「賛成する」、維新会合が紛糾】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014030601002149.html)、
【「石原氏は党を出て行け」 維新若手、原発政策巡り批判】(http://www.asahi.com/articles/ASG365JB4G36UTFK00G.html?iref=comtop_list_pol_n03)。
「日本維新の会の石原慎太郎共同代表は6日、国会内で開かれた党エネルギー調査会の初会合で、原発輸出を可能にするトルコなどとの原子力協定締結承認案件に関し「賛成する」と述べ、原発推進の立場から党の反対方針に造反する考えを明言・・・・・・党の脱原発方針が変わらない場合の対応に関し「自分の文明論に反するなら許せない。俺は出て行く」と、自身の離党に含みを残した」・・・・・・そうです。石原元東京「ト」知事の「文明論」とは??
『●都知事曰く「東京に原発を」』
『●「東京に原発を」の〝ト〟知事は、住民投票を受けて立ってはどうか?』
『●「原発推進」という結論ありきのパフォーマンス』
『●「我欲」だけの人の高嗤い』
『●選挙に際しての祈り: 「空疎な小皇帝」を支持することの意味』
『●そりゃ、「老残」でしょ
~石原慎太郎・森喜朗・米倉弘昌・渡辺恒雄の各氏のことです~』
「石原氏は、原発輸出を可能にする原子力協定に反対する党方針を持ち出し、「多数決の文化は高校の生徒会のやり方。バカバカしくて恥ずかしい」と批判し、賛成を表明・・・・・・これに対し、若手議員が「出て行ったらよろしいでしょ。維新の公約や」と反論した。賛同の歓声も上がって場は騒然」・・・・・・だそうです。それにしても、変な政党。共同代表が彼らですものね。
『●トンデモな両元〝ト〟知事がリーダーの「維新」を支持する価値はあるのか?』
『●原発推進に反省なき党などダメでしょう!?』
『●元〝ト〟知事のトンデモ党』
『●FUKUSIMA原発人災という現実を理解できない現実主義者、
原発に理想を抱く理想主義者』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014030601002149.html】
石原氏、原子力協定で造反明言 「賛成する」、維新会合が紛糾
2014年3月6日 19時41分
日本維新の会の石原慎太郎共同代表は6日、国会内で開かれた党エネルギー調査会の初会合で、原発輸出を可能にするトルコなどとの原子力協定締結承認案件に関し「賛成する」と述べ、原発推進の立場から党の反対方針に造反する考えを明言した。脱原発派の出席者から「党を出て行け」と批判の声が上がり、会合は紛糾した。
石原氏は会合後、記者団に「(党の分裂は)しない方が得だ。何のために割るのか」と強調した。一方で、党の脱原発方針が変わらない場合の対応に関し「自分の文明論に反するなら許せない。俺は出て行く」と、自身の離党に含みを残した。
(共同)
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【http://www.asahi.com/articles/ASG365JB4G36UTFK00G.html?iref=comtop_list_pol_n03】
「石原氏は党を出て行け」 維新若手、原発政策巡り批判
2014年3月6日21時28分
(日本維新の会国会議員団による「エネルギー調査会」の初会合で、
若手議員の発言を聞く石原慎太郎共同代表(後方左)
=6日午後3時42分、東京・永田町、越田省吾撮影
日本維新の会のエネルギー調査会が6日開かれ、会長に就任した石原慎太郎共同代表に対し、若手議員が「(党を)出て行け」と声を荒らげる一幕があった。
席上、石原氏は、原発輸出を可能にする原子力協定に反対する党方針を持ち出し、「多数決の文化は高校の生徒会のやり方。バカバカしくて恥ずかしい」と批判し、賛成を表明した。
これに対し、若手議員が「出て行ったらよろしいでしょ。維新の公約や」と反論した。賛同の歓声も上がって場は騒然とした。
石原氏に近いベテランの園田博之衆院議員が「反対は決まったこと。従わないと、政党政治が成り立たない」と取りなしたが、石原氏は発言を取り下げなかった。石原氏は調査会後、記者団に「公約が間違っている。勉強して出直したらいい」と怒りをぶちまけた。離党は否定した。
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「アベ様のNHK」のニュース【経産相 原発再稼働重要の認識示す】(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140302/k10015645251000.html)。
『●ジャーナリズムの矜持無きこんな「公共」放送なんて要らない!』
「茂木経済産業大臣は・・・、国民の負担が増えているとして、原発の再稼働が重要だという認識を改めて示しました・・・原発が稼働しないことで、化石燃料を使って代替しなければならない。その費用は3兆6000億円に上り、国民1人当たり3万円に・・・高速増殖炉「もんじゅ」の相次ぐトラブルなどを真摯に受け止めて、課題を一つ一つ解決する必要があるが、放射性廃棄物を相当量減らすことができることなどから、政府として引き続き推進していくという考えを示しました」・・・・・・こういうことを無批判に放送できる「アベ様のNHK」。
「国民1人当たり3万円に」・・・・・・原発を再稼働したら「国民1人当たりゼロ円」と誤解させていないか? これって、詐欺的報道じゃないの?
『●電気代比較の脅しと詐欺: 比べるべきは「2倍か、1.7倍か?」、だった・・・』
『●電気料金値上げ論: 「1倍か、2倍か」じゃなく、「2倍以上か、1倍以下か」』
『●「原発安価神話」崩壊』
さらに、「高速増殖炉「もんじゅ」・・・・・・放射性廃棄物を相当量減らすことができる」・・・・・・本気で報道しているとすると、「相当量」にオメデタイ。相当量っていくらだ?? また、その抽出プロセスの危険性や結果として生まれ出てくる「死の灰」を一体どうするつもりなのだろうか?
『●核燃サイクル: 核燃料再生率に根拠無し、15%どころか1%?』
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【http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140302/k10015645251000.html】
経産相 原発再稼働重要の認識示す
3月2日 13時03分
茂木経済産業大臣は、NHKの日曜討論で、新たな「エネルギー基本計画」の政府案に関連して、原子力発電所が稼働しないことで化石燃料への依存が高まり、国民の負担が増えているとして、原発の再稼働が重要だという認識を改めて示しました。
この中で茂木経済産業大臣は、先月25日に取りまとめた新しい「エネルギー基本計画」の政府案で、原子力発電を「重要なベースロード電源」と位置づけたことについて、「比較的コストが安く、昼夜問わず安定的に使える電源ということだ」と述べたうえで、原発のほかにも石炭火力や水力発電なども含まれると説明しました。
そのうえで茂木大臣は、「これだけ大きな原発事故を3年前に起こしたので、国民がすぐに原発推進ということにならないのは当然だと思うが、原発が稼働しないことで、化石燃料を使って代替しなければならない。その費用は3兆6000億円に上り、国民1人当たり3万円になっている。こういう状況もバランスよく考えないといけない」と述べ、原発の再稼働が重要だという認識を改めて示しました。
また、原子力発電所の使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルについて、茂木大臣は、高速増殖炉「もんじゅ」の相次ぐトラブルなどを真摯(しんし)に受け止めて、課題を一つ一つ解決する必要があるが、放射性廃棄物を相当量減らすことができることなどから、政府として引き続き推進していくという考えを示しました。
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2011年3月11日から今日で3年が経ち、4年目を迎えた。民主党政権は冷温停止「状態」を宣言し、民意を無視して関電と結託して大飯原発を再稼働。アベ自公政権は、原子力「推進」委員会(核推進委員会)とともにあの東京電力の柏崎刈羽原発さへも再稼働しかねない勢いで、原発輸出という恥さらしなことも強行しそうだ。ネズミやモグラ、エレファント等々が走り回る東京電力原発人災の現場を「コントロール」「完璧にブロック」と世界に向けて宣言し、ウラアリな東京五輪でオモテナシするそうだ・・・・・・。
この3年間は一体何だったのでしょう?
『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、横田一さん【利権構造の再現を狙う 巻き返しはかる原発推進派の策動】と平舘英明氏【大阪は今 「君が代」強制、公募校長、幼稚園の民営化・・・・・/政治主導で迷走する橋本教育改革】。
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■①『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 「東日本大震災から3年 福島原発事故の今」。岩崎眞美子氏【ヘイトスピーチに対抗して、80人が結集 「差別らくがき消し隊」始動】。「恥」「恥ずべき行為」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e4fff2e56d3ac71449d6db42a0892483)
■②『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 宇都宮健児さん【風速計/都知事選を闘って】、「・・16回も公開討論会が中止になったことは、極めて残念」「こつこつと市民運動を広げていく地道な努力でしか達成できないことを学んだことも・・重要な教訓」
■③『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 横田一さん【利権構造の再現を狙う 巻き返しはかる原発推進派の策動】、「経済産業相官僚の擁立 狙われた「脱原発知事」」「影響力強める関西電力 財界と自民党が一体に」。電気事業連合会という悪(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8df2490ecdeab9c15ffa0f23ca6e91f8)
■④『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 木野龍逸さん【相次ぐ単純ミスなぜ起きる 1Fで不足気味の熟練作業員】、「4年目を迎えるいま・・事故直後から収束作業に携わってきたベテラン作業員が、100ミリシーベルトの上限に近づいて現場から抜けるケースが増えてきている」
■⑤『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 和田秀子氏【大金を投じても疑わしい効果 崩壊した「除染で復興」という神話】、「「除染をすれば元の福島に戻れる」という神話は、もはや崩壊している」。もっと別の使い道があったのでは?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c2cde4cc4d21d95dead53c9899b5ecb4)
■⑥『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 平舘英明氏【大阪は今 「君が代」強制、公募校長、幼稚園の民営化・・・・・/政治主導で迷走する橋本教育改革】、「「口元チェック」の委縮効果」、「不祥事つづく公募校長」。本当にお気の毒だ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2252fd9141128687a0a307594aaf9cc8)
■⑦『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 永尾俊彦氏【東京は今 舛添新知事は石原・猪瀬路線を引き継ぐのか 最高裁で取り消された不起立による処分を出し直した都教委】、「起立斉唱は当然・・だが「10・23通達」については、「検討課題」・・記者会見で話した」
■⑧『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号) / 山口正紀さん【虚偽自白の作り方〝証言〟 氷見冤罪事件国賠】、「警察に逮捕された無実の人は実名で、冤罪を作った警察官は匿名、という報道の仕方は、権力に甘すぎる」。柳原さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b3dcf4342cd9148737d4b995a3dbf31c)
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『ヒロシマからフクシマへ原発をめぐる不思議な旅』、3月に出張往復の機中で読了。烏賀陽弘道さん、文と写真。ビジネス社。2013年7月1日第1刷。
英語のタイトルの方が本書の中身を表現しているかもしれない、"Road from Hiroshima to Fukushima: Histry of nuclear technology transfer from the US to Japan"。
「Nucler=核=原子力」を納得させられる。「核=悪」、「原子力=善」を使い分けてきた我国、世界でも稀なその独特の心理。でも、その本質は全く同じであり、「核兵器=原子力発電」。ヒロシマ・ナガサキの「被害者」としての感情の陰に、戦争の「加害者」としての反省が曖昧にされたこと。そして、東京電力原発人災で核技術の「加害者」となったことへの戸惑い。
「兵器としてアメリカで生まれ、ヒロシマに落とされた「核」。その双子の兄弟「原発」・・・・・・」。そう両者は双子の兄弟。「アメリカは、臨界状態をつくり出して自然の中に眠っていた核エネルギーを引っ張りだすところから始まって、原爆をつくり、爆発させ、原子炉に閉じ込め、それを発電所に設置しそれが全国や世界に普及していくところまで、全部ひとつながり」。核分裂のエネルギーを放出させるか、原子炉の中に閉じ込めるかの違いであり、原理的には全く同じ。
「核兵器をタブーの領域に押し込めた。双子の兄弟の一人を「いないこと」にしてしまった。原発と核兵器の「血のつながり」を論ずることはタブーになった」。
最終章第10章の最終節「「事故は起こりえない」という欺瞞」で、烏賀陽さんが考えたこと、感じたこと:
(A)核技術はアメリカなどの広い国土で生まれ育った。
(B)アメリカは核技術の最悪の姿を知っている。
(C)情報公開が各技術にも浸透している。
東京電力原発人災で、核技術の「加害者」として、上記(A)~(C)を思い知らされた。ブログ主の印象としては、(A)から、狭い我が国では、日本中が「地元」であること・・・・・・・・・、(B)から、チェルノブイリやスリーマイル島、JCO臨界事故で何も我々は学ばなかったこと、特に、技術者の「安全神話」という傲慢・欺瞞・・・・・・・・・、(C)から、スピーディー SPEEDI (SPEEDI)は言うまでもなく、隠蔽体質・・・・・・・・・。
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【http://www.amazon.co.jpの商品説明】
内容紹介
「戦争」と「アメリカ」を親に生まれた双子の兄弟「核兵器」と「原子力発電」の歴史を訪ねアメリカ全土を取材。
日本に未曾有の災厄をもたらした原発の故郷から見えた「核」の歴史をリポートする。著者による貴重な写真も多数掲載。
兵器としてアメリカで生まれ、ヒロシマに落とされた「核」。
その双子の兄弟「原発」は、なぜ日本へやってきたのか?
福島第一原発の故郷を訪ねる旅の記録。
アメリカは、臨界状態をつくり出して自然の中に眠っていた核エネルギーを引っ張りだすところから始まって、原爆をつくり、爆発させ、原子炉に閉じ込め、それを発電所に設置しそれが全国や世界に普及していくところまで、全部ひとつながりの「自国の歴史」として体験している。
「核兵器」「原子力発電」はどちらもアメリカ生まれのアメリカ育ち、メイド・イン・アメリカ。純粋アメリカン。そう言ってもいい
日本は「核兵器」と「原子力発電」という双子の兄弟のうち、原発だけを「養子」として連れてきた。それも「アメリカ人がつくった外来技術」を完成品として買ってきた。「技術をゼロから作り上げる」プロセスを飛ばして。
そして核兵器をタブーの領域に押し込めた。双子の兄弟の一人を「いないこと」にしてしまった。原発と核兵器の「血のつながり」を論ずることはタブーになった。(本書から抜粋)
内容(「BOOK」データベースより)
兵器としてアメリカで生まれ、ヒロシマに落とされた「核」。その双子の兄弟「原発」は、なぜ日本へやってきたのか? 福島第一原発の故郷を訪ねる旅の記録。
著者について
ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている。3.11後は岩手県、青森県、福島県の津波被災地で取材したほか、福島県に通い続けて原発災害の実態を記録している。著書に『報道の脳死』(新潮新書)、『原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか』(PHP新書)、『福島飯舘村の四季』(双葉社)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
烏賀陽弘道ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている。3.11後は岩手県、青森県、福島県の津波被災地で取材したほか、福島県に通い続けて原発災害の実態を記録している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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目次は以下の通り。
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1 旅立つ前
なぜ、日本に原発があるのか?
2 日本に原発をもたらした父
日本原発史の生き証人、伊原義徳
アメリカの国家戦略「核の平和利用」の名の下に
すべてはマンハッタン計画から始まった
3 核技術が生まれた砂漠
原爆が誕生した砂漠の実験場へ
1945年7月16日、世界初の核実験が成功した
原爆の父、オッペンハイマーの苦悩と蹉跌
4 イタリアから来た男
シカゴ大キャンパスのど真ん中に作られた原子炉
ノーベル賞とアメリカ亡命
戦時下の核開発戦争
核エネルギーを手にした人類は原爆への一歩を踏み出した
5 初めての日本人留学生
核技術の学校に世界各国の人材が集められた
1956年、日本初の臨界実験が成功
6 濃縮ウラン工場の街で
現役の軍事機密都市、オークリッジ
ウラン濃縮に1万トンの銀と国内の10分の1の電力を投入
原爆の原料をつくった人
7 原発のふるさとアイダホ
世界で初めて発電に成功した原子炉を訪ねて
原子炉をぶっ壊す広大な実験場
初めての死者を出した事故はアイダホで起きた
8 核エネルギーを潜水艦エンジンにした男
世界の歴史を変えたアメリカ海軍軍人
「核の抑止力」に絶対不可欠な兵器、原子力潜水艦
原潜の父はスリーマイル原発事故に何を思う?
9 そして日本へフクシマへ
日本初の実験炉の燃料とともにアメリカから運び込まれた
日本の原子力行政第一世代の悔恨
日本原発史とともに人生を歩んだ人、豊田正敏
なぜフクシマに原発が建てられたのか?
福島第一原発は地震や津波を想定していなかったのか?
原子炉は潜在的に危険なものであるという認識
10 旅を終えて
「核兵器」と「原子力発電」は同じ技術から生まれた
「事故は起こりえない」という欺瞞
年表
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『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
最も注目の記事は、山口正紀さん【「筋弛緩剤点滴殺人」という虚構 ヤマ場を迎えた北陵クリニック事件再審】と今中哲二さん【放射能汚染とどう向かい合うのか 前編 放射能汚染の情報隠しが被害を拡大させた】。
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■①『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 森達也さん【第96回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「いつのまにこれほど懸賞金付きの指名手配が増えたのだろう。ほとんど西部劇の世界だ・・そもそも推定無罪推定原則からすれば・・もっと議論されるべきだった」
■②『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 森達也さん【・・誰が誰に何を言ってんの?】、「・・というわけで、国内の治安対策や隣国に強い態度を示す元自衛官の田母神候補への支持が強くなる。あーあ。書きながら力が抜ける。救いのない三段論法だ」。「無関心の責任」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a0ec683a189b11df3c34e8f1e0bc126c)
■③『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 森田実さん【東京都知事選の総括と今後の課題】、厳しい総括、「結論から言えば、・・安倍晋三首相を調子づかせ、安倍政治の暴走をさらに後押しするという、平和と民主主義と基本的人権尊重の政治を愛する日本国民にとって最悪の結果」
■④『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 島田興生氏【ビキニ事件から60年、避難島民のいま】、「放射能汚染残る島への帰郷・・子どもたちは被ばくし続けている」、「第五福竜丸・・周辺にいた約800隻の被ばくも明らかに」。映画『放射線を浴びた『X年後』』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8048da440ef992da9c1fdd4c4685c149)
■⑤『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 今中哲二さん【放射能汚染とどう向かい合うのか 前編 放射能汚染の情報隠しが被害を拡大させた】、「事故が起きてもスピーディーのことが報じられないので、てっきり地震でシステムがつぶれたと思っていました・・政府がそれを活かさなかった」
■⑥『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 山口正紀さん【筋弛緩剤点滴殺人」という虚構 ヤマ場を迎えた北陵クリニック事件再審】、「恐怖の点滴男に仕立てた大誤報・・筋弛緩剤の点滴では人を殺せない・・再審請求で決定的な新証拠提出・・矛盾をさらけ出した検察の「意見書」」
■⑦『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 山口正紀さん【筋弛緩剤点滴殺人」という虚構 ヤマ場を迎えた北陵クリニック事件再審】、「注目される仙台地裁の判断」、「「冤罪を雪(そそ)ぐ」と書いて雪冤(せつえん)。そんな雪が一日も早く降ることを、筆者も祈っている」。その背後(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4443c18f725cc3d55ed231e44d57db68)
■⑧『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 五十嵐仁氏【労働者に実質賃金低下を強いる経営者団体 日本経団連『経営労働政策委員会報告』批判】、「非正規労働者の待遇が悪化する・・「限定正社員」は正社員の有期雇用化」。会長はもちろん、あの「老残」米倉弘昌氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/83d757fef46ee2a77424c41905a08d7e)
■⑨『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 五十嵐仁氏【労働者に実質賃金低下を強いる経営者団体 日本経団連・・】、「さらなる長時間労働が強いられる・・原発政策をめぐる資本の対立・・日本の産業を交配させる道だ」。あの「老残」米倉弘昌会長は原発大推進派(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/bbd454decf606e18e45b2bb2400acafa)
■⑩『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 安達修氏【普天間飛行場の辺野古移設にノーを突きつける 沖縄県民の気概と誇りをしめした名護市長選】、「金と権力で恫喝する政府・自民党・・もう一人の敗者・仲井真知事」。次の県知事選では選択を誤っていはイケナイ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fdc6a10535a8a00886c61fd0d4f9afd3)
■⑪『自然と人間』(2014年3月号、Vol.213) / 【大谷昭宏の言いたい放題/都知事選は原発推進派の舛添さん勝利 候補一本化とワンイシューが中途半端の結果 電力一大消費地東京は核のゴミも引き受けるべき】、「舛添さん当選に電力会社は大喜び」。斎藤美奈子さんの総括(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/de7db62d22c10fb741110ce684ca2a67)
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[付記(140521): ブログ主にとっては意外な結果になりました・・・・・・『●PC遠隔操作”冤罪”事件: 意外な結果に・・・・・・ブログ主自身の無能さを痛感』]
zakzak.co.jpの記事【遠隔操作事件、片山被告保釈「ストロボがまぶしい。自由はまぶしい」】(http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140306/dms1403061207005-n1.htm)、
asahi.comの記事【PC遠隔操作事件の片山被告保釈 「私はやっていない」】(http://www.asahi.com/articles/ASG356VXHG35UTIL04Z.html)、
gendai.netの記事【PC遠隔操作 冤罪本500冊読破の片山被告に恐れる検察】(http://gendai.net/articles/view/newsx/148481)。
そして、この事件に一貫して疑問を呈してきた神保哲生さんのvideonews.comの記事【遠隔操作ウイルス事件 片山祐輔被告保釈会見 「自由の眩しさをあらためて感じている」】(http://www.videonews.com/press-club/0804/003200.php)。
遅い。でも、一歩前進だ。これでもし無罪になったら、警察や検察、特にあれだけのバカ騒ぎをしたマスコミはどう責任を? 神保哲生さんのvideonews.comの記者会見映像を是非見てみて下さい。この「保釈」のニュースはかなりい大きなものだと思うのですが、取り扱いが小さすぎないですかね?
『●PC遠隔操作冤罪事件: なぜこんなに長期にわたり
勾留しないといけないのか?、マスコミは報じるべき』
『●PC遠隔操作事件でまたしても暴走?』
「隠し撮りか何か知らないがあれだけ浮かれた報道をしたマスコミ、
警察との癒着が酷すぎるように見えてしょうがない」
『●遠隔操作ウィルス冤罪事件: 「2人は自白まで」させられた』
『●PC遠隔操作冤罪事件: やはり捏造しようとしていないか?』
『●バカ騒ぎしないマスコミは検察に配慮?:
PC遠隔操作冤罪事件、さっさと釈放すべきだ』
『●PC遠隔操作冤罪事件:
マスコミは「お釈迦様の掌の上の孫悟空だった」「検察に踊らされた」』
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【http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140306/dms1403061207005-n1.htm】
遠隔操作事件、片山被告保釈「ストロボがまぶしい。自由はまぶしい」
2014.03.06
他人のパソコン(PC)にウイルスを感染させて遠隔操作し、無差別殺人などの犯行を予告した事件で、東京高裁は5日、IT関連会社元社員、片山祐輔被告(31)=威力業務妨害罪などで起訴、公判中=の保釈執行停止を取り消した。片山被告は同日、勾留されていた東京拘置所から保釈された。
保釈後の記者会見で片山被告はカメラのフラッシュを浴び、「ストロボがまぶしい。自由はまぶしい」と笑顔。無実を訴え、「(真犯人は)前科のある私をスケープゴートにしようとして、犯人に仕立て上げられた」とも語った。
片山被告は2005年、インターネット掲示板に大手レコード会社社員らの殺害予告を書き込み、脅迫罪などで懲役1年6月の実刑判決を受けていた。
片山被告は遠隔操作ウイルスの作成技術がないとして無罪を主張。検察側は片山被告の派遣先の会社のPCで見つかった遠隔操作ウイルスの痕跡などを証拠に、有罪を主張している。
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【http://www.asahi.com/articles/ASG356VXHG35UTIL04Z.html】
PC遠隔操作事件の片山被告保釈 「私はやっていない」
2014年3月5日21時41分
(保釈後に記者会見する片山祐輔被告(左)
=5日午後7時36分、東京・霞が関)
他人のパソコンを遠隔操作し、インターネット上で無差別殺人などの犯罪を予告したとして、威力業務妨害罪などに問われた元IT会社員片山祐輔(ゆうすけ)被告(31)=公判中=が5日、東京拘置所(東京都葛飾区)から釈放された。東京高裁が同日、保釈を認めた。片山被告は都内で会見し、「私はやっていないし、身に覚えもない。頑張って裁判を闘っていきたい」と述べた。
片山被告は昨年2月10日に逮捕され、1年余り勾留されていた。高裁は今月4日に片山被告の保釈を認め、保釈保証金1千万円も同日納付されていた。しかし検察側は最高裁に特別抗告。さらに最高裁の判断が出るまで保釈を認めないよう申し立て、これを高裁が認める決定を出していた。だが、高裁は5日、自らその決定を取り消した。理由は明らかにされていない。
片山被告の弁護人によると、検察側は最高裁と高裁に対する4日の申し立てを、権限のない東京地検名義でしていた。検察側は5日に高検名義で申し立てをし直したという。
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【http://gendai.net/articles/view/newsx/148481】
PC遠隔操作 冤罪本500冊読破の片山被告に恐れる検察
2014年3月6日 掲載
「検察の最後の悪あがき。何が何でも私を外に出したくなかったのだろう」――。
PC遠隔操作事件で威力業務妨害罪などに問われた元IT関連会社社員、片山祐輔被告(31)が5日、東京拘置所から保釈された。
東京高裁が4日に保釈を認めたが、検察側が不服を申し立て、執行停止に。しかし、検察の手続きミスが判明し保釈が決まった。片山被告は東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開き、冒頭のように検察批判を展開した。
昨年2月10日に逮捕されてから、389日。3度も再逮捕され、10の事件で起訴されたが、片山被告は一貫して否認してきた。5日の会見でも「私はやっていないし、身に覚えもない」と改めて無実を訴えている。
まず、神奈川・江の島の野良ネコの首から回収された、SDカードに付着していたセロハンテープから検出されたDNAについて、「私のDNAではなかった。検察はそこかしこに証拠の矛盾があるのに屁理屈で隠蔽、ごまかしている」とピシャリ。
東京近郊の雲取山に記憶媒体を埋めて“証拠隠蔽”した、という検察側の主張に対しては、「スコップも持っていなかったのに、土を掘って埋められるわけがない。そもそも、私が山頂にいた30~40分の間はずっと6、7人の登山客がいた。目撃証言がないのはおかしい」と反論した。
また、片山被告は「無罪を勝ち取るところがゴール」としたうえで、検察との対決姿勢を鮮明にした。
冤罪問題について「かなり勉強した」といい、佐藤優氏の「国家の罠」、村木厚子氏の「私は負けない」など“関連書籍”を500冊近く読み漁り、みっちり理論武装したそうだ。今後は裁判と並行して、講演、執筆活動を通じて訴えていくという。
すでに、片山被告の“反論本”のアプローチをしている出版社もあるという。保釈で執筆は急ピッチで進みそうだ。検察は覚悟するしかない。
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【http://www.videonews.com/press-club/0804/003200.php】
プレスクラブ (2014年03月05日)
遠隔操作ウイルス事件
片山祐輔被告保釈会見 「自由の眩しさをあらためて感じている」
遠隔操作ウイルス事件で逮捕・起訴され、昨年2月以来身柄を拘束されていた片山祐輔氏が3月5日、保釈された。
「正直に申し上げるとストロボが眩しいです。そういった意味でも、気持ち的な意味でも自由っていうのは眩しい、そんなふうに思います。」東京拘置所から保釈された直後に記者会見に臨んだ片山氏はこう語り、自由の身をなった喜びを露わにした。
また、一貫して無実を主張してきた片山氏は会見で、「(真犯人に対して)できれば出てきて自首してほしいが、それが無理なら、片山さんは犯人ではないというアクションをしてくれることを1%くらい期待している。」と語り、今後は自らも積極的に自身の潔白を訴えていく意向を明らかにした。
他人のパソコンを遠隔操作して企業や自治体などに脅迫メールなどを送りつけた、いわゆる遠隔操作ウイルス事件の真犯人として、昨年2月10日に逮捕された片山氏は、逮捕後も一貫して無実を主張し保釈を求めていた。しかし、東京地検は証拠隠滅の恐れがあることを理由に保釈に反対し、裁判所もこれまで保釈を認めてこなかった。
検察は片山氏の逮捕後、犯人から報道機関などに送られてきたメールが止まっていることを重視。片山氏を保釈することで犯人からのメールが再開し、捜査に影響が出ると主張していた。近親者に片山氏が犯人のメールアカウントのパスワードを教える恐れがあるとの理由から、片山氏は母親や弟との接見も一度も認められていない。
弁護人からの度重なる保釈申請を受けて、昨日、東京高裁が一旦は片山氏の保釈を認める決定を下した。ところがこれを不満とする東京地検が特別抗告を行ったために、直前になって保釈は停止となっていた。しかし、この日東京高裁が正式に保釈を認める決定を下したために、1年1か月ぶりの保釈が実現した。これと相前後して、最高裁も保釈を認める決定を下し、弁護人にその意思を伝えていた。保釈補償金は1000万円で、片山氏の弁護人の佐藤博史弁護士によると、片山氏の母親が用意したという。
遠隔操作ウイルス事件の裁判は、2月12日に公判が始まっている。保釈日となった3月5日には第2回公判が開かれ、検察側は片山氏が派遣先の会社で遠隔操作ウイルスを作成していたことを裏付ける証拠などを主張した。片山氏は遠隔操作ウイルスによって自分のパソコンが何者かに乗っ取られていたと主張している。
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東京新聞の三つの記事【首相、立憲主義を否定 解釈改憲「最高責任者は私」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014021302000135.html)、
【公明「ブレーキ役」大丈夫? 首相答弁 太田国交相「違和感ない」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014021302000147.html)、
【解釈改憲へ答弁先行 首相、政府見解の逸脱続ける】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014022002000132.html)。
gendai.netの記事【安倍首相は憲法解釈を変更できない】(http://gendai.net/articles/view/news/148147)。
nikkansports.comの記事【小沢氏ら「違憲国会の葬式」】(http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20140223-1261563.html)。
琉球新報の記事【武器輸出提言 死の商人に成り下がるのか】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-220074-storytopic-11.html)。
そしてもう一度、東京新聞の記事【首相の「解釈改憲」 立憲主義を破壊する】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014022802000158.html)。
ブレーキが無いとよく言われるが、ハンドルも無く、自公政権にはアクセルしかない。公明党や「学会さん」にブレーキ役を期待しているようだが、無理に決まっている。「集団的自衛権の行使を容認するため憲法解釈の変更を目指す安倍晋三首相の国会答弁を認めるかどうか問われ「全て首相が答えていることに同意している。違和感はない」と述べた」・・・・・・。既に「第三自民党=公明党」は、本家自民党と一体化している。
「憲法解釈に関する政府見解は整合性が求められ、歴代内閣は内閣法制局の議論の積み重ねを尊重してきた。首相の発言は、それを覆して自ら解釈改憲を進める考えを示したものだ。首相主導で解釈改憲に踏み切れば、国民の自由や権利を守るため、政府を縛る憲法の立憲主義の否定になる」、「集団的自衛権の行使を認めるための憲法解釈の変更に向け、安倍晋三首相が従来の政府見解から逸脱した国会答弁を繰り返している・・今後、議論が本格化して世論の反発が強まる前に、首相は国会答弁で解釈改憲への地ならしを進めている」・・・・・・壊憲。平和憲法が泣いている。
「議会制民主主義を否定・・・・・・安倍首相の周りにいるのは、国家を危うくする連中ばかりのようだ・・宗教団体を母体とし、庶民生活を第一に考えているはずの公明党も、そろそろ態度を改めてはどうか。いったい、どこまで右翼政権についていくつもりだろう。安倍政権が平和と福祉の看板にそぐわないのは明白ではないか」・・・・・・「「ボンクラ」「嘘つき」」につける薬なし。
「違憲国会の葬式」が行われるほど、民主主義が瀕死の重傷。「第三自民党=公明党」がアクセルとして、トドメを刺そうとしている。
『●民主主義が瀕死の重傷・・・・・・な一年
~秘密隠蔽法成立と原発再稼働・輸出へと暴走~』
『●「与党公明党」: 平和を願っているらしい
「学会さん」も「テロリスト」と呼ばれる日がいつか』
『●「平和憲法」が泣いている』
『●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?:
「首相はくず」とは言っていないけれど・・・』
『●教育破壊: 「「ボンクラ」「嘘つき」」につける薬なし、
そして、「戦争絶滅受合法案」の制定を!』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014021302000135.html】
首相、立憲主義を否定 解釈改憲「最高責任者は私」
2014年2月13日 朝刊
安倍晋三首相は十二日の衆院予算委員会で、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更をめぐり「(政府の)最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける」と述べた。憲法解釈に関する政府見解は整合性が求められ、歴代内閣は内閣法制局の議論の積み重ねを尊重してきた。首相の発言は、それを覆して自ら解釈改憲を進める考えを示したものだ。首相主導で解釈改憲に踏み切れば、国民の自由や権利を守るため、政府を縛る憲法の立憲主義の否定になる。
首相は集団的自衛権の行使容認に向けて検討を進めている政府の有識者会議について、「(内閣法制局の議論の)積み上げのままで行くなら、そもそも会議を作る必要はない」と指摘した。
政府はこれまで、集団的自衛権の行使について、戦争放棄と戦力の不保持を定めた憲法九条から「許容された必要最小限の範囲を超える」と解釈し、一貫して禁じてきた。
解釈改憲による行使容認に前向きとされる小松一郎内閣法制局長官も、昨年の臨時国会では「当否は個別的、具体的に検討されるべきもので、一概に答えるのは困難」と明言を避けていた。
今年から検査入院している小松氏の事務代理を務める横畠裕介内閣法制次長も六日の参院予算委員会では「憲法で許されるとする根拠が見いだしがたく、政府は行使は憲法上許されないと解してきた」と従来の政府見解を説明した。
ただ、この日は憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使を認めることは可能との考えを示した。横畠氏は一般論として「従前の解釈を変更することが至当だとの結論が得られた場合には、変更することがおよそ許されないというものではない」と説明。「一般論というのは事項を限定していない。集団的自衛権の問題も一般論の射程内だ」と踏み込んだ。
元内閣法制局長官の阪田雅裕弁護士は、首相の発言に「選挙で審判を受ければいいというのは、憲法を普通の政策と同じようにとらえている。憲法は国家権力を縛るものだという『立憲主義』の考え方が分かっていない」と批判した。
横畠氏の答弁にも「憲法九条から集団的自衛権を行使できると論理的には導けず、憲法解釈は変えられないというのが政府のスタンスだ。(従来の見解と)整合性がない」と指摘した。
<立憲主義> 国家の役割は個人の権利や自由の保障にあると定義した上で、憲法によって国家権力の行動を厳格に制約するという考え。日本国憲法の基本原理と位置付けられている。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014021302000147.html】
公明「ブレーキ役」大丈夫? 首相答弁 太田国交相「違和感ない」
2014年2月13日 朝刊
公明党の太田昭宏国土交通相は十二日の衆院予算委員会で、集団的自衛権の行使を容認するため憲法解釈の変更を目指す安倍晋三首相の国会答弁を認めるかどうか問われ「全て首相が答えていることに同意している。違和感はない」と述べた。公明党が行使容認に反対する方針は変わっていないが、閣内不一致との指摘を避けるための発言とみられる。 (清水俊介)
公明党は、解釈改憲に突き進む安倍政権の「ブレーキ役」を自任している。特に、憲法解釈の変更を閣議決定する時、太田氏が内閣の方針に反対できるかが重要になる。
民主党の大串博志氏は、改憲ではなく憲法解釈の変更により行使が可能と首相が五日の参院予算委で発言したことを取り上げ、太田氏に「首相の答弁に同意するか」と迫った。
太田氏は「(政府の有識者懇談会の)報告が出た後に与党、国会で論議を深めることが重要だ」と答弁し、慎重な対応を求めた。
しかし、大串氏から七回にわたって「同意するか」と追及され、「首相が答えていることに同意している」「違和感はない」と発言。首相の答弁などを容認したとも受け取れる答弁となった。
公明党の山口那津男代表は、行使を認めないとする現行の憲法解釈を「長い間維持されてきたので法的な安定性を持っている」と評価し、変更には反対する考えを示している。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014022002000132.html】
解釈改憲へ答弁先行 首相、政府見解の逸脱続ける
2014年2月20日 朝刊
集団的自衛権の行使を認めるための憲法解釈の変更に向け、安倍晋三首相が従来の政府見解から逸脱した国会答弁を繰り返している。行使容認は自衛隊の海外での武力行使に道を開き、日本の平和憲法に反すると、歴代政権は違憲と解釈してきた。首相は有識者会議の報告や、解釈変更に慎重な公明党との協議を経て、今国会中にも解釈改憲したい考え。今後、議論が本格化して世論の反発が強まる前に、首相は国会答弁で解釈改憲への地ならしを進めている。 (金杉貴雄、生島章弘)
内閣法制局の角田礼次郎長官(当時)は一九八三年に衆院予算委員会で「集団的自衛権の行使は憲法改正でなければできない」と答弁。安倍首相の父・安倍晋太郎外相(当時)が「長官が述べた通りだ」と確認した。政府の統一的な見解を示す国会答弁は閣議決定する答弁書と同じような重みを持つ。歴代の政権は角田答弁を踏襲し、集団的自衛権の行使は違憲という解釈を示してきた。
しかし、安倍首相は五日の参院予算委で、行使容認は「改憲でなくても解釈変更で可能だ」と、従来の政府見解と明らかに矛盾する答弁をした。十二日の衆院予算委では「最高の責任者は私だ」と答弁。選挙で勝てば憲法解釈を自由に変えられると受け取れる発言は、国民の自由や権利を守るため憲法で政府を縛る立憲主義の否定につながる。
立憲主義についても、首相は三日の衆院予算委で「王権が絶対権力を持っていた時代の主流的考えだ」と、時代遅れの思想であるかのような考えを示した。一連の発言は失言でなく、首相の個人的な思いに基づく本心だ。
明治大の西川伸一教授(政治学)は首相の答弁について「正面から改憲が難しいので解釈改憲を目指し、さらに政府見解ではない個人的信条を繰り返して外堀を埋め、既成事実にしようとするずるいやり方だ」と批判。首相の立憲主義のとらえ方も「権力は暴走するからこそ、それを縛る立憲主義が求められる。権力者が憲法解釈を自由に変えられるとの発言は暴論以外の何物でもない」と話す。
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【http://gendai.net/articles/view/news/148147】
【高橋乗宣の日本経済一歩先の真相】
安倍首相は憲法解釈を変更できない
2014年2月21日 掲載
議会制民主主義を否定
安倍首相の周りにいるのは、国家を危うくする連中ばかりのようだ。グローバリズムに逆行し、自分たちの主張だけを押し通そうとする。その結果、国際社会で孤立しても構わない。そんな独善的なスタンスである。これが国益にかなうわけはない。
安倍首相の盟友とされる衛藤晟一首相補佐官は、首相の靖国参拝に「失望」を表明した米国に対し、「むしろ我々の方が失望した」と言い放った。安倍首相の側近で自民党総裁特別補佐の萩生田光一衆院議員も、「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない」と米政府を批判している。さらに、首相の経済ブレーンとされる本田悦朗内閣官房参与まで、米紙のインタビューで靖国参拝を擁護。アベノミクスの狙いについて、「賃金上昇と生活向上のほかに、より強力な軍隊を持って中国に対峙(たいじ)できるようにするためだ、と語った」と報じられた。
驚くような発言を繰り返すNHK幹部もそうだが、よくもまあこんな人たちを近くに配置したものだ。この政権は、明らかに強烈に右に向かっている。かつてないことで、恐るべき事態だ。
首相本人も信じられない発言をしている。集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更をめぐり、「最高責任者は私だ」と強弁。閣議決定で解釈改憲すると明言した。
何という思い上がりだろうか。首相は、国民へのサービスを実行する行政の最高責任者というだけである。そのやり方が憲法の枠内であるか、規定に従っているかについて、きちっと見極めるのは議会だ。主権者である国民が選んだ議員が判断する仕組みになっている。「オレが責任者だから解釈改憲していいんだ」という態度は、民主主義を否定する行為にほかならない。
小生の地元の新聞は毎日、読者の川柳を掲載しているが、19日は「憲法を勝手に解釈する総理」で、20日は「中立の教育までも安倍の色」とあった。庶民は強い危機感を抱いているのだ。
宗教団体を母体とし、庶民生活を第一に考えているはずの公明党も、そろそろ態度を改めてはどうか。いったい、どこまで右翼政権についていくつもりだろう。安倍政権が平和と福祉の看板にそぐわないのは明白ではないか。
この国で求められているのは、国際社会と協調し、国民の利益を守り、伸ばしていく政治だ。右翼で固めた安倍政権には不可能なことである。
【高橋乗宣】
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【http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20140223-1261563.html】
小沢氏ら「違憲国会の葬式」
「国会の葬式」で、祭壇に手を合わせる生活の党の小沢一郎代表(中央)ら
特定秘密保護法を成立させたのは国会の自殺行為だとして、小沢一郎生活の党代表や高知県出身の元国会議員らが22日、高知市の自由民権記念館で「違憲国会の葬式」と題する集会を開いた。1882年に明治政府による言論弾圧で、高知新聞と同名の新聞が発行禁止処分を受け、抵抗運動として「新聞の葬式」が開かれたのを模した試み。平野貞夫元参院議員が「秘密保護法成立は議会政治の自殺だ。行政権力が拡大解釈して運用でき、人間の生存権に干渉する」と「弔辞」を読み上げ、県内外から駆け付けた約150人が国会議事堂の写真を飾った祭壇に献花した。
[2014年2月23日9時53分 紙面から]
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【http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-220074-storytopic-11.html】
武器輸出提言 死の商人に成り下がるのか
2014年2月24日
防衛産業でつくる経団連の防衛生産委員会が、事実上の禁輸政策だった武器輸出三原則を大幅に緩和すべきだとする提言をまとめた。安倍政権が進める三原則見直し作業に呼応した内容で、官民一体を演出し、武器輸出解禁に道を開く狙いがあるとみられる。
しかしながら、国是である禁輸政策の大幅変更について、国民的コンセンサスは得られていない。戦後、日本が築き上げてきた平和国家の理念をかなぐり捨てる行為に加担し、ビジネス拡大の好機とばかりに安倍政権に擦り寄る産業界の姿は直視するに堪えない。
提言は、防衛装備品について他国との共同開発に限らず、国産品の輸出を広く認めるとともに、国際競争に勝ち抜くため、政府内に武器輸出を専門に扱う担当部局を設けるよう求めたのが特徴だ。
背景には、防衛関係予算が頭打ちになる中、産業全体の弱体化に対する危機感があるとされる。経営の哲学も理念もなく、ビジネスや利益だけを追い求めるのであれば、ブラック企業と何がどう違うのだろうか。
国際社会も、軍需に依存しないで平和国家として経済発展を遂げてきた日本が、人の命を顧みることなく、自らの利益だけをむさぼる「死の商人」に名乗りを上げたと理解するだろう。これを不名誉と思わないのか。
共同通信社が22、23両日に実施した全国電話世論調査では、武器輸出三原則の緩和に反対するとの回答は66・8%に上り、賛成の25・7%を大きく上回った。
国民の多くが、武器輸出解禁に否定的な見解を持っていることがあらためて明確になった。集団的自衛権の行使容認論など右傾化を強める安倍政権に対し、国民の懸念が強いことの表れでもあろう。
三原則については、国是を骨抜きにするような例外措置がなし崩し的に繰り返されている。政府は昨年3月、最新鋭ステルス戦闘機F35の部品製造に日本企業が参入することを容認。同12月には南スーダンで国連平和維持活動(PKO)を展開する韓国軍に国連を通じて自衛隊の銃弾1万発を提供した。他国軍への弾薬提供は戦後初めてだった。
三原則が形骸化しつつあるのは由々しき問題だ。安倍政権は今こそ国民の声に真摯(しんし)に耳を傾け、平和国家を象徴する三原則をしっかりと堅持すべきだ。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014022802000158.html】
首相の「解釈改憲」 立憲主義を破壊する
2014年2月28日
安倍晋三首相は「解釈改憲」をし、閣議決定すると述べた。集団的自衛権の行使容認のためだ。政権が自由に解釈を改変するなら、憲法の破壊に等しい。
フランスの哲学者モンテスキュー(一六八九~一七五五年)は、名高い「法の精神」の中で、こう記している。
「権力をもつ者がすべてそれを濫用しがちだということは、永遠の経験の示すところである」
権力とはそのような性質を持つため、非行をさせないようにあらかじめ憲法という「鎖」で縛っておく必要がある。それを「立憲主義」という。
◆国家権力の制限が目的
政治も憲法が定める範囲内で行われなければならない。先進国の憲法は、どこも立憲主義の原則を採っている。
安倍首相はこの原則について、「王権が絶対権力を持っていた時代の主流的考え方だ」と述べ続けている。明らかに近代立憲主義を無視している。
若手弁護士がバレンタインデーにチョコレートと故・芦部信喜東大名誉教授の「憲法」(岩波書店)を首相に郵送した。憲法学の教科書は「近代立憲主義憲法は、個人の権利・自由を確保するために国家権力を制限することを目的とする」と書いている。
とくに集団的自衛権の行使容認に踏み切る憲法解釈の首相発言が要注意だ。日本と密接な外国への武力攻撃を、日本が直接攻撃されていないのに、実力で阻止する権利のことだ。だが、平和主義を持つ憲法九条がこれを阻んできた。首相はこう語った。
「最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける。審判を受けるのは法制局長官ではない、私だ」「(解釈改憲を)閣議決定し、国会で議論する」
◆自ら「鎖」を解くのか
仮に首相が何でも決められる責任者だと考えているなら、著しい議会軽視である。しかも、閣議決定は強い拘束力を持つ。
憲法という「鎖」で縛られている権力が、自ら縛りを解いて憲法解釈を変更するのか。しかも、選挙で国民の審判を仰げば、済むのか…。こんな論法がまかり通れば、時々の政権の考え方次第で、自由に憲法解釈を変えることができることになる。権力の乱用を防ぐ憲法を一般の法律と同じだと誤解している。やはり立憲主義の無視なのか。
憲法九条で許される自衛権は、自国を守るための必要最小限の範囲である。「集団的自衛権はこの範囲を超える」と、従来の政府は一貫した立場だった。
かつ、歴代の自民党内閣は解釈改憲という手法も否定してきた。集団的自衛権の憲法解釈を変更することに「自由にこれを変更するということができるような性質のものではない」(一九九六年)。「仮に集団的自衛権の行使を憲法上認めたいという考え方であれば、憲法改正という手段を当然とらざるを得ない」(八三年)などの政府答弁が裏付けている。
元内閣法制局長官の阪田雅裕氏は講演で「六十年間、風雪に耐え、磨き上げられてきた相当に厳しい解釈だ」と述べている。
集団的自衛権行使を認めると、海外で自衛隊が武力を行使できることになる。実質的に憲法九条は空文化し、憲法改正と同じ意味を持ってしまう。
阪田氏は解釈改憲の手法を「大変不当だ。法治国家の大原則に違反する」とも語っている。「そんなことが許されるなら立法府はいらない」「一内閣のよくわからない理屈で解釈変更するのは、法治国家の根幹にかかわる」という厳しい批判だ。
政権によって自由に憲法の読み方が変わるというのでは、最高法規が不安定になるではないか。解釈改憲は、憲法の枠を超越する、あざとい手段といえる。
「選挙で審判を受ける」という論理も飛躍している。選挙公約には、国民生活などにかかわる“フルコース”の政策メニューが掲げられる。
選挙で勝ったからといって、解釈改憲という重大問題について、首相にフリーハンドを与えるわけではない。
そもそも憲法九九条には「国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ(う)」と定められている。首相は本来、現行憲法を尊重し、守らねばならない立場である。
◆多数者支配を許すな
“芦部憲法”はこうも書く。
<民主主義は、単に多数者支配の政治を意味せず、実をともなった立憲民主主義でなければならないのである>
多数者支配の政治が何でも勝手に決めてしまうならば、もはや非民主主義的である。
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東京新聞の記事【「東電、稚拙すぎる」 事故マニュアル 規制委調査へ】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022790070829.html)。
『●泥縄の果て ~一旦拡散してしまった放射性汚染物質を
環境から移染することは可能か?~』
『●「8割漏洩」: 電力会社の意のまま?
東京都知事選で争点化外しに助力したマスメディア』
「原子力規制委員会は・・、事故は容易に防げたのに、安易な対応で事故が発生・拡大した背景には東電の企業体質があるとみて、事故時の対応マニュアルがどうなっているかなど安全管理体制を詳しく調べる方針」って、国や原子力「推進」委員会は今頃何を言っているのでしょう。3.11からすでに3年も経っているのに、この愚かさ。
原子力「推進」委員会は、「規制」らしいことはしているのだろうか?
『●海渡雄一さんの原子力「規制」委員会人選批判』
『●全く原子力ムラの住人ときたら・・・・・・』
『●泥縄: 「安全神話」に次ぐ「規制(委)神話」の創造』
『●原子力「すいすい推進」委員会のお約束な行動パターン:
東電の柏崎刈羽原発再稼働審査を開始』
『●原子力「安全神話」とは何だったのか?: 「”ピンホール”問題先送り」問題』
『●「重要なベース電源」にまだ無駄金をジャブジャブ』
『●居直ろう!: 〈毒食わば皿まで〉?
「一度認めた以上、どこまでも認めるという論理の一貫性」?』
『●無責任の極み: 「政府、東電の再建計画を認定 柏崎刈羽「7月再稼働」」』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022790070829.html】
「東電、稚拙すぎる」 事故マニュアル 規制委調査へ
2014年2月27日 07時08分
東京電力福島第一原発でタンクから約百トンの処理水があふれた事故で、原子力規制委員会は二十六日、事故は容易に防げたのに、安易な対応で事故が発生・拡大した背景には東電の企業体質があるとみて、事故時の対応マニュアルがどうなっているかなど安全管理体制を詳しく調べる方針を決めた。 (清水祐樹)
あふれた水は原子炉を冷やした後の水で、放射性セシウムの大半は除去されているものの、超高濃度の放射性ストロンチウムなどが残っている。同様の水が敷地内に三十四万トン超と、二十五メートルプールに換算するとざっと千杯分もある。
タンクに付いている三つの弁のうち一つでも閉まり、弁をロックするなどしていれば事故は起きなかった。仮に起きたとしても、タンクの満水警報を受けてポンプを止め、本来の移送先タンクの水位が上がらないことに気づいていれば、漏水は最小限にとどまっていた。
しかし、東電はそのいずれも怠った。
汚れた冷却水は日々大量に発生し、タンク増設も簡単には進まないため、現場はぎりぎりのタンク運用を迫られている。水位の警報が鳴っても、わざと警報を切ってさらに処理水を入れることも常態化しているといい、警報への反応が鈍っていた恐れもある。
この日の規制委会合で、委員からは事故が起きたことよりも、事故が起きていることすら気づかず、大幅に対応が遅れたことへの批判が噴出。「あまりにも稚拙で企業の体質、安全管理のあり方など根深い問題がある」「だれがミスをしたかではなく、なぜ警報が鳴っても適切に対応できないのか、その理由を調べることが大切だ」などの声が相次いだ。
規制委事務局は、来週にも東電から事故対処マニュアルや安全管理体制について報告させ、再発防止策を検討する。
(東京新聞)
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東京新聞の二つの記事【公約無視の再稼働推進 エネ計画政府案】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022690071137.html)と、
【エネ計画政府案 未来を誤る“原発頼み”】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014022602000174.html)。
asahi.comの記事【安倍政権の驚くべき「東電救済計画」】(http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201402250037.html?iref=comtop_fbox_d2_01)。
東京新聞の記事【東電の作業管理不十分が原因 柏崎刈羽の燃料棒接触】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022601001606.html)。
京都新聞の社説【エネルギー計画 原発事故の反省見えぬ】(http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20140228_3.html)。
「自民、公明両党が政権に復帰した二〇一二年の衆院選で掲げた
「脱原発依存」の公約を無視。逆に、公約にない「重要なベースロード電源」と
原発を位置付け、原発の維持・推進方針を明確にした」
また、
「原発を成長戦略に位置付ける安倍晋三政権の意向が、色濃く反映された
内容だ・・そもそも自民党は2012年衆院選で「原子力に依存しなくてもよい
経済・社会構造の確立」、公明党に至っては昨年の参院選で「原発ゼロ」を
公約にした・・政府案は、核燃料サイクルも推進するとしているが、中核となる
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)は、約1兆円の巨費を投じながらトラブル続きで
頓挫している。使用済み核燃料は増え続け、多くの原発でプールが満杯に近づく。
「核のごみ」の行き場がないまま原発を稼働させ、将来世代に負担を強いる
ことは許されない」
これでは、公約の意味が全くない。それを知ったうえで、自公議員に投票する有権者・・・・・・。「騙されることの責任」から「無関心の責任」へ、である。
一方、【東電の作業管理不十分が原因 柏崎刈羽の燃料棒接】・・・・・・こういう記事を見ても、原子力「推進」委員会は、再稼働を審査するなど以ての外、であることに気づかないし、審査を受け付けることを拒否する、などという考えは浮かばないらしい。受け取るから、審査を始めないとけないんでしょ? 受け取りを拒否するぐらいの気骨が無いものかね。・・・・・・それどころか、経産省などと一緒に【安倍政権の驚くべき「東電救済計画」】を「推進」しているようだ。「田中俊一委員長は「東電だけがこういうことをしており、安全に対する企業文化にかなり問題がある」と厳しく批判」したそうだが、そっくりその言葉を田中俊一原子力「推進」委員会委員長殿にお返しすべきである。
『●無責任の極み: 「政府、東電の再建計画を認定 柏崎刈羽「7月再稼働」」』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022690071137.html】
公約無視の再稼働推進 エネ計画政府案
2014年2月26日 07時11分
政府は二十五日、中長期のエネルギー政策の指針となるエネルギー基本計画案を決めた。自民、公明両党が政権に復帰した二〇一二年の衆院選で掲げた「脱原発依存」の公約を無視。逆に、公約にない「重要なベースロード電源」と原発を位置付け、原発の維持・推進方針を明確にした。 (金杉貴雄)
自民党は衆院選で再稼働には積極的な一方、公約の「政策BANK」のエネルギー項目で「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立を目指す」とし将来的には「脱原発依存」を目指す姿勢を示した。安倍晋三総裁も「原発に依存しない社会をつくる」と訴えていた。
公明党は期限こそ明示しなかったが、「一年でも五年でも十年でも早く、可能な限り速やかに原発ゼロを目指す」と公約した。
ところが、基本計画案は原発について「依存度を可能な限り低減」とするにとどまった。どの程度、依存度を減らすのか明らかでなく、自民、公明両党の公約から大きく後退した。
一方、公約には出てこない専門用語の「ベースロード電源」を国民に説明がないまま持ち出して、原発を「重要電源」として活用する考えが盛り込まれた。
政府は昨年十二月、基本計画の原案をまとめた。しかし、与党から「党内で積み重ねてきた議論が全く無視され、国民に約束した公約も反映されていない」などと批判が上がったため、一月の予定だった閣議決定を先送りし、年度内の決定を目指している。ただ、今回の案も基本路線は維持されているため、再び批判が出る可能性がある。
◆原発に固執「ベースロード電源」
政府が二十五日に決めた「エネルギー基本計画」案で、原発を「重要なベースロード電源」と位置付けた。どういう意味なのか。 (西尾玄司)
Q ベースロード電源とは。
A 昼夜を問わず、一日を通して一定量の電力を供給し続ける発電設備のことだ。政府は原発のほか、石炭火力、地熱発電などを挙げている。電気の使用量は夜よりも昼の方が多いなど、時間帯や季節によって変わる。電力会社は変化する需要に確実に対応するため、複数の発電設備を組み合わせて使っている。
ベースロード電源で足りない分は、発電量の増減が簡単で、需要が最も大きくなる時間帯に使う石油火力発電といった「ピーク電源」などで賄う。
Q なぜ、原発はベースロード電源なのか。
A 一度稼働すれば、少なくとも一年間は連続して運転でき、ほかの発電設備に比べて発電コストが安いというのが、政府や電力会社の理屈だ。
Q 本当に安定していて安いのか。
A 東京電力福島第一原発事故のような大規模な事故がいったん起きれば、ベースロードとしての役割を果たせなくなることは明らか。現実的な事故対策費や廃炉費用などを加えればコストも安くない。廃棄物の最終処分の立地場所も全く決まっておらず、費用も見通せていない。政府は原発をベースロードと位置付けて再稼働のお墨付きにする狙いがありそうだ。
Q 原発を使い続けるとする一方で、「原発依存度を可能な限り低減させる」とも書いてある。
A どう依存度を下げていくのか、具体的な方法や時期などを示していない。将来的に残す原発の数についても非常にあいまいだ。原発の新増設にも含みを残しており、本当に依存度を下げるつもりなのか疑問が残る。
◇基本計画案ポイント
▼原発は重要なベースロード電源。
▼原子力規制委員会が規制基準に適合すると認めた場合、その判断を尊重し原発の再稼働を進める。
▼原発依存度は可能な限り低減。安定供給やコスト低減の観点から、確保の規模を見極める。
▼核燃料サイクルは、再処理やプルサーマルを推進。
▼もんじゅは徹底的な改革を行い、研究計画に示された成果の取りまとめを目指す。
▼再生可能エネルギーは2013年から3年程度導入を最大限加速し、その後も積極推進。
▼福島を再生可能エネルギー産業拠点化。
(東京新聞)
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014022602000174.html】
エネ計画政府案 未来を誤る“原発頼み”
2014年2月26日
原発を「重要なベースロード電源」とした政府のエネルギー基本計画案は、将来の原発頼みを明確にうたっている。このまま閣議決定に至れば、目先に惑わされ大計を誤ることにもなりかねない。
ベースロード電源とは、昼夜を問わず供給し続ける電源。それなしでは、経済も暮らしも立ちゆかない。
問題は大きく二つある。
一つは、原発をベースロード電源とすることの危うさだ。
単純に、また物理的に考えてもたとえば、増え続ける核のごみの処理策もないままに原発を重要な電源として動かし続けてもいいのだろうか。
また、もし事故があった場合の住民の大規模な避難計画は机上では策定しているが、実際に過酷事故で十万人単位の規模の住民を速やかに避難させることなどできるのだろうか。
政府案では、原子力規制委員会が規制基準に適合すると認めた場合、原発を再稼働させるとなっている。法律に従えばその通りである。慎重を期すのは当然であり、科学的に十分実証できるとするのなら、いいのかもしれない。
だが、実証は難しく、国民の不安はなおぬぐいきれていないというのが実情ではあるまいか。
再び、経済産業省の官僚たちが机上で考えたプランが動きだすのか、と想像を巡らす国民は少なくないだろう。
問題のもう一つは、原発の重視によって失われかねない新技術への意欲、投資の低減である。
外国ではドイツをはじめ、イタリア、スイスなどが脱原発を表明している。ベース電源としては、太陽と違ってそれこそ昼夜を問わない風力(ドイツ)また水力(スイス)発電が重視されている。
将来、蓄電技術が進めば、ベース電源のありようは、より自然エネルギーに向けられるだろうし、それこそ国家百年の大計にふさわしい。化石燃料はいずれ底をつき、核燃料サイクルは行き詰まっている。
きのうの政府案は再生可能エネルギーの積極的推進を述べてはいる。
しかし、おおもとのところで原発に頼れば、新たなエネルギーへ踏み出す勢いは大きくそがれる。かつて石油危機の時、日本が世界を牽引(けんいん)するような省エネ技術や環境対策を実現させたことを、今こそ思い出したい。
原発に頼らぬことは、夢物語ではないのである。
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【http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201402250037.html?iref=comtop_fbox_d2_01】
安倍政権の驚くべき「東電救済計画」
文 関口一喜
2014年2月26日
税金で東電の莫大(ばくだい)な借金を肩代わりし、原発を再稼働させ、焼け太らせて資金回収を狙うという驚くべき救済計画がひそかに動き出していた――『週刊朝日』(2月28日号)が<安倍政権の東電救済 税金が“人質”>とかみついている。
経済産業省や電力業界などで福島原発事故などなかったような動きが加速するなか、こうした警鐘を鳴らす記事は貴重だ。2014年度予算案では、賠償や除染の原資として東京電力に無利子で貸し付けている公的資金の上限枠を5兆円から9兆円に引き上げ、汚染土などを長期保管する「中間貯蔵施設」の土地購入のための1012億円が計上された。このほかにも、昨年1月に導入された復興特別所得税の「復興特別会計」から、被災者の避難先の道路や学校などの整備、個人線量計の配布、室内運動施設の整備などに6523億円が予定されている。
『週刊朝日』は「無論、これらは福島の復興に必要なものばかりだ。だが、結果的に東電支援に“流用”されることになり、同社の責任があいまいになってしまっているのだ」と指摘する。どういうことか。財務官僚はこんな事情を明かす。「東電は被災者のへの賠償金は払うが、本音では除染と中間施設の費用は政府に出してもらい、大半を踏み倒したいと考えているようだ」
これらの予算は東電が福島原発で事故を起こさなければ必要のなかった費用だ。もちろんすべて国民の税金である。東電が踏み倒そうとしているのなら、国は厳しく取り立てるべきだが、安倍政権にその気が見られないという。原発の「再稼働によって東電を黒字にし、原賠機構(原子力損害賠償支援機構)が保有する東電株の値を上げ、その売却益で投入された税金を取り戻すというスキーム」を描いているからだ。しかし、この東電株は1兆円の税金投入の“保険”として取得したものだ。売却益は国庫に戻すべきカネで、東電の踏み倒しを補てんするカネではない。
元経産省官僚の古賀茂明氏が原発再稼働を前提とした東電救済を厳しく批判している。「東電の借金を国が肩代わりし、つぶさないというスキームは公共事業と同じような構図です。東電、経産省が事故の責任を取らないどころか、これまで以上に焼け太る図式なのです」
東電や金融機関、株主の責任を明確にするためにも、もう一度「東電破綻(はたん)処理」まで戻って議論する必要があるのではないか。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022601001606.html】
東電の作業管理不十分が原因 柏崎刈羽の燃料棒接触
2014年2月26日 13時35分
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で燃料集合体が変形して一部の燃料棒同士が接触した問題で、原子力規制委員会は26日、現場で燃料集合体を専用の容器に装着する際の東電の作業管理が不十分だったことなどが原因と認定した。
ほかの電力会社では同様のトラブルは確認されておらず、田中俊一委員長は「東電だけがこういうことをしており、安全に対する企業文化にかなり問題がある」と厳しく批判した。
国際的な事故評価尺度(INES)については、安全上大きな問題は確認されなかったとして、一番下のレベル0とする最終評価を決めた。暫定評価ではレベル1としていた。
(共同)
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【http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20140228_3.html】
エネルギー計画 原発事故の反省見えぬ
原発を成長戦略に位置付ける安倍晋三政権の意向が、色濃く反映された内容だ。
政府の新たなエネルギー基本計画案は、原発の活用を維持する方針を鮮明にし、昨年末に経済産業省の分科会がまとめた当初案の一部修正にとどめた。
原発を「重要なベースロード電源」と、常時一定量を発電し続ける電源を意味する専門用語を用いて位置付け、原子力規制委員会の審査で規制基準に適合した原発は再稼働を進めると明記した。福島第1原発事故をきっかけに当時の民主党政権が打ち出した原発ゼロ路線を、明確に否定した形だ。
原発への依存度は可能な限り低減させるとしたが、具体的な数値目標を示しておらず、新増設にも道を残している。これでは原発事故への「反省」が疑われても仕方がない。
世論調査では、国民の多くが再稼働に不安を感じ、「脱原発」を求めている。当初案に対するパブリックコメント(意見公募)でも原発活用に否定的な意見が目立った。その民意を政府案はくみとっているだろうか。
そもそも自民党は2012年衆院選で「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立」、公明党に至っては昨年の参院選で「原発ゼロ」を公約にした。それらとの整合性をどう説明するのか。計画は与党協議を経て3月中に閣議決定されるが、脱原発の方向を明確にするよう修正すべきだ。
当初案は原発を「基盤となる重要なベース電源」としていた。だが、東京都知事選で原発政策が争点化し、与党の脱原発派議員らからも批判が噴出したことから政府が決定を先送りしていた。
微修正ですませたのは、「原発即時ゼロ」を掲げた細川護熙元首相らが敗れたことから、見直しのハードルが下がったとの判断があったのだろう。だが、当選した舛添要一氏も「脱原発依存」を掲げた。都知事選の結果は、原発推進の容認ではない。
政府案は、核燃料サイクルも推進するとしているが、中核となる高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)は、約1兆円の巨費を投じながらトラブル続きで頓挫している。使用済み核燃料は増え続け、多くの原発でプールが満杯に近づく。「核のごみ」の行き場がないまま原発を稼働させ、将来世代に負担を強いることは許されない。
再生可能エネルギーの推進は政府案もうたっているが、脱原発を鮮明にしなければ、原発に頼らない新技術の開発や投資も強い動きとならないだろう。将来世代に責任を持つ与党協議を求めたい。
[京都新聞 2014年02月28日掲載]
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gendai.netの記事【露骨なメディア懐柔 消費増税かこつけ政府広報予算5割増】(http://gendai.net/articles/view/news/148312)。
『●消費税増税: かたや大企業は「不労所得」を得ているわけ!』
記事によると、「これこそ消費税アップに伴う“便乗値上げ”ではないか。現在、国会で審議中の14年度予算案で、内閣府が「政府広報予算」を消費増税を理由に前年度の44億円から65億円と5割近くも増やしているのだ・・それやこれやで政府の情報発信費用は52億円も積み増しされている・・消費税アップにかこつけた予算積み増しは、まるで火事場泥棒・・安倍政権のロコツなメディア懐柔策」
斎藤貴男さんが言うように大企業は「不労所得」を得ている訳ですが、今回の記事で、メディアは「火事場泥棒」の助っ人をしていることが分かりました。斎藤さんの名著『消費税のカラクリ』によると、「社会保障の財源にはもっともふさわしくない消費税」を世間や政治家の大合唱やマスメディアの誤誘導によって受け入れる下地を作ってきた訳ですが、今回は、「火事場泥棒」そのもの、あるいは、その助っ人役のようです。反原発では頑張れても、朝日新聞は消費税増税では情けない理由はその辺にあるのかもしれません。『消費税のカラクリ』にもある通り、「朝日新聞社説、「・・・もはや消費税増税は既定路線、歯向かう者は非国民だとでも言わんばかりの筆致が強烈だ」」。「正社員のリストラと派遣社員の増加を早くから指摘していた朝日新聞記者(2000年10月3日付朝刊「時時刻刻」欄、くらし編集部の西前輝夫記者)がいた」・・・・・・のように一部には心ある記者がいてもねぇ。
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【http://gendai.net/articles/view/news/148312】
露骨なメディア懐柔 消費増税かこつけ政府広報予算5割増
2014年2月27日 掲載
これこそ消費税アップに伴う“便乗値上げ”ではないか。現在、国会で審議中の14年度予算案で、内閣府が「政府広報予算」を消費増税を理由に前年度の44億円から65億円と5割近くも増やしているのだ。
14年度の政府広報予算案の内訳は、国内向けが前年度39億円から50億円に増えた。海外向けは5億円から15億円に一気に3倍増だ。内閣府は「政府一丸となった消費税転嫁対策の実施」という予算も計上し、こちらは7億円から24億円と、約3.5倍増である。
それやこれやで政府の情報発信費用は52億円も積み増しされている。
内閣府の政府広報室は「消費税率引き上げやアベノミクスなどについて、国民の理解をさらに深めるのが、大きな理由です」(担当者)と答えたが、過去20年をさかのぼっても、政府広報予算が前年度から10億円以上も増えるのは今回が初めてだ。「前回の消費税引き上げ時(3%→5%)の97年度は、前年度比12億円ほど予算は削減された」(同)というから、「なぜ、今回は増やすのか」と、ますますクビをひねらざるを得ない。
消費税アップにかこつけた予算積み増しは、まるで火事場泥棒だ。しかも、政府広報予算の大半が新聞広告やテレビCMの形で、大手メディアの手に渡る。
増税による景気の腰折れで時の政権がつまずく前に、先手を打ってメディアに「どうか、お手柔らかに」と言わんばかりの大盤振る舞い。政府広報予算の増加は、安倍政権のロコツなメディア懐柔策としか思えない。
「広告収入減が叫ばれて久しいメディアにすれば、ありがたい話です。
この恩をアダで返すわけにはいかず、増税批判を控えるメディアも
出てくるのでしょう。政権批判をカネの力でカキ消すような手口で、魂胆が
ミエミエ。安倍政権の右傾化に世界のメディアが総スカンの中、当事国の
日本のマスコミだけが批判の声を上げない。そんな歪んだ構図が
ますます加速しそうです」(政治評論家・本澤二郎氏)
ちなみに政府広報室の担当者は「予算増がメディアの懐柔策? 何を指して、そうおっしゃるのか分かりません」と答えた。
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『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、佐高信の政経外科 番外編/『サンデー毎日』の〝屈服〟】、青木理さん【司法を正す第7回/戦時下の言論弾圧「横浜事件」で国の責任を問い続ける木村まきさん 国家秘密法案の国会提出に危機抱き再審を請求】。
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■①『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 「プロテストソング」。満田夏花さん【震災から3年を前に「帰還」キャンペーン進む 「新・安全神話」のもくろみ】、「被曝管理を個人の責任に」。この国は「自己責任」がお好き(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a26fc111c8f20d49020da3197160d1a8)
■②『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 粟野仁雄さん【誤認逮捕の男性が国賠訴訟 失態続きの大阪府警】、「誤認逮捕され、85日間も拘留された会社員・・慰謝料など・・の賠償を求めて大阪地裁に提訴」。大阪府警(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4443c18f725cc3d55ed231e44d57db68)
■③『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 柴山哲也氏【原因は特定秘密保護法と記者クラブ制度 日本の言論自由度は世界59位】、「トップがフィンランド、そしてオランダ、ノルウェー、スウェーデンなど北欧や・・」。彼我の差(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d75cc1675b25b8cb8c98d4cc38b06441)
■④『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 丸山昇さん【狙いは日本全体の情報管理 安倍的NHKで集会】、「籾井勝人会長が連日国会に呼ばれて質問攻めにされ、醜態をさらしている。こういう人事を行い、大きな批判が巻き起こっていいても平然と見ている安倍内閣」
■⑤『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 本多勝一さん【風速計/安倍首相と鎮霊社】、東京新聞記事「靖国・・一角に、『鎮霊社』というなじみの薄い社がある。本殿と鎮霊社の違いは何か。なぜ、四十一年前に設けられたのか。目立たぬ社から、靖国全体を逆照射すると・・」
■⑥『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 島田興生氏【マーシャル諸島の被曝を追い続けて ビキニ・デー60年 帰還に揺れる島民たち】、「「安全宣言」で再び被曝」。映画『放射線を浴びた『X年後』』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8048da440ef992da9c1fdd4c4685c149)
■⑦『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 【村岡和博の政治時評/文字の記録では伝わりにくい安倍首相の逆ギレや独善性をどう伝え広めていくかが課題】、「経済統計のつまみ食いもこの反論も、質の悪い経済学者たち・・と同類で、・・恣意的なものでしかない」
■⑧『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 【佐高信の政経外科 番外編/『サンデー毎日』の〝屈服〟】、「「『政経外科』はお休みいたします」と小さく書いてあるのを見て、また怒りがこみあげてきた・・「打ち切り」に対する「打ち切り」であって、決して「休み」ではない」
■⑨『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 藤田正氏【今こそ抵抗のうたを】、「忌野清志郎はくじけなかった・・友よ、夜明けまえの闇の中だ!・・「イムジン河」(ザ・フォーク・クルセイダーズ・・)・・「自衛隊に入ろう」(高田渡・・)・・「手紙」(岡林信康・・)」
■⑩『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 【竹信三恵子の経済私考/みえない「輸出立国」の先の道筋 株価頼みのお祈り経済策に不安】、「NHKが「アベノミクスの成功」を連日はやしたてている。だが、日本経済はむしろ方向を失った巨艦になりかけているのでは」
■⑪『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 【小室等 なまくらのれん26/「花はどこへ行った」】、「・・の精神は、この、日本においても、忌野清志郎「Love Me Tender【放射能はいらねえ!】」、斎藤和義「ずっとウソだった」などのパフォーマンスに、確実に受け継がれている」
■⑫『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「日本全体に怪しい気配が漂っている・・それを徹底的に蔓延させたのは、他ならぬNHKが元凶のように思う・・受信料を払ってはならない」。矜持無し(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f6bbd3835abda9a159fb58a062089547)
■⑬『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 中嶋啓明さん【三鷹痴漢冤罪 津山さんの無実、より鮮明に】、「高裁に移ってからは、これまた型通り完全無視」。「国策捜査第32回」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2dabd912c0784cbb12cf507d0adbc88f、http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a335981b6c2117894f28ff9b086dced1)
■⑭『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 青木理さん【司法を正す第7回/戦時下の言論弾圧「横浜事件」で国の責任を問い続ける木村まきさん 国家秘密法案の国会提出に危機抱き再審を請求】。「戦前の「治安維持法の再来」」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eba7913f790119052ad2a3313ebc4478)
■⑮『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 青木理さん【司法を正す第7回/・・「横浜事件」・・】、「拷問で4人が獄死・・最新は開始されたが・・勇気がない裁判官・・デタラメが続く理由」。せめてもの救い(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d325a91d19262fd2cce2cdf44c70dcf2)
■⑯『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 石坂啓さん【初めて老いった!?第78回/考えただけでも恐ろしい】、「友人たちに「啓ちゃんは心配しすぎだよ」と一笑に付されたことがあった。特定秘密保護法がゴリ押しされた時のことだ。戦争につながる危惧を・・」
■⑰『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 石坂啓(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/98732c3fbf99caac055e0e25ce59d6b1)さん【初めて老いった!?・・】、「・・「単純すぎる」とみなに閉口されたのだ・・世間との温度差に愕然とさせられた・・いきなり殺されなければ「危険じゃない」という訳じゃないでしょう」
■⑱『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 石坂啓さん【初めて老いった!?・・】、「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全かどうか、なぜ疑ってかからない。なぜ怖い光景を想像しないのだろう・・2歳児も戦争はイヤだとは言えない。責任は大人の側にある」
■⑲『週刊金曜日』(2014年2月28日号、981号) / 赤岩友香氏【金曜日から】、「森達也さん・・『ご臨終メディア』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0fc271402c01b471f0559f03abbde3fb)・・「抗議は怖い、視聴率が非しい。」とある・・自主規制してしまうメディアの様は今にも通じる・・佐高信・・連載・・打ち切・・」
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