あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

2006-10-03 17:26:06 | 歌舞伎
演目は「寿曽我対面」
曾我兄弟に優男のお兄ちゃんは、菊之助。
荒事の弟は、海老蔵。
迎え撃つ父の敵、工藤左衛門祐経が、病み上がりの、団十郎。
これで役者はそろった。

まぁ、お決まりの型、なのだけれど、
やっぱりかぶり物のヒーローのメンチぎり。(曽我五郎、海老さま。)
には拍手喝采なのだった。
菊之助とのバランスも麗しく、華やかな一幕だった。

一幕見る前に、東銀座の裏で、お蕎麦を食べ、
デザートに付いた一口お汁粉に感激し、
一幕見物した後、
また裏通りの古い喫茶店で真面目なコーヒーに感激し。

世の中、まだまだ美味しいモノ、美味しいことが転がっているのだと、
友人とともに、イッシッシ~~としてきた、午後だった。

帰り、本屋による。
 「乾山晩愁」  葉室 麟   新人物往来社
 「いまなぜ青山二郎なのか」 白洲正子  新潮文庫
 「遊鬼 わが師 わが友」 白洲正子 新潮文庫
 「武蔵丸」 車谷長吉  新潮文庫

「乾山晩愁」は、サイトの一村雨さまより、ご紹介頂いたものです。感謝

一度読んだものも、読み返すと、気がつかなかったことの多さ、
読みの浅さに気づかされ、
たまには、きちんと書いた人に寄り添って読むことの大切さも感じなければな、
とも思った。

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